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【最速取材】「巨大滝壺温泉」が十勝川温泉第一ホテルにオープン!【北海道】

北海道帯広にある温泉「十勝川温泉」

日本一とも呼ばれる「モール泉」に入れる【十勝川温泉第一ホテル】に2016年12月巨大な「滝壺温泉」がオープン!!

果たして「滝壺温泉」はどんなものなのか?Yutty!ではどこよりも最速で取材しました!

十勝川温泉第一ホテル

十勝川温泉第一ホテルの外観の写真

「北海道の温泉ランキング」で登別温泉に続いて第二位を獲得した帯広、十勝川温泉。

じつは十勝川温泉は大きな温泉街ではなく、4軒ほどのホテルによって成り立っています。

今回「すごい温泉がオープンした」との連絡を受け取材したのはその中でも十勝川に面した大きなホテル【十勝川温泉第一ホテル】です。

森の清流・滝壺の湯

早速2016年12月にオープンしたばかりの「森の清流・滝壺の湯」を覗いてみましょう!

(森の清流・滝壺の湯は0:25〜1:34)

十勝川温泉第一ホテル「森の清流・滝壺の湯」の大浴場の写真

二階建ての大きな大浴場から出ると、そこには横幅30メートルはある巨大な壁…いえ「滝」が!

その滝には全面に水が流れていて、そこから集まった水が、浴槽に沿って作られた大きな池に流れ込みます。

十勝川温泉第一ホテル「森の清流・滝壺の湯」の大浴場の外にある滝の写真

写真から見て手前が「男湯」、壁をはさんで奥が「女湯」となっていて、両方から一枚の「滝」を眺める形になっています。

「十勝川の源流」をイメージしたということで、自然の中でゆっくり温泉につかるようなコンセプトとなっています。

十勝川温泉第一ホテル「森の清流・滝壺の湯」の浴槽の写真

浴槽の作りにもこだわりが。濃い「モール泉」の露天風呂浴槽は奥に行くほど深くなっていて、一番奥では立ち湯ができるようになっています。また内湯側にはちょうど良い段差ができていて、座って入れるようになっています。

十勝川温泉第一ホテル「森の清流・滝壺の湯」の浴槽の写真

浴槽が深めに作られていることで、浴槽と池が一体化して見え、まるで温泉が大きな滝から流れ込んでいるような気分になります。

十勝川温泉第一ホテル「森の清流・滝壺の湯」の浴槽横のリクライニングチェアーの写真

浴槽の横にはおしゃれなリクライニングチェアーなどもあり、何より「ゆっくりすごす」ことがテーマになっていることがわかりました。

十勝川温泉第一ホテル「森の清流・滝壺の湯」の夜の写真

「森の清流・滝壺の湯」は夜になるとまた神秘的な雰囲気に包まれ、違った顔を見せてくれました!

大浴場

十勝川温泉第一ホテルの大浴場の写真

十勝川温泉の大浴場もとても素晴らしい作りになっています。

十勝川温泉第一ホテルの浴槽の写真

一階はぬる湯とあつ湯の二つのモール泉浴槽が。東京都内の温泉でも見られるモール泉ですが、十勝川のモール泉はちょっと違うんです。

特別な「美肌湯」

十勝川温泉のモール泉に入ると気づくのですが、黒い「藻」のようなものが浮いています。これは温泉成分から生まれる「フミン」と呼ばれる有機物で、なんとこれが見られるのは世界でも数少なく、その証拠に十勝川温泉から川を渡った幕別温泉は、また違う泉質になっています。つまり世にも珍しい「モール泉の湯の花」なんです!

十勝川温泉第一ホテルのモール泉の湯の花の写真そして十勝川温泉は「モール泉なのにトロトロ」なんです。

肌の汚れや角質を落とす性質を持つモール泉ですが、お湯にトロトロ感を生み出す「フミン」がさらにお肌の保湿効果を生み出します。お肌をクリーニングする上に「守ってくれる」という十勝川温泉のお湯は、「特別な美肌湯」なんですね!

十勝川を一望する露天風呂

十勝川温泉第一ホテルの浴場の写真

さらに階段を二階に上がると、二種類のサウナや変わり風呂があります。

そして特筆すべきは「展望露天風呂」

十勝川温泉第一ホテルの露天風呂の写真

こちらは本物の「十勝川」を一面に望む露天風呂。

ちょうど正面に見える白鳥大橋が、アクセントになっていて、いつまで入っていても飽きません。

運が良ければ・・・

さてこの十勝川ですが、運が良ければ「龍の川下り」が見れるかもしれません。

地元の人には「けあらし」と呼ばれるこの現象、外気より川の温度が高いマイナス20度以下の一定条件でのみ現れる「雲龍」(雲が龍に見えるとのことでそう呼ばれる)が十勝川を下っていくなんとも幻想的な景色なのですが・・・

「龍の川下り」の写真なんと取材班は、川を下る「龍」によって大橋が隠されていく姿を見ることができました!

この記事を見たあなたにも、「幸運のおすそわけ」があるかも!?

詳細情報

施設名 : 十勝川温泉第一ホテル
住所 : 北海道河東郡音更町十勝川温泉南12−1[地図]
アクセス : 帯広から十勝バス30分(「第一ホテル」下車)、札幌・新千歳空港から高速バス3時間(「十勝川温泉」下車)
営業時間 : 日帰り温泉 13:00~21:00(最終受付21:00)
公式URL : http://www.daiichihotel.com/
電話番号 : 0155-46-2231
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : 大人1,500円、子供(1歳~小学生)500円
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり(無料)

水着スパも十勝川温泉にオープン

ガーデンスパ十勝川温泉の外観の写真

さらに12月には、十勝川温泉組合が共同で作った水着混浴スパの「ガーデンスパ十勝川温泉」がオープン。

こちらは水着で入れる混浴温泉となっており、ファミリーやカップル、外国の方にぜひ訪れて欲しい施設となっております!

詳細情報

施設名 : ガーデンスパ十勝川温泉
住所 : 北海道河東郡 音更町十勝川温泉北14丁目1[地図]
アクセス : 帯広から十勝バス30分(「十勝川温泉」下車)、札幌・新千歳空港から高速バス3時間(ガーデンスパ内「十勝川温泉」下車)
営業時間(スパ) : 9:00〜21:00(金曜日のみ〜17:30)
公式URL : http://tokachigawa.jp/
電話番号 : 0155-46-2447
定休日 : なし

詳細を読む

入浴料 : 大人1,500円、子供600円
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり(フェイスタオル100円)

これからとても楽しみな「十勝川温泉」、ぜひ北海道に訪れる際は「十勝川温泉」を思い出してくださいね!

※本記事は2017年1月に取材した時点の情報を掲載しており、今後変更される場合があります。

【兵庫県】有馬温泉ならではの炭酸にまつわるお土産・5選

兵庫を代表する温泉地でもあり、全国的にも人気・知名度が高い有馬温泉。有馬温泉といえば、温泉に炭酸が多く含まれていることでも知られています!
そこで今回は、有馬温泉ならではの「炭酸」にまつわるお土産をピックアップしてご紹介したいと思います。お菓子からコスメまで、魅力たっぷりの炭酸泉グッズをぜひ制覇してくださいね!

炭酸泉せんべい

出典: http://tansan-senbei.com/

25枚入り 540円(税込)

明治時代から脈々と受け継がれてきた有馬温泉を代表する銘菓・炭酸水せんべい。もちろん、有馬温泉の成分である炭酸を使用して作られています。
せんべいと言っても非常に軽やかでサクサクした食感。口にするとほんのり甘みを感じるあたり、クリームを挟んでいないゴーフルのようなお菓子になっているんです。お店によっては、クリームを挟んだ炭酸泉せんべいも販売されているので、好みに合わせてチョイスしたいですね。お菓子としてはもちろん、お茶うけにもぴったりな一品。

有馬温泉街には炭酸泉せんべいを製造している工場がいくつかありますが、有馬温泉駅に最も近いのが「有馬せんべい本舗」。ここでは炭酸泉せんべいをはじめ、創作炭酸せんべいやクランチチョコレート、瓦せんべいなどバリエーション豊かに商品を揃えています。また予約制で工場見学が可能です。10分ほどの見学ですが、その場で焼きたての炭酸泉せんべいをいただくことができるので、平日に有馬温泉へお越しの際はぜひ予約してみてくださいね。

店舗名 : 有馬せんべい本舗
住所 : 兵庫県神戸市北区有馬町266-10[地図]
アクセス : 有馬温泉駅より徒歩1分
営業時間 : 7:30-19:30
公式URL : http://www.oidenka.jp
電話番号 : 0120-1341-88
定休日 : 元旦

有馬サイダー

出典: http://www.arima-hiranoya.com/

330ml×2本入 500円(税込)

実は日本で当たり前のように流通しているサイダーが、有馬発祥だということをご存知ですか?有馬温泉街を歩いていると、有馬サイダーを片手に散歩している観光客もよく見られるんです。
「毒水と恐れられし炭酸水が日本のサイダーの原点なり。」と書かれたラベルがレトロ感たっぷり。強めの炭酸圧が特徴の有馬サイダーは、飽きのこないさわやかな味わいで人気を呼んでいます。甘ったるくない独特な風味なので、温泉を楽しんだ後の一杯にぴったり!

有馬サイダーは有馬温泉街の売店や土産店で多数取り扱っているので、有馬温泉へお越しの際は必ず目にするはず。その場で飲める有馬サイダーもありますが、お土産用をお求めなら「平野屋本舗」へ。レトロな紙パックに入った有馬サイダーが2本入りで販売されていますよ。このほかにも、米粉を使ったヘルシーな炭酸せんべいも販売されているので、セットでお土産にするのも良いですね。

店舗名 : 平野屋本舗
住所 : 兵庫県神戸市北区有馬町288-1 平野屋本舗ビル[地図]
アクセス : 有馬温泉駅より徒歩4分
営業時間 : 8:00−21:00
公式URL : http://www.arima-hiranoya.com
電話番号 : 078-904-0601
定休日 : 年中無休

パクチープライム

出典: http://store.shopping.yahoo.co.jp/

310ml 620円

ではここで変わり種をご紹介!有馬温泉街で店舗を構える炭酸水専門店オリジナル商品、パクチー風味のビールです。
最近では若い女性の間でもパクチーがブームになっていますが、まさかパクチーをビールにしてしまうとは。好みの分かれるパクチー。カメムシの臭いに似た香りに耐えられる人や、話のタネにはぴったりなお土産です!

このパクチープライムを販売しているのが、「有馬炭酸力」です。日本でもかなり珍しい炭酸専門店であり、全国各地の地サイダーや変わり種のサイダーを多数取り扱っています。また、1階には炭酸温泉水を使った炭酸ボディメンテナンスを行っており、旅の疲れをリフレッシュしてくれますよ!お土産選びはもちろん、極上の癒しを求めに訪れてみてはいかがでしょうか?

店舗名 : 有馬炭酸力
住所 : 神戸市北区有馬町798番地 湯本ビル2階[地図]
アクセス : 有馬温泉駅より徒歩7分
営業時間 :11:00-20:00
公式URL : http://www.tansan.pw/
電話番号 : 078-903-5757
定休日 : 年中無休

カメ印 枠練り自然熟成製法 美肌石鹸

出典: https://www.amazon.co.jp/

756円(税込)

有馬の温泉水を配合したコスメ、その1つがカメ印 枠練り自然熟成製法 美肌石鹸です!レトロなパッケージデザインも素敵ですよね。
原料由来以外の水分はすべて有馬の炭酸泉。美肌効果が期待できる炭酸泉に加え、水溶性コラーゲンやグリセリンといった保湿成分を配合。少しうんちくっぽくなりますが、透明な石鹸ほど保湿成分が豊富に含まれているんですよ!また、枠練り製造の過程で天然素材の洗浄力が発生するので、肌に対して刺激も少ないのがポイント。

こちらのカメ印 枠練り自然熟成製法 美肌石鹸を製造・販売しているのが、有馬温泉駅すぐそばにある土産店「吉高屋」。レトロな日本家屋の建物で、明治時代から続いている有馬屈指の土産店なんです。雑貨や小物、タオルや手ぬぐいなど、メイドインジャパンのレトロなお土産を多数取り揃えており、国内はもちろん海外から訪れた観光客も多いのが印象的です。喫茶コーナーもあるので、ひとときの休憩にもぴったりですね。

店舗名 : 吉高屋
住所 : 兵庫県神戸市北区有馬町259[地図]
アクセス : 有馬温泉駅すぐそば
営業時間 : 9:00-20:00(延長もあり)
公式URL : http://www.yoshitakaya.com
電話番号 : 078-904-0154
定休日 : 水曜日(祝日の場合は営業)

カメ印 自宅湯原料 銀湯

出典: http://www.arima-onsen.com/

1箱5包入 1,000円(税抜)

続いてもカメ印の商品。神戸セレクションにも選定された、有馬温泉にある銀湯版の入浴剤です。
銀湯には、塩化ナトリウムやメタケイ酸ナトリウムなどの保湿成分が豊富に含まれているので、お風呂上りの肌がしっとりとなめらかになります。においや色味の強い金湯と比べ、銀湯はほぼ無色透明で無香料なんです。

この入浴剤は、カメ印コスメ同様有馬温泉駅そばにある「吉高屋」、そして御所泉源前にある「温泉堂」で販売されています。1箱5包入りなので、自宅用のお土産としても、またばら撒き土産にもぴったりですね。自宅でも有馬温泉の余韻に浸ってください。

店舗名 : 吉高屋
住所 : 兵庫県神戸市北区有馬町259[地図]
アクセス : 有馬温泉駅すぐそば
営業時間 : 9:00-20:00(延長もあり)
公式URL : http://www.yoshitakaya.com
電話番号 : 078-904-0154
定休日 : 水曜日(祝日の場合は営業)

いかがでしたか?有馬温泉街には数多くの土産店や飲食店が立ち並んでいます。また夜遅くまで営業しているお店もたくさんあるので、夕食後に出かけてみるのもきっと楽しいはずです!有馬温泉へお越しの際は、今回ご紹介したお土産もぜひ注目してみてくださいね。

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全国でごくわずかしかない究極の温泉『足元湧出』を大特集!

出典: 法師温泉HP

足元湧出』。それはすべての温泉の中でも究極の姿といえる温泉です。温泉大国日本にあって、非常に限られた場所でしか入ることが許されないこの温泉は、その希少価値からしばしば温泉マニアの間で垂涎の存在となっています。

足元湧出とは?

一般的な施設の浴槽は、別の場所からパイプ等を通って運ばれてきた温泉が投入されている形となっています。しかしごくごく稀に源泉投入口が無く湯船の底から直接源泉が湧き出ている場所があります。これが『足元湧出』と呼ばれるものです。

どの温泉も空気に触れると湯の劣化が始まるため、私たちが入る頃には新鮮さが多少なりとも失われています。しかしこの足元湧出は一度も空気に触れていない生まれたばかりの源泉に浸かることができるため、まさに究極の入浴が可能となるのです!

しかしそのためには入浴可能な温度で源泉が湧いていることや、浴槽を真上に造れる場所で湧いているといったいくつかの必要条件があります。そのため全てをクリアできた足元湧出の温泉は全国でも20~30カ所しかないのです。今回はそんな奇跡とも呼べる足元湧出の温泉をたくさん紹介していきます!

北海道・丸駒温泉

丸駒温泉旅館の天然露天風呂の写真
出典: 丸駒温泉旅館HP

北海道支笏湖畔に佇む一軒宿の丸駒温泉旅館。かつては船でしか行くことができなかった秘湯宿ですが、ここには湖の水位と連動して深さが変わる足元湧出の天然露天風呂があります。水位が高い日は目線と同じ高さに湖を泳ぐ魚や鳥の姿が見えるという、ここでしかない体験ができる温泉となっています。

施設名 :丸駒温泉旅館
住所 : 北海道千歳市幌美内支笏湖7番地[地図]
アクセス :新千歳空港から道道16号(支笏湖公園線)で約50分
営業時間 :10:00~15:00
公式URL : http://www.marukoma.co.jp/
電話番号 : 0123-25-2341
定休日 :なし

詳細を読む

入浴料 :大人1000円 小学生以下500円
シャンプーの有無 :あり
ドライヤーの有無 :あり
レンタルタオルの有無 :あり

青森県・谷地温泉

谷地温泉の浴槽の写真
出典: 谷地温泉HP

青森県八甲田山麓に湧く谷地温泉は、日本三秘湯にも数えられる一軒宿です。木造の湯治場風情香る湯小屋には二カ所浴槽が設けられています。その一つは足元から硫黄泉が湧いており「霊泉」と名付けられています。38℃とやや温めになっており、極上の温泉をたっぷり長湯できる場所です。

施設名 :谷地温泉
住所 : 青森県十和田市法量谷地1[地図]
アクセス :JR青森駅からバスで約60分
営業時間 :10:00〜17:00
公式URL : http://yachionsen.com/index.html
電話番号 : 0176-74-1181
定休日 :なし

詳細を読む

入浴料 :600円
シャンプーの有無 :あり
ドライヤーの有無 :あり
レンタルタオルの有無 :あり

青森県・蔦温泉

 蔦温泉「泉響の湯」の浴槽の写真
出典: 蔦温泉HP

谷地温泉から車で15分の場所にある蔦温泉は足元湧出の浴槽が二カ所あります。写真はその一つ「泉響の湯」。源泉の真上に置かれたブナの木板の間から、生まれたばかりの温泉が湧いています。肌に優しい硫酸塩泉で、2~3度浸かっているうちに熱さを感じにくくなっていく不思議なお湯です。

施設名 :蔦温泉
住所 : 青森県十和田市奥瀬字蔦野湯1 [地図]
アクセス :JR青森駅からJRバスで約90分
営業時間 :10時~16時
公式URL : http://tsutaonsen.com/
電話番号 : 0176-74-2311
定休日 :冬季休業

詳細を読む

入浴料 :800円
シャンプーの有無 :あり
ドライヤーの有無 :あり
レンタルタオルの有無 :あり

秋田県・鶴の湯温泉

鶴の湯温泉の露天風呂の写真

日本一有名な秘湯として知られる秋田県乳頭温泉郷にある鶴の湯は、たびたびマスコミにも取り上げられる混浴の露天風呂が足元湧出となっています。湯底に敷き詰められている丸い小石の間から、絶えずぷくぷくと源泉が湧き出ています。

施設名 :鶴の湯温泉
住所 : 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50[地図]
アクセス :JR田沢湖駅からバスで40分
営業時間 :10:00~15:00
公式URL : http://www.tsurunoyu.com/
電話番号 : 0187-46-2139
定休日 :月曜日(内湯は日帰り入浴可)

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入浴料 :600円
シャンプーの有無 :あり
ドライヤーの有無 :あり
レンタルタオルの有無 :あり

岩手県・鉛温泉「藤三旅館」

鉛温泉 藤三旅館 白猿の湯の写真
出典: 鉛温泉 藤三旅館HP

一軒宿の藤山旅館がある岩手県花巻市の鉛温泉。混浴の白猿の湯は日本一深い自噴岩風呂となっており、極上の足元湧出を楽しめます。1.25mの深さがあるため立ったままの入浴になります。今ではあまり見られない脱衣場一体型の浴室は風情もたっぷりです。

施設名 :鉛温泉 藤三旅館
住所 : 岩手県花巻市鉛字中平75-1[地図]
アクセス :JR花巻駅からバスで40分
営業時間 :7:00〜21:00
公式URL : http://www.namari-onsen.co.jp/index.html
電話番号 : 0198-25-2311
定休日 :なし

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入浴料 :700円
シャンプーの有無 :あり
ドライヤーの有無 :あり
レンタルタオルの有無 :あり

福島県・木賊温泉「岩風呂」

木賊温泉「岩風呂」の写真

温泉マニアの間で一生に一度は訪れたい秘湯となっている、福島南会津にある木賊温泉岩風呂。川沿いの岩場から湧く足元湧出の温泉は、美しいブルーに濁っており、仄かなたまご臭とあわさって極上の空間となっています。

施設名 : 木賊温泉岩風呂
住所 : 福島県南会津郡南会津町宮里字湯坂1986番地[地図]
アクセス : 会津高原尾瀬口駅より車で40分
営業時間 : 24時間
公式URL : http://www.kanko-aizu.com/higaeri/3116/
電話番号 : 0241-64-5611
定休日 : なし

詳細を読む

入浴料 : 200円
シャンプーの有無 : なし
ドライヤーの有無 : なし
レンタルタオルの有無 : なし

栃木県・奥塩原新湯温泉「むじなの湯」

奥塩原新湯温泉「むじなの湯」の写真

栃木県塩原温泉郷の中で最も標高の高い温泉地となっている奥塩原新湯温泉。ここには三カ所共同浴場があり、その一つむじなの湯は浴槽の奥に沈んでいる霊岩から60℃の源泉が湧き出ています。かなり熱めで高濃度の硫黄泉は、その効能の高さでも知られている名湯です。

施設名 :むじなの湯
住所 : 栃木県那須塩原市湯本塩原新湯[地図]
アクセス :JR那須塩原駅からタクシーで約60分
営業時間 :7時~18時
公式URL : http://www.siobara.or.jp/viewhigaeri.htm
電話番号(塩原温泉観光協会) : 0287-32-4000
定休日 :月曜日・金曜日(午前9時頃~午後4時頃まで)

詳細を読む

入浴料 :300円
シャンプーの有無 :なし
ドライヤーの有無 :なし
レンタルタオルの有無 :なし

群馬県・法師温泉「長寿館」

法師温泉長寿館 「法師乃湯」の写真
出典: 法師温泉長寿館HP

一軒宿の長寿館のみが営業している群馬県法師温泉は、日本でも有数の秘湯風情が香る温泉となっています。特に明治28年に建てられた混浴の「法師乃湯」はその雰囲気もさることながら、足元に敷き詰められている砂利の間から源泉が湧く神秘的な空間にもなっています。

施設名 :法師温泉長寿館
住所 : 群馬県利根郡みなかみ町永井650[地図]
アクセス :JR上毛高原駅から路線バスで約60分(猿ヶ京乗り換え)
営業時間 :10:30~13:30
公式URL : http://www.hoshi-onsen.com/
電話番号 : 0278-66-0005
定休日 :不定休

詳細を読む

入浴料 :1000円
シャンプーの有無 :あり
ドライヤーの有無 :あり
レンタルタオルの有無 :あり

和歌山県・湯の峰温泉「つぼ湯」

湯の峰温泉「つぼ湯」の写真
出典: 熊野本宮観光協会HP

湯の峰温泉にあるつぼ湯は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成遺産にもなっており、現在世界で唯一の入浴できる世界遺産となっています。足元湧出のお湯は一日に七度色を変えるといわれておりかなり神秘的です。30分の貸し切り交代制となっているため、普段から多くの観光客が列をなしています。

施設名 :つぼ湯
住所 : 和歌山県田辺市本宮町湯の峰110[地図]
アクセス :JR紀勢本線新宮駅より路線バスにて約1時間。
営業時間 :6:00~21:30
公式URL : http://www.hongu.jp/onsen/yunomine/tuboyu/
電話番号 : 0735‐42‐0074
定休日 :無休

詳細を読む

入浴料 :770円
シャンプーの有無 :なし
ドライヤーの有無 :なし
レンタルタオルの有無 :なし

岡山県・湯原温泉郷

岡山北部の湯原温泉郷は、付近に足元湧出の温泉が三カ所あることから、足元湧出の聖地とも呼ばれています。

湯原温泉「砂湯」

湯原温泉「砂湯」の写真
出典: 湯原温泉郷公式HP

露天風呂番付で西の横綱に格付けされている湯原温泉砂湯。川底から源泉が今も湧き出ており、その上に湯船が造られています。地元の方によって大切に管理されているおかげで、誰でも無料で自由に利用できる温泉となっています。巨大な湯原ダムを目の前に、のんびりと湯に浸かることができます。

施設名 :砂湯
住所 : 岡山県真庭市湯原温泉[地図]
アクセス :JR中国勝山駅からバスで35分
営業時間 :24時間
公式URL : http://www.yubara.com/higaeri/
電話番号(湯原観光情報センター) : 0867-62-2526
定休日 :毎週水曜日 午前 毎月第一金曜日 10:00~14:00

詳細を読む

入浴料 :無料
シャンプーの有無 :なし
ドライヤーの有無 :なし
レンタルタオルの有無 :なし

郷緑温泉

郷緑温泉の浴槽の写真

砂湯からほど近い場所にある一軒宿の郷緑温泉では、ごつごつした天然の岩盤の裂け目から源泉が湧き出ています。34℃とかなり温めの温度で湧いており、長湯に最適ですが冬場は少し冷たく感じます。隣には加温した浴槽があるのですが、足元湧出と比べると肌触りが全く違うので、ぜひ体感してみてください!

施設名 :郷緑温泉
住所 : 岡山県真庭市本庄712[地図]
アクセス :JR中国勝山駅から中鉄バス湯原温泉行きで35分。
営業時間 :10:00~16:00
公式URL : http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/2/10/
電話番号 : 0867-62-2261
定休日 :無休

詳細を読む

入浴料 :500円
シャンプーの有無 :あり
ドライヤーの有無 :あり
レンタルタオルの有無 :あり

真賀温泉「幕湯」

真賀温泉「幕湯」の浴槽の写真

真賀温泉にある混浴の「幕湯」は、湯底から伸びた竹筒から39℃の源泉が湧き出ており、その勢いは尋常じゃないものとなっています。化粧水に浸かっているかのような超ヌルヌルのお湯は、一度入るとなかなか出ることができなくなります。またその狭さから「日本一狭い混浴浴槽」とも呼ばれているなど、かなり個性的な温泉です。

施設名 :真賀温泉館
住所 : 岡山県真庭市仲間180[地図]
アクセス :JR姫新線中国勝山駅から湯原温泉・蒜山高原行きバス25分。
営業時間 :7:00~22:00
公式URL : http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/2/8/
電話番号 : 0867-62-2953
定休日 :無休

詳細を読む

入浴料 :250円(幕湯)
シャンプーの有無 :なし
ドライヤーの有無 :なし
レンタルタオルの有無 :なし

島根・千原温泉

千原温泉の浴槽の写真
出典: 千原温泉HP

島根の秘湯・千原温泉は全国でもたいへん珍しい炭酸泉の足元湧出となっています。黄褐色のにごり湯は成分が非常に濃く、切り傷や火傷、慢性皮膚病にとても効果があるとされています。色濃く残る湯治場風情は、一度は見てみたい景色の一つです。

施設名 :千原温泉
住所 : 島根県美郷町千原1070[地図]
アクセス :JR三江線粕淵駅からタクシーで20分
営業時間 :8時~18時
公式URL : http://www.chihara-onsen.jp/
電話番号 : 0855-76-0334
定休日 :木曜日

詳細を読む

入浴料 :500円
シャンプーの有無 :なし
ドライヤーの有無 :なし
レンタルタオルの有無 :なし(販売200円)

大分・壁湯温泉「福元屋」

壁湯温泉「福元屋」の湯船の写真
出典: 福元屋HP

大分県壁湯温泉にある福元屋では、川沿いの野天風呂で足元湧出の湯を堪能できます。湯底の岩や石の隙間から、1分間になんと1200リットルもの源泉が湧いており、湯船から出たお湯は惜しげもなく川へと流れていきます。野趣溢れるワイルドな足元湧出泉です!

施設名 :旅館福元屋
住所 : 大分県玖珠郡九重町大字町田62-1[地図]
アクセス :JR引治駅からタクシーで15分
営業時間 :9:00~21:00
公式URL : http://www.kabeyu.jp/
電話番号 : 0973-78-8754
定休日 :無休

詳細を読む

入浴料 :300円
シャンプーの有無 :あり
ドライヤーの有無 :あり
レンタルタオルの有無 :あり

鹿児島・湯川内温泉「かじか荘」

湯川内温泉「かじか荘」の浴槽の写真

足元湧出の温泉の中でも、とりわけ憧れの存在となっているのが鹿児島県出水市にある一軒宿の湯川内温泉・かじか荘です。エメラルドブルーに輝くそのお湯は硫黄臭がぷんぷんあり、肌触りもぬるすべの極上湯となっています。人生一度は入りたい名湯です!

施設名 : 湯川内温泉 かじか荘
住所 : 鹿児島県出水市武本2060[地図]
アクセス : JR出水駅からタクシー15分
営業時間 : 7時~21時半
公式URL : http://www.kagoshima-kankou.com/guide/50364/
電話番号 : 0996-62-1535
定休日 : なし

詳細を読む

入浴料 : 300円
シャンプーの有無 : なし
ドライヤーの有無 : なし
レンタルタオルの有無 : なし

鹿児島・指宿温泉「村之湯共同浴場」

指宿温泉「村之湯共同浴場」の浴槽の写真

多くの共同浴場が集まる指宿にあって、独特な空間を生み出している村之湯温泉共同浴場。熱めと温めの二つに分けられた足元湧出の湯に入ると、そのレトロな雰囲気に一気に飲み込まれてしまいます。西郷隆盛も訪れたという由緒正しき温泉です。

施設名 :村之湯共同浴場
住所 : 鹿児島県指宿市大牟礼3-16-2[地図]
アクセス :JR指宿駅から徒歩で15分
営業時間 :7:00~22:00
公式URL : http://www.ibusuki.or.jp/spa/public/muranoyu/
電話番号 : 0993-23-3713
定休日 :毎月20日

詳細を読む

入浴料 :300円
シャンプーの有無 :なし
ドライヤーの有無 :なし
レンタルタオルの有無 :なし

おわりに

日本にわずかしかない極上の温泉・足元湧出。一度その湯に浸かればきっとあなたも、他の温泉との違いに驚かされることでしょう。本物の温泉を求めて、ぜひ足元湧出の温泉に行ってみてください!

【梅ヶ島温泉】センスが光るプライベート宿「湯の島館」【動画レポ】

静岡の山奥に、ハイセンスなプライベート宿

「オクシズ特集」第4弾は、個人旅行に最適な、外観からはとても想像できない(!?)、超センスのいい温泉宿のご紹介です。

▼紹介動画はこちら▼

 

梅ヶ島温泉とは

Google Map of 梅ヶ島温泉

徳川家康公の城下町として古くから栄え、現在は葵タワーや新静岡セノバ、マークイズ東静岡などビジネス・ショッピングの中心地である静岡県静岡市。

ところがこの静岡市、街を出てちょっと北へ行くと、あっという間に秘境にたどり着きます。

南北に長い静岡市は、大井川鐵道で知られる井川町や、山梨県と接しているほどで、県庁所在地なのに大自然を持つという不思議な地域になっています。

これら静岡市の秘境地域は「オクシズ(奥静岡)」と呼ばれ、数多くの素晴らしい温泉が点在しています。

そしてそのオクシズのさらに最も奥地、山梨県との県境にあるのが「梅ヶ島温泉」です。

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奥地と言っても、新東名高速道路からは50分、市街地からも1.5時間とものすごく近く、路線バスも充実しているので、アクセスはとても簡単です。

梅ヶ島温泉が開湯したのはなんと1700年前。山に住む仙人が発見し、その後武田信玄の隠し湯として愛用されたと伝えられています。

「たまご臭」のする単純硫黄泉はトロトロで、「化粧いらずの湯」とされています。

現在では温泉郷に10件ほどの温泉宿が並び、その手前の金山温泉と併せて、秋には紅葉、冬には粉雪の舞う静かな温泉地として親しまれています。

おもいでの宿 湯の島館

外観は普通の宿・・・?

さて、湯の島館の外観はこちらです。

おもいでの宿 湯の島館 の外観の写真

・・・・・え、意外と普通ですって?

まあまあ、そういう気持ちは抑えて、ぜひ中を覗いてみてください。

おもいでの宿 湯の島館に一歩踏み入れた写真

湯の島館に一歩踏み入れるとすぐに、その上品な中にモダンさを感じるセンスの良さに気付きます。

おもいでの宿 湯の島館に一歩踏み入れた写真

おもいでの宿 湯の島館 の季節の飾り物の写真

季節の飾り物も飾られています。

おもいでの宿 湯の島館 のお土産ショップを兼ねたカフェスタンドの写真

フロントの横には、これまたセンスのあるお土産ショップを兼ねたカフェスタンドが。

おもいでの宿 湯の島館 三代目店主の秋山庸司さんの写真

迎えてくださったのは三代目店主の秋山庸司さん。奥様とお二人で経営されています。

多くのメディアで高い評価を獲得!

プリント

◉まっぷる 温泉やど 東海・北陸 ベスト宿ランキング 第1位
◉じゃらん 泊まってよかった宿大賞2016 貸切湯めぐり充実大賞受賞
◉じゃらん「特別号」クチコミ90点以上の宿 満点の部掲載

なんとこちらの【おもいでの宿 湯の島館】、その雰囲気の素晴らしさから、多くの温泉ランキングで上位にランクイン!多くのメディアで高い評価を得ています

それでは、さっそくその全貌を覗いてみましょう!

あるのは四つの個室温泉のみ

湯の島館の温泉の紹介看板の写真

湯の島館に大浴場はありません!武田信玄の隠し湯とされる梅ヶ島温泉にちなんだ「風・林・火・山」と名付けれらた4つの個室風呂があるのみ。

湯の島館の温泉が並ぶ廊下の写真そう、プライベート旅行のためだけの温泉旅館なんです。

おもいでの宿 湯の島館 の温泉分析書の写真

おもいでの宿 湯の島館 の温泉について説明している掲示板の写真

ph値9を超えるとろとろ単純硫黄泉が、四つの個性的な個室風呂にとうとうと注ぎ込まれます。

其の疾きこと【風】の如く

おもいでの宿 湯の島館 「風の湯」の写真

一つの樽風呂と二つの桶風呂が特徴的な「風の湯」(ふうのゆ)は、3〜4人のグループや女子会で入っても余裕のある広い個室風呂。

おもいでの宿 湯の島館 「風の湯」の写真

おもいでの宿 湯の島館 「風の湯」の脱衣場所の写真

板張りの脱衣場所は開放的で、休憩スペースも兼ねています。

おもいでの宿 湯の島館 「風の湯」のカランの写真

カランも二つあり、注目は畳敷きの風呂イス。細部までオーナーのこだわりが見られます。

おもいでの宿 湯の島館 「風の湯」の桶風呂写真桶風呂に入るとものすごい量の「湯の花」が!「オクシズは濃い温泉」の名に違(たが)いません。

おもいでの宿 湯の島館 「風の湯」の写真

おもいでの宿 湯の島館 「風の湯」の写真

この広さの温泉を貸切にできるなんて、とても贅沢ですね!

其の徐かなること【林】の如く

おもいでの宿 湯の島館 「林の湯」の写真

心が落ち着くとされる「緑」で統一された「林の湯」(りんのゆ)。

おもいでの宿 湯の島館 「林の湯」の湯船の写真

おもいでの宿 湯の島館 「林の湯」の写真

こちらは湯船は1つですが、広い休憩スペースが付いています。

おもいでの宿 湯の島館 「林の湯」の休憩スペースの写真

「林の湯」から上がってこだわりの畳の上にゴロンとすれば日頃の疲れも吹き飛ぶというもの。

おもいでの宿 湯の島館 「林の湯」の浴槽からみた休憩スペースの写真

このように浴槽に入っていながら、休憩スペースを見ていられるので、何よりお子様連れにオススメ

侵掠すること【火】の如く

おもいでの宿 湯の島館 「火の湯」の写真

おもいでの宿 湯の島館 「火の湯」の写真

燃える火のような「赤」に統一された「火の湯」(かのゆ)。

おもいでの宿 湯の島館 「火の湯」の休憩スペースの写真

休憩スペースには心まで暖まる立派な「囲炉裏」が。

おもいでの宿 湯の島館 「火の湯」の囲炉裏の写真

長年連れ添ったご夫婦なら、囲炉裏を囲んで昔話に花が咲くでしょう。もし若いカップルで利用すれば、二人の愛の火も燃え上がります。

おもいでの宿 湯の島館 「火の湯」の写真秋の梅ヶ島温泉は「紅葉」が見もの。湯船から望む赤く染まった山々を見ながら「火の湯」に浸かれば、奥静岡の秋を独占です。

動かざること【山】の如く

おもいでの宿 湯の島館 「山の湯」の写真

最後は「岩風呂」と呼ばれる穴湯「山の湯」(さんのゆ)。
風林火山の中で唯一こちらだけ趣が違います。じつは「山の湯」はここ湯の島館の創業時に作られたもの。

おもいでの宿 湯の島館 「山の湯」の脱衣場とカランの写真
脱衣場とカランがコンパクトにまとめられている

休憩スペースはありませんが、実際の岩で作られた穴湯の中はまるで異世界。子供達も大喜びです。
この穴湯、梅ヶ島温泉の奥にある「源泉穴風呂」(参考:Youtube)に雰囲気がよく似ていますがそれもそのはず、同じ方によって造られたのだそうです。

おもいでの宿 湯の島館 「山の湯」の写真

創業から60年余、梅ヶ島温泉の歴史とともに歩んだ湯の島館の穴湯は、時代や宿の姿が変わった今も宿泊客を見守り続けていました。

おもいでの宿 湯の島館 「山の湯」の写真

カップル、子連れに最適!

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ラブラブ入浴はもちろん、こちらのお風呂、若いファミリー層にも大人気。

小さなお子さんを部屋で寝かせたまま。パパ、ママが一時の休息を取ることが可能。全面ガラス張りになっているので、お風呂に入りながらもお子さんを見守ることが可能です。もちろんぐずっても大丈夫。個室なので周囲を気にする必要がありません。

悲しいことに、子育て世代に厳しい風潮のあるこの国です。でも、そんな時代だからこそ、温泉に入っている時くらい、パパママにはリラックスして欲しいのです。

目指すは4種制覇

おもいでの宿 湯の島館 のウォータージャグの写真
梅ヶ島の天然水で、水分補給は忘れずに

せっかく4種類の個性的なお風呂があるのですから、できれば全て制覇したいところですよね。

これら個室風呂の使い方は混雑時とそれ以外で異なります。基本的に温泉は空室であれば自由に入れますが(一時間)、混雑時は一部予約制となっております。詳しくは湯の島館公式サイトをご参照ください。

おもいでの宿 湯の島館 の入浴後の鍵返却口の写真
入浴後の鍵はこちらに返却

「男を上げる」客室

続いて、湯の島館の客室のご紹介です。

湯の島館の館内の写真

湯の島館の客室はなんと6室!これだけで特別感が出ますが、客室数の少なさに加え、部屋の配置や導線が考慮されていて、原則他の宿泊客と出会わないようになっています。

おもいでの宿 湯の島館 の有名人のサインがされた色紙の写真
多くの有名人がお忍びで訪れるとも・・・

個室温泉が素晴らしい湯の島館、やはり客室も圧倒的センス。

おもいでの宿 湯の島館 の客室の入口の写真

入口から既に漂うセンスの良さに取材班も興奮ぎみになりました。

おもいでの宿 湯の島館 の客室「和ーなごみー」の写真

こちらは2016年春にリニューアルオープンしたばかりの「和ーなごみー」

おもいでの宿 湯の島館 の客室「和ーなごみー」からみえる安倍川の写真

安倍川を望む広い部屋は内装を全て和モダンで統一。

おもいでの宿 湯の島館 の客室「和ーなごみー」の写真

テーブルなどの調度品は細部までこだわり抜かれたオーダーメイド品。

おもいでの宿 湯の島館 の客室「和ーなごみー」の広縁の写真

広縁にあるテーブルと椅子はバータイプのカップルシートになっており、二人の距離をぐっと引き寄せます。

おもいでの宿 湯の島館 の客室「和ーなごみー」のベッドルームの写真

ベッドルームは。ふかふかのクイーンサイズベッドが並びますが・・・1台でじゅうぶんかも!?

おもいでの宿 湯の島館 の客室「和ーなごみー」のシャワールームの写真

おもいでの宿 湯の島館 の客室「和ーなごみー」のトイレの写真

「お風呂の前にシャワーを浴びたい」という若い女性のニーズに応えて、おしゃれなシャワールームを設置。トイレにも手は抜きません。

続いては「葵」の部屋。

おもいでの宿 湯の島館 の客室「葵」に入ったところの写真

部屋に入ると、さらに廊下のような空間が。あえて客室内から入口を見えないようにした憎い演出が、心理的な安心感を生み出します。

おもいでの宿 湯の島館 の客室「葵」の写真

本来はただの2間の和室ですが、わざとベッドルームの周囲を障子で囲むことで、客室の中でさらに絶妙なプライベート空間を演出しているのですね。

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その他、6室すべてが趣の異なるつくりになっているので、宿泊するたびに「今回はどの部屋になるんだろう」という気持ちになりますね。

おもいでの宿 湯の島館 の食事専用の個室の写真

なお夕食・朝食はテーブル席のある専用の個室で提供されます。

おもいでの宿 湯の島館 の館内にある階段の写真

素朴な外観の宿に入ってみれば、緻密にデザインされた特別な空間が待っている・・・

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こんな旅を彼女にプレゼントすれば、「あれ、今日のカレ、ちょっとかっこいいかも・・・」となること間違いなしですよ!

オーナーの木へのこだわり

現在、湯の島館を仕切るのは三代目社長の秋山庸司さん。

湯の島館のオーナー秋山さんの写真

ここまで圧倒的なセンスの温泉や客室をご紹介してきましたが、そのしつらえや方向性を考えたのは秋山オーナー自身。

秋山さんかつて木材関係のお仕事をされていたことが、この湯の島館の完成度に繋がります。

おもいでの宿 湯の島館 の館内の木製の調度品の写真
館内の木製の調度品はどれも市販品のレベルではない

実は秋山さんがオーナーになるまでは「どこにでもあるような」温泉旅館だった湯の島館。

そんな旅館を変えようと動き始めて苦節8年、様々な障害を乗り越えてここまでの旅館に発展させました。

その結果は数々の名誉ある評価を見れば一目瞭然ですよね。

湯の島館は、随所で古い趣の中に、若いセンスがマッチングしています。

おもいでの宿 湯の島館 の年代物のマッサージ機の写真

例えば湯上りの休憩スペースにある、実際にコインを入れると動く年代物のマッサージ機の横には、『東京カレンダー』『OZマガジン』などオシャレ女子に人気の雑誌が並びます

おもいでの宿 湯の島館 人気の雑誌が並んでいる写真

こうした、伝統を守りつつも新しい風を吹き込んで行くオーナーならではの細かな気配りが、若い世代から人気を集めていることも、まちがいないでしょう。

湯の島館のオーナーの趣味であるミニクーパーの写真湯の島館を変えようと、愛する「ミニ」で東西を奔走した秋山さんは今後をこう語ります。

「『和ーなごみー』の部屋の完成で、8年に及ぶ大規模なリニューアルは完了しました。でも『いつ来てもどこか新しくなっていて、いつでも新鮮な気持ちになれる』旅館を今後も目指し続けます」

オススメは1-3月

もともと6室しか客室がない湯の島館ですが、中でも冬の1〜3月の時期はより一層ゆっくりと過ごす事ができ、4つの温泉の「湯巡り」をするのに最適です。

また、日本で最も降雪量が少ない静岡でも珍しく雪が降る梅ヶ島で、貴重な雪景色を楽しめますよ。

詳細情報

施設名 : おもいでの宿 湯の島館
住所 : 静岡県静岡市葵区梅ヶ島5258-7 [地図]
アクセス : 静岡駅より安倍線で約1.5時間
公式URL : http://yunoshimakan.com/
電話番号 : 054-269-2032
定休日 :

詳細を読む

日帰り入浴 : なし
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり

アクセス

梅ヶ島温泉までの交通案内
梅ヶ島温泉公式ウェブサイトより

自家用車

新東名高速道路、新静岡インターチェンジから約60分

バス

しずてつジャストライン安倍線に乗り90分、梅ヶ島温泉入口で下車。

観光情報

赤水の滝

赤水の滝の写真

コンヤ温泉から少し北に行くとあるのが「赤水の滝」。

宝永4年(1707年)に発生した大地震。このときに流出した土石流と大洪水によってつくられた大滝です。褐色の濁流がいく日も流れ続けたことから、「赤水の滝」と呼ぶようになったそうです。

大谷崩(おおやくずれ)

筆者と大谷崩の写真
筆者と大谷崩

梅ヶ島温泉の南、キャンプ場のある「金山温泉」の交差点を左折し、未舗装の林道・山道を登っていくとあるのが「大谷崩」。宝永4年(1707年)に発生した大地震と大洪水によって出来上がった「日本三大崩れ」の一つです。

 

編集後記

上田部長
ここはホンマ、若いカップルや子供づれには絶対お勧めしたい宿やったな。
しつらえ、デザイン、泉質、どれをとっても完璧やったわ。
編集長
そうですね!
私もパートナーができて結婚したら、毎年奥さんサービスに連れて行こうかな・・・

 

編集長
そういえば湯の島館さんに関して。不思議な偶然がありました。
上田部長
なんや
編集長
後からわかったことだったんですが、湯の島館さんの娘さんのクラス担任が、私のサークルの同期だったんです。
上田部長
おおホンマか!世の中には色んなご縁があるんやなぁ!
まあこうして取材をさせていただくのも、すべてがご縁やし、大切にな!
編集長
はい!

 

編集長
湯の島館さま、取材へのご協力、ありがとうございました!

【クーポンあり】千葉県佐倉に早朝から深夜まで入れる天然温泉がオープン!【澄流(すみれ)】

紹介動画

2016年12月、千葉県佐倉市に天然温泉がオープン

【佐倉天然温泉 澄流】の外観の写真

2016年12月、千葉県佐倉市に早朝から深夜まで営業している便利な天然温泉施設がオープン。

果たしてどんな温泉なのか、Yutty!が速報でご紹介します!!

記事の最後にはオリジナルクーポンもプレゼントです!

佐倉天然温泉 澄流(すみれ)

【佐倉天然温泉 澄流】の駐車場の写真
広い駐車場を確保している

JR線と京成線が走り、成田空港からも30分ほどの場所にある佐倉市。

佐倉市の「染井野」というベッドタウンに天然温泉が湧きました!

その施設の名は【佐倉天然温泉 澄流(すみれ)】

竹林に囲まれた和風温泉

【佐倉天然温泉 澄流】の入口からみた外観の写真

テレビ東京「テレビチャンピオン」の日帰り温泉選手権で優勝し、稲城の日帰り温泉【季乃彩】などを運営する内田茂樹氏が手がけるこちらの温泉は、もともとあった竹林の中に立てられた純和風の建築。

【佐倉天然温泉 澄流】の入口の写真

竹や石を使った玄関や中庭は「雅」という言葉がピッタリ。広大敷地を贅沢に使った平屋建て、駐車場も広く確保してあります。

早朝7時〜深夜24時まで開館

こちらのすごいところは、なんと早朝7時にオープンし、夜は24時まで営業しているというところ!朝風呂にも最適ですし、仕事終わりに入りに行くという使い方もバッチリ対応しています。

例えばゴルフの前や後に

千葉県といえば日本でもっともゴルフ場の数が多い都道府県。【澄流】は千葉市民ゴルフ場や朝倉ゴルフクラブからは約30分、千葉バーディクラブ、袖ヶ浦カンツリークラブ(新袖)、京葉カントリー倶楽部などへは約40分と、ゴルフの前や後に入るにはピッタリではないでしょうか?

ゴルフ中の写真
出展:京葉カントリー倶楽部公式ウェブサイト

【次のページへ】いよいよエントランスに潜入!

【オクシズ】静岡市街から一番近い秘境温泉!【油山苑】

新東名から10分の秘境温泉

新東名高速道路、新静岡インターチェンジを降りて北上すること10分、安倍川に掛かる橋を渡ると周囲を山に囲まれた秘境にたどり着きます。

「いやいや、そんなの秘境って言わないでしょ」

というツッコミもわかります。でもこちらをごらんください。

油山温泉の周辺の写真

周囲を見回してみると、山、山、山・・・

小川が流れ、鳥のさえずりしか聞こえないそこはまさしく「秘境」

油山集落の写真

この秘境にあるのが、油山温泉(ゆやまおんせんです。

歴史ある油山の湯

油山温泉の歴史は古く、その歴史は戦国時代に遡ります。

戦国時代、女戦国大名と称された今川家を支えた寿桂尼が度々湯治に訪れた場所として、京の公家山科言継の日記『言継卿記』にその名が記されています。

油山苑公式Webサイトより

そんな油山温泉には現在温泉宿が2件、今回はその中でも筆者が学生時代からお世話になっている油山苑さんを取材しました。

動画レポート

実家に帰ったような安心感

秘境温泉【油山苑】の外観の写真

家族経営の油山苑はアットホームなお宿。山の中の一本道を走り宿に着くと、若旦那・若女将の大塚さんご夫妻が迎えてくれます。

秘境温泉【油山苑】の若旦那・若女将の大塚さんご夫妻の写真
若旦那・若女将の大塚さんご夫妻

秘境温泉【油山苑】のロビーの写真

ロビーは吹き抜けになっています。

秘境温泉【油山苑】のお土産コーナーの写真

お土産コーナー

秘境温泉【油山苑】のフリードリンクコーナーの写真フリードリンクコーナー

秘境温泉【油山苑】の自動販売機の写真

自動販売機などがあります。

秘境温泉【油山苑】のフロントに置いてあるサインの写真

リオオリンピック選手団のサインなどが置いてあるフロントでチェックインを済ませ廊下に出ると、なんだかとてもいい香りが・・・

秘境温泉【油山苑】のお香の写真

なんと、廊下にお香が炊いてありました!

こうしてお宿に着いて、いい香りに包まれると、ふっと力が抜けて身も心も癒されモードに。

秘境温泉【油山苑】の大部屋の写真

オススメのお部屋はこちらの大部屋。

部屋からは庭園が一望でき、4人以上の家族連れやグループなどにオススメです。

それでは温泉へ行ってみましょう。

ホッとできる内湯・露天風呂

浴室棟へ

秘境温泉【油山苑】の浴室棟へむかう渡り廊下の写真

浴室棟へはこちらの渡り廊下を渡っていきます。

秘境温泉【油山苑】の浴室棟の写真

こちらが浴室棟。

秘境温泉【油山苑】の冷水が入ったタンクの写真

秘境温泉【油山苑】のスリッパ中敷きシートの写真

冷たいお水のサービスなどが置いてあります

秘境温泉【油山苑】の脱衣所の写真

秘境温泉【油山苑】のフェイススチーマーの写真

脱衣所には女性に嬉しいグッズも完備です。

大浴場・露天風呂

油山苑さんには男女それぞれに内湯と露天風呂があります。

秘境温泉【油山苑】の内湯の写真

こちらは女湯。

秘境温泉【油山苑】の流れるお湯の写真
とうとうと流れるお湯

秘境温泉【油山苑】の露天風呂の写真

露天風呂もあります。写真ではわかりづらいですが、実際のサイズはこの二倍くらいあります。

秘境温泉【油山苑】の内湯の写真

こちらは男湯(昼間)です。

秘境温泉【油山苑】の露天風呂の写真

男湯の露天風呂。男女で対称になっています。

それでは、お風呂、いただきます。

秘境温泉【油山苑】の内湯に浸かる男性とアヒルくんの写真

お風呂にあったアヒルくんと一緒に湯船に浸かると、そのお湯の優しさにホッとします。

低張性アルカリ性冷鉱泉は適温に設定されていて、手足を伸ばしてゆっくりと入ることができます。

秘境温泉【油山苑】の温泉分析書の写真

 

「温泉に行くぞ!!」と意気込んで入るお湯も魅力的ですが、1日の終わりに、こうした昔ながらのお風呂でゆっくりするのもいいですよね。

秘境温泉【油山苑】の湯船に浮いているアヒルくんの写真

夕飯はイノシシ鍋!

秘境温泉【油山苑】の牡丹鍋の具材のアップ写真

さて、お風呂も入って、お待ちかねの夕飯でございます。

こちら油山苑の名物は猟師さんから直に仕入れた猪を使った「牡丹鍋」!

大女将がタイミングを見て調理してくださいます。

秘境温泉【油山苑】の牡丹鍋を調理する大女将の写真

時期によっては獲れたて、絞めたてのものを味わえる牡丹鍋は、35年直接契約している信頼できる猟師さんからだけ仕入れているもの。

秘境温泉【油山苑】の牡丹鍋の写真

本当に臭みがなく、お肉も柔らかいので、私はこちらの牡丹鍋が大好物なんです。

秘境温泉【油山苑】の若女将の大塚さんの写真
若女将の大塚さん

「やっぱりジビエは出会いが大切なので、本当にいいものしかお出ししません!」とは若女将のお言葉です。

秘境温泉【油山苑】のそのほかの料理の写真

そのほかの料理も、素朴な温泉とは一転、料理長でもある若旦那の丹精込めた和食懐石はとても煌びやか!静岡でしか獲れない桜海老のかき揚げはもちろん、デザートのメロンまで、本当に美味しいものばかり。

秘境温泉【油山苑】の静岡の地酒の写真

水の美味しい静岡は、じつは酒どころ。静岡の地酒の飲み比べはいかがですか?

朝食もオススメ!

秘境温泉【油山苑】の朝食の写真

朝食も、「静岡の黒はんぺん」や駿河湾で採れた新鮮な地のものをたっぷりと堪能。とくに私が好きなのはボリュームたっぷりの「まぐろのカマ」!!

秘境温泉【油山苑】のまぐろのカマの写真
立派なカマが一人一つずつ付いてくる

朝から食べ過ぎないように気をつけないといけませんね!

平日はビジネス利用可

秘境温泉【油山苑】の外観の写真

ご紹介してきました油山苑、こちら平日はなんとビジネス利用が可能!

東京〜名古屋間の移動中に寄るのはもちろん、新幹線の静岡駅からも路線バスで30分足らずで着くので、静岡でお仕事のある方にもオススメなんです。

駿河の土地の素材と料理を味わう、朝食のみの宿泊も可能。一人客のビジネス利用ができる温泉旅館は貴重ですよ!

広い温泉に浸かって畳の部屋でゆっくりすれば、その日の仕事の疲れも吹っ飛ぶというものです。

できればせっかくの温泉なので仕事を忘れてゆっくりしてほしいですが・・・フリーWifiもありますので、急な仕事も安心です。

ビジネスなど一人利用でご予約の際は、必ずお電話でお問い合わせくださいね。

初夏には天然のホタルも

油山で見れるホタルの写真
油山で見れるホタル

脇を小川が流れる油山温泉、なんとこちらは「ホタルの里」としても有名なんです!

大昔から「ホタルの里」として知られた油山温泉には、5月下旬〜6月になると天然のゲンジボタルが山から一斉に降りてきます。

ホタルが飛び回っている写真
ホタルが見れるかどうかは、運も試される

その景色はまるで星空のよう!都心からこんなに近くで草むらに潜むホタルだけでなく、天を舞うホタルまで見られるなんて信じられません。

こちらのホタルは、環境の悪化でその数が減ってしまった時期もありましたが、先代である大女将を中心とした環境保全の取り組みの甲斐もあり、今では毎年たくさんのホタルが宿の近くまで来てくれるそうです。

ただし、そんな努力とは反対に、マナーを守らない観光客に困ることも・・・。ホタルの時期になるとたくさんのマイカーが押し寄せ、周辺が混雑してしまうこともしばしば。

ホタルは車の明かりや音に敏感です。車のヘッドライトを煌々と照らしてホタルを見に来ても、ホタルが逃げてしまっては元も子もありませんね!

静岡ならではの「もう一つの顔」

秘境温泉の油山苑さんには、静岡ならではと言える「もう一つの顔」があるのです。

年に一回「静岡ホビーショー」が開催され、日本の模型文化を世界に発信している静岡にはハセガワ、アオシマ、タミヤ、バンダイと言ったそうそうたる模型・プラモデル会社が名を連ねており、「世界の模型首都」とも言われています。

そんな静岡で若旦那がプラモファンでもある油山苑では、定期的に「プラモデル温泉合宿」を開催中。

それもあって、油山苑のロビーにはガンプラや戦闘機のプラモデルが置いてありました!

秘境温泉【油山苑】のロビーにあるプラモデルの写真

「都心からすぐの秘境温泉宿」である油山苑は、地域のイベントステーションという一面も持っているんですね〜。

かつては「温泉落語」などの独創的なイベントも開催していた油山苑、今後のさまざまなイベントにも期待です!

秘境温泉【油山苑】のタミヤのTシャツの写真
タミヤのTシャツも販売中

アクセス

Google Map of 静岡市立安倍口小学校

自動車で

■静岡県外から
新東名高速新静岡インターを降りて約10分。

■静岡市内から
長沼交差点から新東名方面のバイパス経由で約20分。

公共交通で

東海道新幹線静岡駅よりしずてつジャストライン安倍線に乗り約30分、油山バス停で下車。油山バス停から送迎あり(要予約)。

詳細情報

施設名 : 山あいの宿 油山苑
住所 : 静岡県静岡市葵区油山2215-2[地図]
公式URL : https://yuyamaen.com/
電話番号 : 054-294-0157
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : 日帰り入浴なし
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり

終わりに

秘境温泉【油山苑】の若旦那と若女将の写真

静岡市内からすぐの「秘境」は、観光にもビジネスにもとっても使いやすい、アットホームで暖かいお宿さんでした。

編集後記

上田部長
ここは、編集長の推薦やったな
編集長
はい!
上田部長
じつを言うと、「油山温泉」という温泉があるの、知らなかったんや。
でもまさかな、市街地からこんな近くに、あんな魅力的な自然と温泉宿があるなんてな!
編集長
私が初めてこちらを訪れたのは、静岡にある大学に入学した最初の年でした。
最初は家族で泊まったんですが、それから当時のパートナーと泊まったり、音楽イベントに出演する時に一人で泊まったり。
そのたびに大塚さんご夫妻がとてもよくしてくださって、泊まるごとに「油山苑」さんの魅力に惹かれて行ったんです。
上田部長
なるほどな、こちらの宿のアットホームさが良く分かるエピソードやな!そして、ここ知れたのは編集長のおかげやな!

編集長
ありがとうございます!

編集長
油山苑さま、取材へのご協力、ありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたしますね!

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周辺の観光情報

赤水の滝

赤水の滝の写真

油山苑から梅ヶ島温泉方面に行くとあるのが「赤水の滝」

宝永4年(1707年)に発生した大地震で流出した土石流と大洪水によってつくられた大滝。褐色の濁流がいく日も流れ続けたことから、人々に「赤水の滝」と呼ばれようになったとか。

大谷崩(おおやくずれ)

筆者と大谷崩の写真
筆者と大谷崩

さらに梅ヶ島温泉方面に走り、金山温泉の交差点を左折し、山道を登っていくとあるのが「大谷崩」。

宝永4年(1707年)に発生した大地震と大洪水によって、大谷山の山腹が周囲4kmに渡って崩壊。1億立方メートルもの土石流によって「日本三大崩れ」の一つ大谷崩が出来上がりました。

近くには日帰り温泉の「梅ヶ島新田温泉 黄金の湯」もあり、こちらでは昼食などもとることができますので、ぜひお立ち寄りください。

大谷崩までの林道に出没した鹿の写真
大谷崩までの林道には当たり前のように鹿や猪が出没する

大谷崩への道は未舗装の林道もあり、周辺に商店や家屋もありませんので、運転には十分ご注意くださいね。

オススメ静岡グルメ

Yutty!編集部オススメの静岡グルメは「静岡おでん」。牛だしを使った真っ黒なつゆで煮込んだ「静岡おでん」は世界でここでしか味わえません!

そしてせっかく静岡おでんを食べるなら屋台でおでんを食べたいところ!

静岡駅周辺には、青葉おでん横丁と青葉おでん街を中心に、おでんの屋台街が点在しています。

その中でも油山苑の若旦那がオススメしてくださったお店は、青葉おでん街にある「愛ちゃん」

静岡おでんの写真

先代から一度も切らすことなく継ぎ足して使っているダシに、静岡独自の調味料「出汁粉」をかけていただくおでんはどれもこれも超一級の美味。屋台街には観光客の生きづらいお店もあると聞きますが、こちらの「愛ちゃん」は外国の方も含めて観光客もウェルカム。いつの間にか常連さんと仲良くなってしまうような不思議な空間です。

地元の人に愛されるだけでなく、数多くのテレビ番組でも紹介されている「愛ちゃん」、じつはこちら・・・偶然にも筆者である私の行きつけのお店なのでありました。。。。

静岡最強露天風呂 コンヤ温泉【大野木荘】(動画レポ)

▼レポート動画▼

オクシズ特集第2弾!

前回の【湯の宿いちかわ】に引きつづき、今回も静岡市の北側にある秘湯「コンヤ温泉」のご紹介です。

コンヤ温泉の看板の写真

前回のふりかえり

東西にものすごく長い中部、静岡県。とくに東部は伊豆半島を持ち、熱海や伊東を中心に数多くの「名湯」が存在します。西部にも先日ご紹介した舘山寺温泉など、ユニークな温泉地で有名です。

いっぽう、静岡県の県庁所在地のある静岡市は、葵タワーや新静岡セノバがあり、名実ともに静岡県のビジネス・ショッピングの中心地です。

ところがこの静岡市、街を出てちょっと北へ行くとそこはもう山の中、あっという間に秘境にたどり着きます。

じつは静岡市が東西にとても長く、市の境界線が大井川で知られる井川町や、山梨県と接しているのです。

コンヤ温泉の周辺の写真

これら「オクシズ」と呼ばれる地域には、前回ご紹介した「梅ヶ島温泉」のほか、油山温泉口坂本温泉など風情ある温泉が揃っています。そして今回ご紹介する「コンヤ」温泉はその一つ。静岡市街から見て、梅ヶ島温泉の少し手前にある温泉です。

コンヤ温泉

Google Map of コンヤ温泉
コンヤ温泉は、静岡市から車で1時間ほど北に走った山の中、新静岡ICからは一本道で45分の場所にあります。

そもそも「コンヤ」とはどういう意味なのでしょう?

コンヤ温泉という名前は、「コンヤ沢」というかつて源泉が湧き出ていた川から名付けられました。このコンヤ沢は今でも多くの釣り人に愛される渓流釣りのスポットです。

「関東周辺の沢」ではコンヤ沢となっているが、河川名の表示は、コンヤ川になっている。ちなみに漢字では金谷川と書くようだ。

http://kemotop.web.fc2.com/Report/2006/20060716/20060716.htm

「梅ヶ島温泉」と同様、武田の時代から傷の手当や療養に使われていたそうで、これが昭和に入り小規模な温泉街となりました。

コンヤ温泉郷案内の看板の写真
案内マップの宿のうち、いくつかは閉業している。

この「コンヤ温泉」では2016年現在、2件の宿が営業しており、今回はそのうちの一つ、【大野木荘】さんにお邪魔しました。

一見普通の民宿だけど・・・・

コンヤ温泉【大野木荘】の外観の写真

さて今回のお宿、大野木荘さんはリーズナブルに旅を楽しめる民宿となっており、二階建ての建物に7部屋の客室という、とても素朴な造りになっています。

私たちが到着した際は地元の高齢者の方々の宴会が開催されいて、とても地元の皆さんに愛されているお宿なんだな、ということが伝わってきました。

最強の!?露天風呂

(語弊を恐れずに言うと)一見、普通の民宿のように思える【大野木荘】さんなのですが・・・

露天風呂が「最強」に素晴らしかったのです!

”最強露天風呂”の秘密はオーナーの愛

コンヤ温泉【大野木荘】の脱衣所の写真

コンヤ温泉【大野木荘】の露天風呂入口の写真

【大野木荘】さんの温泉は内湯と露天が一つずつ、露天風呂へは脱衣所から向かいます。

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一歩外に出てみると

「オォ・・・・」

驚嘆ともため息とも言えない声が口から漏れだします。

コンヤ温泉【大野木荘】の露天風呂の写真

コンヤの木々に囲まれた大きな浴槽は開放的。周囲は様々な鉢植えや植栽で彩られています。見上げるとオクシズの山々が。

大手の温浴施設にも匹敵する造りの露天風呂がそこにありました。

絶妙な岩風呂

そして大野木荘の露天風呂の魅力は、湯につかってさらに高まります。

コンヤ温泉【大野木荘】の露天風呂の写真

お湯の深さ、岩の角度が完璧なのです。

「露天風呂の雰囲気はよかったけど、岩が痛くて座りづらくてリラックスできなかったな・・・」なんてことは多々あります。

コンヤ温泉【大野木荘】の露天風呂の岩の写真

ところが、こちらの岩風呂、まるですべてが計算され尽くしているような、絶妙な角度、配置で岩が置かれているのです。

季節の花々と山

コンヤ温泉【大野木荘】の露天風呂の写真

そしてその絶妙に配置された岩風呂を移動してみて、さらに驚きました。座る場所によって、見える「景色」が異なるのです。

コンヤ温泉【大野木荘】の露天風呂の写真

こっちに座ると季節の花が、こっちに座ると山々が・・・と、まるでこの湯船がひとつの世界を形成しているかのような、不思議な時間でした。

なんとこの花々や植生は、春夏秋冬それぞれの時期にその季節のものが咲くように作られていて、「来るたびに違った景色が見られる」ようになっているのです。

上田部長も大興奮

マックスむらいの温泉動画でおなじみ「あの方」も、この露天風呂に大興奮。

上田部長
なあ、この露天風呂はすごいぞ!ホンマに今年一番の露天風呂や!

そしてこのことを女将の志村美和さんにお伝えしたところ、、、

「そんなこと言ってくださるの、年に1人いるかどうかですよ・・・でも、そう言っていただけると、先代(1代目)も喜ぶと思います」

「じつはあの露天風呂、大工をしていた先代が、手作りで毎日毎日チューニングをしながら作り上げた自慢の露天風呂なんです!」

コンヤ温泉【大野木荘】のオーナーご夫婦と娘さんの写真
オーナーご夫婦と娘さん。右が女将の志村美和さん。

なんということでしょう!あの素晴らしい庭園露天風呂は、先代オーナーの匠の技だったのです。

外見の華やかさだけを考えるのではなく、自らが湯に入り、どんな座り心地で、どんな景色があれば利用客に喜んでもらえるかを考えて考え続ける、という「入浴者目線」を追求した姿勢に感動しました。

創業40年の【大野木荘】。上田部長も絶賛した露天風呂の秘密は、先代の熱意と愛情にあったのですね。

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内湯もトロトロ温泉

流し場のある内湯も、大きな窓ガラスがある開放的な造り。お湯も適温で、トロトロとしています。

コンヤ温泉【大野木荘】の内湯の写真

コンヤ温泉【大野木荘】の内湯の写真

なんとこのお湯、ph値10.3の強アルカリ泉と10超え!泉質まで絶品とは・・・・

コンヤ温泉【大野木荘】の温泉の成分、禁忌症、適応症が記載された掲示板の写真

こちらの温泉、予約すれば貸切も可能なので、ファミリーやカップルにもオススメです。

女湯も素晴らしい

女湯は男湯と少し造りが異なりますが、こちらはこちらで素晴らしいものになっています。

コンヤ温泉【大野木荘】の女湯の写真

女湯の内湯からは露天風呂が望めます

コンヤ温泉【大野木荘】の露天風呂の写真

マイナスイオンが粉雪のように舞っていそうな森林浴露天風呂。

囲炉裏でワイワイ過ごす

大野木荘のもう一つのおすすめポイントが「囲炉裏」

コンヤ温泉【大野木荘】の食事処の写真

別館の廊下を抜けていくと見えるのが、木のぬくもりに包まれた食事処。

囲炉裏で食べる牡丹鍋、駿河軍鶏鍋、ヤマメの塩焼きといった地元食材は絶品。

コンヤ温泉【大野木荘】のバーベキュールームの写真
バーベキュールーム

ファミリーにはバーベキューコースもいかがでしょうか?

そしてさらにその奥にあるのが囲炉裏。

コンヤ温泉【大野木荘】の囲炉裏の写真

コンヤ温泉【大野木荘】の囲炉裏の写真

かつて猟師さんや農家さんの使っていた道具を眺めながら囲炉裏に座って食事をすれば、季節の味覚への感謝の気持ちも湧いてきますね。

コンヤ温泉【大野木荘】のかつて猟師さんや農家さんの使っていた道具の写真

部屋からはオクシズの山々が

大野木荘は2015年に大規模リニューアルしたばかりで、玄関を入ると畳敷きの床が続いていきます。
とくにリニューアル客室の十枚山の間、東峰の間、岩紗参の間、石楠花の間はグループで利用にもおすすめの広めなお部屋となっています。

リニューアルされた館内

コンヤ温泉【大野木荘】の館内の写真

部屋からは絶景が

コンヤ温泉【大野木荘】の部屋から見える絶景の写真

2階の部屋からはオクシズの山々を眺める絶景も味わえます。1泊と言わず、長期滞在で癒されたいですね。

コンヤ温泉【大野木荘】の「白樺の間」の写真
写真は「白樺の間」

剥製にドキリ

大野木荘の内部には秘境ならではのちょっとドキリとする置物も・・・
たぬきの剥製がコスプレをしていました。

コンヤ温泉【大野木荘】の動物の剥製の写真 コンヤ温泉【大野木荘】のコスプレしたたぬきの剥製の写真

ここ、本当に静岡市内なのでしょうか・・・・?

日帰りも可能

なんとこの素晴らしい露天風呂、日帰りでも楽しむことができます。

立ち寄り湯は500円と超リーズナブル(要予約)。近くで渓流釣りやハイキングを楽しんだ後はもちろん、新静岡ICからも近いのでドライブや出張の立ち寄りにも最適です。

その他4,000円からの個室ランチコースなどもありますので、ぜひ問い合わせてみてください。

コンヤ温泉【大野木荘】のフロントの写真
フロントには様々な商品が

合宿にもオススメ

さらに大野木荘はその立地と広さを生かして、学生さんなどの合宿も受け入れています。

大野木荘の裏手には5面のテニスコートやグラウンドゴルフ場を備えており、さらに市営のキャンプ場もありますので、大人数でワイワイ合宿するのに最適です。音楽サークルなど音の出るグループの合宿も受け入れているそうですよ。

コンヤ温泉【大野木荘】の宴会室の写真
サークル活動に最適な宴会室

まとめ

コンヤ温泉で40年の歴史を持つ民宿【大野木荘】。いかがでしたでしょうか。山々に包まれたコンヤ温泉は、その木々が色づく11月以降の紅葉シーズンがおすすめ。近くには名勝「赤水の滝」もあり、こちらと併せて訪れていただきたいです。

アクセス

静岡市街から車で約60分。新東名・新静岡インターチェンジから45分のコンヤ温泉【大野木荘】は、路線バスでもアクセスが可能。しずてつジャストラインバス「安倍線」で約90分、大野木バス停まで下車すぐです。

時刻表はしずてつジャストラインバス公式でご参照ください。

孫佐島バス停の写真
キャンプ場へは大野木バス停の一つ手前の孫佐島バス停で

詳細情報

施設名 : コンヤ温泉大野木荘
住所 : 静岡市葵区梅ヶ島4269-10[地図]
アクセス : ・新静岡インターチェンジから45分、しずてつジャストラインバス「安倍線」で約90分、大野木バス停下車。
営業時間 : 要問合せ
公式URL : http://o-nogi.jp/
電話番号 : 054-269-2224
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : 500円(要予約)
シャンプーの有無 : 有
ドライヤーの有無 : 有
レンタルタオルの有無 : 有(要問合せ)

コンヤ温泉の観光情報

赤水の滝

「赤水の滝」の写真

大野木荘から少し北に行くとあるのが「赤水の滝」

宝永4年(1707年)に発生した大地震。このときに流出した土石流と大洪水によってつくられた大滝で、褐色の濁流がいく日も流れ続けたことから、「赤水の滝」と呼ぶようになったとか。

大谷崩(おおやくずれ)

筆者と大谷崩の写真
筆者と大谷崩

コンヤ温泉から梅ヶ島温泉方面に走り、金山温泉の交差点を左折し、山道を登っていくとあるのが「大谷崩」。

大谷崩を説明している看板の写真

同じく宝永4年(1707年)に発生した大地震と大洪水によって、大谷山の山腹が周囲4kmに渡って崩壊。土石流で流れ出た土砂は1億立方メートルにも及び、「日本三大崩れ」の一つ大谷崩が出来上がりました。

大谷崩までの林道に出没した鹿の写真
大谷崩までの林道には当たり前のように鹿や猪が出没する

大谷崩への道は未舗装の林道もあり、周辺に商店や家屋もありませんので、運転には十分ご注意くださいね。

編集後記

上田部長
いやー、ホンマ露天風呂が完璧やった。久しぶりに興奮したわ
編集長
うーむ、やっぱり実際に入ってみないとそういった魅力はわからないものですね・・・・
上田部長
おう。せやから、うちらの取材は必ず「入浴」してその温泉を多角的に体感することを必須にしてるんや
編集長
露天風呂について部長が言及された時、旅館の方がとても嬉しそうでした
上田部長
せやな、初代の造った露天風呂を大切にしている気持ちが伝わったきたな
編集長
大野木荘さま、取材へのご協力、ありがとうございました!

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【おける湯学日記1】静岡・伊豆長岡温泉 「小松家 八の坊」宿泊レポート【動画レポ】

地元の方で賑わう足湯「よりともの湯」。伊豆長岡温泉は日本でもいち早く源泉の集中管理を導入した先駆的な温泉地なんだとか

筆者:東大温泉サークルOKR(おける) 東京大学の温泉好きが集まって結成された現役学生サークル。「本気で温泉を探求」し、「真剣に温泉と向き合う」サークルとして日本テレビ『ヒルナンデス』やテレビ東京『車あるんですけど…?』などに出演。学園祭では温泉地とコラボレーションした模擬店企画を行い話題に。公式ウェブサイト: http://okr-u.tokyo/visitor/ Twitter: https://twitter.com/ut_okr

こんにちは!東大温泉サークルOKR代表の比護です。

私たちのサークルでは11月末に行われた東京大学の第66回駒場祭で、伊豆長岡温泉から取り寄せた温泉まんじゅうを販売しました(その時の記事はこちら)。

駒場祭で温泉まんじゅうを販売している写真
駒場祭で出店した屋台「おける亭」では温泉まんじゅうを販売!

屋台ではただ温泉まんじゅうを売るのではなく、手作りの温泉街の散策マップや温泉まんじゅうの食べ比べチャートも配布し、お客さんに伊豆長岡温泉の魅力を最大限知ってもらおうと部員で力を合わせて頑張りました。

今回は、その駒場祭でご協力いただいた伊豆長岡温泉で事前フィールドワークを行った際のレポートをお伝えします!

温泉まんじゅうを作っている様子の写真
毎年温泉まんじゅう祭りを開催するほど温泉まんじゅうに力を入れている伊豆長岡温泉
風情のある温泉街の街並みの写真
風情のある温泉街の街並み

伊豆長岡温泉とは!?

伊豆長岡温泉は古奈地区と長岡地区からなる温泉地。古奈温泉は鎌倉幕府の将軍家も愛したと伝わる開湯1300年の温泉場と云われ、一方の長岡温泉は明治以降に開かれた比較的新しい温泉場です。

温泉街には旅館が35軒、共同浴場が3ヶ所、足湯が4ヶ所あります。古くから権力者や政府の要人に親しまれてきた関係で高級なたたずまいの旅館が多い温泉場ですが、学生向けプランや素泊まりプランの宿もあり、様々なニーズに対応しています。

共同浴場の長岡南浴場入口の写真
共同浴場の長岡南浴場

そんな伊豆長岡温泉において、駒場祭の出店を控えた11月上旬、東大温泉サークルOKRでは1泊2日の秋合宿を実施してフィールドワークを行いました。目的は温泉饅頭屋さんへの挨拶や足湯巡り、手作りマップ作成のための温泉街の散策など様々!

そんな秋合宿では伊豆の国市観光協会の方のご紹介もあって「えふでの家 小松家八の坊」さんに宿泊しました。八の坊さん自慢の食事レポや温泉の紹介をはじめ、専務の望月敬太さんの熱いインタビューをお届けします!

伊豆長岡温泉 「小松家 八の坊」さんの入口での集合写真
八の坊さんでの集合写真

小松家八の坊さん宿泊レポート

小松屋八の坊とは?

小松屋八の坊さんは伊豆長岡温泉の南側の長岡地区にある、客室数42室、収容人数が最大230人という中型旅館。外観はやさしいベージュ色で館内は和の趣を基調とした落ち着いた雰囲気です。宿のコンセプトは「おもてなしと心ふれあう出逢いの宿」。料理と接客に強いこだわりを持つ湯宿です。

源氏山公園から望む「小松家 八の坊」さんの写真
源氏山公園から望む「八の坊」さん

この旅館に来るとまず目につくのがお隣の「小川家」さんとの間にある足湯。この土地出身の絶世の美女・あやめ御前が源頼政と恋に落ちたという言い伝えにちなんで「出逢いの湯」と呼ばれる足湯は、「八の坊」さんと「小川家」さんの隣り合う2つの旅館が共同で作ったもの。

競合相手でもある旅館同士が壁を取り払って作った足湯には、宿のコンセプトである「心のふれあい」が感じられます。

「小松家 八の坊」さんと「小川家」さんの間にある出逢いの湯の写真
「八の坊」さんと「小川家」さんの間にある出逢いの湯
浴槽の底にみえるハートマークの写真
浴槽の底にはハートマークが!
小川家さん側にあるわんわん風呂の写真
小川家さん側にはペットも入れるわんわん温泉も!

最先端の源泉管理システムを採用!お湯を大切にする伊豆長岡ならではの温泉

伊豆長岡温泉は35軒の温泉旅館がひしめく温泉地。各旅館が好き勝手にお湯を引いていたら限られた資源である温泉水はいつか枯渇してしまいます。

そこで伊豆長岡温泉で採用されているのが、源泉の一括管理システム。

宿ごとで規模や時間帯・客数などによって異なるお湯の必要量に応じて、温泉事業組合が臨機応変に温泉水の供給量を調整しており、源泉が枯渇しないように資源を大切に使っているそうです。

「小松家 八の坊」さんのお部屋から望む景色の写真
「八の坊」さんのお部屋から望む景色
足湯「よりともの湯」の写真
地元の方で賑わう足湯「よりともの湯」。伊豆長岡温泉は日本でもいち早く源泉の集中管理を導入した先駆的な温泉地なんだとか

そんな温泉を大切にする伊豆長岡温泉のお湯が、展望大浴場をはじめ、家族風呂や客室露天風呂で存分に楽しめるのが「小松家八の坊」さん。グループ旅行の大勢で楽しみたい人も、カップルや親子でプライベートを満喫したい方も温泉を楽しめます。

八の坊さんの大浴場

そんな八の坊さんでもお湯を大切に使う工夫が。まず、源泉管理システムによって必要分だけ供給された温泉水はフロントロビー横の送水管を通って大浴場に運ばれます。大浴場を出たお湯は各階の客室露天に使われ段々と階下に降りてゆき、最後には1F玄関にある足湯「出逢いの湯」の水に使われます。

客室露天のお湯が温泉水ではない旅館も多い中、限られた資源の中で温泉水を最大限活用する知恵が垣間見られました。

伊豆長岡温泉 「小松家 八の坊」の露天風呂の写真
日の光が明るく差しこむ、広々とした露天風呂(八の坊提供)

魚は朝4時に沼津市場まで買い付け!?こだわりの料理レポ!

みなさんお待たせしました!自他ともに認める「小松家 八の坊」さんの一番のウリ、食事のレポートです。もちろん訪れたメンバーの評判も一番。必見です!

八の坊さんのお食事は朝夕とも旅館スタイルの和御前。その魅力は一言で表せば「素材にも勝る腕」。一流料亭のシェフも務めた料理長が、限られた予算制約の中、厳選した素材の良さを最大限生かしたお食事作りをされているそうです。

伊豆長岡温泉 「小松家 八の坊」の豪勢な夕食の写真
料理長のこだわりが詰まった豪勢な夕食!(八の坊提供)

予算を抑えておいしい料理を提供する。その努力を物語るのが、毎週行っている沼津漁港への買い付け。私たちの取材にも答えてくださった専務の望月さんと料理長の2人が、朝4時に旅館を出て自分たちの目で魚を選んでいるそうです。

夕食・朝食とも量は十分で種類も豊富。地元産にこだわった料理が、ただ地産なだけではなくしっかりと満足できる味わいだったのが印象的でした。夕食では〆の釜めしや土瓶蒸しが、朝食ではオリーブオイルで食べる手作り豆腐が、メンバーの中で特に好評でした。

伊豆長岡温泉 「小松家 八の坊」の夕食に出た「鰆の味噌焼き」の写真
夕食に出た「鰆の味噌焼き」。選りすぐりの海の幸は身が柔らかく上品な味でした。
伊豆長岡温泉 「小松家 八の坊」の夕食に出た「お造り」の写真
定番のお楽しみ「お造り」。
伊豆長岡温泉 「小松家 八の坊」の夕食に出た肉料理の写真
魚、魚と来ましたが、肉料理だってあります!

長岡を盛り上げる会!?「小松家 八の坊」専務・望月さんの熱いインタビュー

伊豆長岡温泉 「小松家 八の坊」望月専務のインタビューの写真
望月専務

「小松家 八の坊」さんでは忙しい時間の合間を縫って、専務の望月さんが取材に応じてくださいました。伊豆長岡温泉の町おこしのため、長岡を盛り上げる会―通称「長盛隊」でも精力的に活動されている望月さん。旅館のこだわりや今後の展望について話を伺いました!

  八の坊さんの特にオススメなところはどこですか?

特に力を入れているのは料理です。あとは従業員さんのサービス。ハードは少しずつ投資していくしかないですが、ソフト面には自信を持っています。

  料理に何かこだわりはありますか?

料理長が手をかけて出来るだけ良いものを安く仕入れ、お客さんにいい状態で提供できるように手をかけていることが一番のこだわりですね。いい魚を出来るだけ安く食べてもらおうと考え、直接沼津港まで朝買い付けに行っています。

伊豆長岡温泉の茶畑の写真
お茶どころ静岡にある伊豆長岡温泉。茶畑から世界遺産「反射炉」(写真左)を望みます。

  伊豆長岡温泉の特徴、「ここに行ってもらいたい」というところを教えてください

長岡温泉地区は大正ごろに開湯したのですが、当時は山梨の石和温泉が“色”で売って栄えていて、それに対抗する形で伊豆長岡温泉も芸者さんが有名な“色街”として栄えました。その当時の名残で今でも芸者さんがいて、かっこいいので是非みなさんに見ていただきたいと思っています。芸者は“伝統芸能”なので、女性の方にも見に来ていただきたいですね。

あとは七福神めぐりというのもやっていて、スタンプラリーも出来ます。

  いろいろなイベントもやっていると聞いています。

そうですね、いろいろなイベントもやっていて僕は「長盛隊」(長岡を盛り上げる隊)で活動しています。(詳しくは後述)

  温泉の特徴を教えてください。

冬に来ていただくと分かるのですが、温泉に入るとポカポカしてTシャツ1枚でいられるほどです。あとは無味無臭ということ。源泉は飲めますが、微量のヒ素が含まれているので多量摂取は出来ません。

伊豆長岡のシンボル「姫の足湯」の写真
伊豆長岡のシンボル「姫の足湯」は源泉かけ流し。
「姫のあし湯」飲泉所の写真
飲泉も出来ます!癖がなく飲みやすい温泉水です。

  今後「長盛隊」でやりたいことはありますか?

正月の餅つきなど今も年4回ほどイベントを開催していますが、目標としては温泉地全体でイベントを開催したいです。普段のイベント開催にあたってはまた伊豆長岡に来たくなるような「思い出になる温泉場」を目指していて、今取り組んでいるのはうちも含めた3つの旅館合同で創作料理を出すイベントです。

3旅館というと簡単なように思うかもしれませんが、それぞれの旅館の料理人は普段こだわりを持って仕事をしていて、3軒の個性を生かしながら合同で料理を作るのは中々難しいんです。この企画は個性の違う色々な旅館の料理が一度に楽しめるのでお客さんにもご好評いただいており、将来的にはこれを発展して全35軒の料理人が集まって宿泊客にそれぞれの個性を生かした料理を提供する5万人規模のイベントを行ってみたいと考えています。

温泉街にある旅館の料理人が一堂に会することは滅多にありませんから、お客さんに楽しんでもらえるのではないかと思っています。

  望月さん、お忙しいところありがとうございました。

望月様と部員で記念撮影した写真
望月様と部員で記念撮影

以上、東大温泉サークルOKRの「おける湯学日記」第一回は伊豆長岡温泉の旅館【小松家 八の坊】のご紹介でした!旅館だけでなく、伊豆長岡温泉の魅力や取り組みを知っていただけたら幸いです!

また【小松家 八の坊】の望月さん、スタッフの皆様、ありがとうございました!

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【動画レポ】静岡随一の“とろっとろ” 梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】

▼レポート動画▼

静岡一の泉質「梅ヶ島温泉」

梅ヶ島温泉の渓谷の写真

皆さんは、「梅ヶ島温泉」をご存知でしょうか?

東西にものすごく長い中部、静岡県。とくに東部は伊豆半島を持ち、熱海や伊東を中心に数多くの「名湯」が存在します。そして西部にも先日ご紹介した舘山寺温泉など、ユニークな温泉地が点在しています。

しかし、県内でもトップと言える素晴らしい「泉質」を持つ温泉は、静岡でも中部、静岡市の山奥、梅ヶ島温泉にあるのです。

県庁所在地なのに秘境!?

Google Map of 梅ヶ島温泉

静岡県の県庁所在地のある静岡市は、葵タワーや新静岡セノバがあり、名実ともに静岡県のビジネス・ショッピングの中心地です。

ところがこの静岡市、街を出てちょっと北へ行くとそこはもう山の中、あっという間に秘境にたどり着きます。

じつは静岡市は南北にとても長く、市の境界線が大井川鐵道で知られる井川町や、山梨県と接しているのです。

そのため「静岡市内」でありながらそこは鹿やイノシシの出没する秘境なんです!

梅ヶ島温泉

これら静岡市の秘境地域は「オクシズ(奥静岡)」と呼ばれ、数多くの素晴らしい温泉が点在しています。

その中でも最も奥地、山梨県との県境にあるのが「梅ヶ島温泉」

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奥地と言っても、新東名高速道路からは50分、市街地からも1時間とものすごく近く、路線バスも充実しているので、アクセスはとても簡単です。

梅ヶ島温泉が開湯したのはなんと1700年前。山に住む仙人が発見し、その後武田信玄の隠し湯として愛用されたと伝えられています。

「たまご臭」のする単純硫黄泉はトロトロで、「化粧いらずの湯」とされているのですが、お湯の質と、その山あいの雰囲気が相まって、古くから「心の保養」にも良いとされてきました。

現在では10件ほどの温泉宿が並び(手前には日帰り温泉もある)、秋には紅葉、冬には雪の舞う静かな温泉郷として親しまれています。

看板猫の宿 いちかわ

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の外観の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の看板の写真

今回お邪魔した【湯の宿いちかわ】さんは、安倍川沿いに立つ家族経営の旅館さんです。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の看板猫の写真

旅館に着くと一匹の看板猫が出迎えてくれます。

その名前は「みやお」ちゃん。

なんと、こちらがカメラを向けると大サービス!!

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の看板猫の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の看板猫の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の看板猫の写真

 

「みゃーお!みゃーお!」と鳴きながら、ゴロゴロゴロ

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の看板猫のGIF動画

ゴロゴロゴロゴロ・・・・

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の看板猫の写真

なんと「みやお」ちゃん、自分で引き戸を開けて出入りできる頭のいい猫ちゃんなんです。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の看板猫が取材されている雑誌の写真

雑誌にも載ったことがある看板猫ちゃんなんだそうです。

この「ウェルカムサービス」も、カメラと美人の前でしかやらないんだとか!?

最高にとろっとろの源泉掛流し

さて、さっそく温泉のご紹介です。

内湯

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の内湯の写真

【いちかわ】の温泉浴場は実のところやや小ぶり。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の浴槽の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】のカランの写真

浴槽が1つとカランが3〜4つ。

露天風呂

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の露天風呂の写真

【いちかわ】には露天風呂もあります。こちらの露天風呂も、内湯と同じく源泉掛け流し。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の露天風呂の写真

内湯・露天風呂の両方とも男女に大きな違いはありません。

梅ヶ島温泉イチの泉質

このように、【いちかわ】の大浴場は派手な装飾や最新の設備があるわけではありません。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の浴槽の写真

ところが、その泉質が素晴らしいんです!

梅ヶ島温泉は、どこの旅館さんでも素晴らしい温泉に入ることができるのですが、こちら【いちかわ】さんのお湯はph値が約9.5とアルカリ濃度が本当に高く、トロトロです。

その証拠に、きれいに清掃されている床がツルッツルに滑ります。浴槽の中も立っていられません!まるでスケートリンクに立っているかのよう!

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の浴槽の写真

これは誇大表現でなく、取材班が今年訪れた温泉の中でも圧倒的な泉質だと感じました。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の温泉の写真
白いものは全て「湯の花」

【いちかわ】の女将さんが「うちは梅ヶ島イチの泉質ですよ!」と自信を持ってオススメするその秘密は、実は「源泉の割当量」にありました。

梅ヶ島温泉は源泉から湧出する源泉を、12軒の温泉旅館へ均等に割り振って使用しています。

しかしその中でも、【いちかわ】はもともとあった建物と、閉業した隣の旅館の建物を使っているため、その割り振りが2軒分あるそうです。

こうして2軒分の源泉を使うことができるので、濃くて新鮮な温泉をふんだんに使うことができていることから、「梅ヶ島温泉イチの泉質」が実現できているのですね。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の浴槽の写真

脱衣所

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の脱衣所の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の洗面台の写真

脱衣所には、宿泊に必要な一通りのものが揃っています。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の「御入浴の際のご注意」と、「お知らせ」の張り紙の写真

源泉温度が低いので、加温して使用しています。

館内施設

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】のロビーの写真
ロビー
梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の鹿のはく製の写真
ロビーでは看板猫だけでなく、看板鹿(?)も迎えてくれる。

【いちかわ】の館内は、古き良き温泉旅館を彷彿とさせる、歴史を感じるシックなしつらえとなっています。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の置物の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の置物の写真

廊下の各所に置かれた様々な調度品は、1000年を超える長い年月を静岡と共に歩んだ梅ヶ島温泉の時間の重みを感じさせます。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の浴場へ続く廊下の写真
浴場へ続く廊下

一方、温泉浴場のあるフロアでまず目に入ってくるのは卓球台

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の卓球台の写真

いかにも「温泉に来た!」と思わせる卓球台と温泉の組み合わせ、今となっては数少なくなってしまいましたね・・・。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の卓球台の写真

その他、各種ミニゲームやパターゴルフなど揃っており、合宿で泊まるにも最適なお宿さんです。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】のミニゲームの写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】のパターゴルフの写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の休憩所の写真

浴場フロアを下ると、かつて隣の旅館のロビーだったスペースが休憩所になっています。

客室

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の客室の写真

いちかわの客室でオススメなのは、平成14年に改装されたベッドルームつき和室の「かつら」「いちょう」

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の客室の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の客室の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の客室の写真

安倍川の渓流とオクシズの山々を眺める客室で過ごしていると、なんだか文学作品でも生まれそう!?な気分になりますよ。(写真は「かつら」の部屋)

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の客室の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の客室の写真

その他のお部屋も、どこかホッとするような純和風の和室となっています。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の客室にある「癒しの丁子染タオル」の写真

そして客室には古来から薬や香水、スパイスとして使われていたフトモモ科の木チョウジ(グローブ)で作られた「癒しの丁子染タオル」がありました。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の床の間にある五月人形の写真
床の間には五月人形が飾られていた

料理

家に帰ったような、そんな安心感のあるいちかわさんですが、料理はとことん地のものを使い丹精込めて作られた手料理をいただくことができます。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の手料理の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の手料理の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の手料理の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の手料理の写真

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の「生の落花生」の写真
生の落花生。これが驚くほど美味しい。

普段ついジャンキーなものを食べてしまいがちな私たちだからこそ、こうした手料理を食べて、心も身体もデトックスしたいですね。

アクセス

そんな【湯の宿いちかわ】へのアクセスは以下の通り

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】へのアクセスの写真
梅ヶ島温泉公式ウェブサイトより

■電車・バスで
新幹線・JR静岡駅から、しずてつジャストライン安倍線「梅ヶ島温泉行」で約70分、「梅ヶ島温泉入口」バス停下車すぐ。

■車で
新東名高速道路 新静岡インターより車で約50分。東名高速道路からは清水インターから静清バイパス経由もしくは静岡インターより約1時間。

降雪などで路面状況の悪い場合は、途中の駐車場で連絡があればお宿から送迎があります。

終わりに

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の看板猫の写真

静岡県内トップレベルの「化粧いらずの湯」を味わえる【湯の宿いちかわ】いかがでしたでしょうか?
仕事で疲れた身体が温泉でほぐれるのはもちろんですが、看板猫に迎えられて、落ち着いた館内で時を過ごしていたら、心もほぐれること請け合いです。

私もメンタルが弱った時には、ぜひ【いちかわ】さんで回復したいな!なんて思います。

旧知の仲間や合宿などにオススメのこちらですが、こちらの宿は平日・休日ともに一人客も受け入れということですので、ビジネスマンの方にもオススメなんです。

以上、静岡滞在のみならず、東西移動の休憩場所にもオススメな梅ヶ島温泉の【湯の宿 いちかわ】さんのご紹介でした。

梅ヶ島温泉【湯の宿いちかわ】の夜の露天風呂の写真

詳細情報

施設名 : 湯の宿 いちかわ
住所 : 静岡県静岡市葵区5258-9[地図]
アクセス : 新静岡インターから50分。しずてつバス「梅ヶ島温泉入口」下車すぐ。
公式URL : http://yunoyado.net/
電話番号 : 054-269-2157
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : 日帰り入浴なし
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり

編集後記

上田部長
今回、いくつか静岡の温泉を巡ったけど、「泉質」がとくに印象に残ったのはここ「いちかわ」やったな。
編集長
とろとろでしたね・・・。お宿の雰囲気もとても情緒というか、旅情がありました
上田部長
取材終わって、食事処で夕食とりながらサッカーの中継見てたわけだけど、これって小規模な宿だからできる過ごし方やんな
編集長
たしかにそうですね。
上田部長
温泉というのは、やっぱり「どういうメンバーで」「何をするのがええか」っていうものがあるもんや。旅館や施設というハードな部分も含めてな。

編集長
そうですね!Yutty!でもそういう部分に注目して、「どんな時に」は「どこの温泉に行けばいいか」という視点で、皆さんに温泉を紹介していきたいです!

編集長
「いちかわ」さま、取材へのご協力、ありがとうございました!

取材時の記念写真

【台湾編】台湾最大の温泉地「知本温泉」はどんなとこ?

さて、前回の北投温泉に引き続き、今回は台湾でも最も大きい温泉として有名な「知本温泉」へ行ってみました。

知本温泉とは

グーグルマップに表示されている台湾地図
台湾東部最大の都市「台東」のさらに南、知本にある台湾最大の温泉地が「知本温泉」(ちぽんおんせん)です。日本でいう「草津」や「湯布院」のような圧倒的知名度を持つ知本温泉は、毎年台湾人のみならず、多くの日本人や中国人が訪れています。

温泉から眺める知本渓と山々の写真

知本温泉の歴史はやはり日本統治時代にさかのぼりますが、この地域に住む原住民、特に卑南族(プユマ族)は有史以前の昔から知本の温泉を利用していたと言われています。

実際に温泉地として開発が始まったのは日本時代、台湾総督府による開発により「台湾東部一の美景がある温泉」として知られるようになりましたが、当時は知本まで鉄道が通っていなかったため、この周辺の交通はバス頼りで、宿も少なく温泉地としての規模は小さかったようです。

知本温泉の外温泉区の写真
外温泉区

さらに戦後、日本が台湾から去ってしまうと、知本温泉も他の温泉地と同様に寂れてしまう一方でした。しかし、台鉄北廻線・南廻線の開通と1990年以降の温泉ブームによる再開発も相まって、現在では台北・高雄のどちらからでもアクセスができる、巨大温泉ホテルの立ち並ぶ台湾最大の温泉地として人々に愛されています。

知本温泉へのアクセス

台鉄急行列車の写真

鉄道で

知本温泉郷へは台鉄線「台東」駅、もしくは「高雄」駅から列車に乗り知本駅で下車します。

知本駅の外観の写真

知本駅は知本温泉の入口駅ということもあり、自強号(特急)・莒光号(急行)の一部も停車するのでアスセスがしやすいですよ!

また鉄道ファンにカルト的人気を持つ旧型車両を使った「普快車」は知本温泉に宿泊するならおすすめの時間帯に走っています。もの好きな方はこちらもおすすめです。

普快車の車内の写真
普快車の車内(台東〜枋寮)

知本駅からは路線バスで外温泉まで15分、内温泉までは30分前後で到着です。グループの場合は、駅前に待機しているタクシーを使うのも良いでしょう。また、宿泊客の場合は、各旅館の送迎バスを利用可能です。送迎バスについては各施設にお問い合わせください。

バスで

バスの写真

知本温泉郷へは、台東市内発の路線バスでもアクセス可能。台東バスターミナルは台鉄台東駅(新駅)とは違い市内(旧駅)にあり、温泉地まで直接アクセスできますので、台東市内から向かう場合はこちらが便利です。

知本温泉の泉質

富野温泉休閒会館の外観の写真
富野温泉休閒会館。公式サイトは日本語対応だ。

台湾の温泉にはしばしば「外温泉」「内温泉」という言葉が登場します。「外温泉」は駅や温泉郷の入口に近い温泉街、「内温泉」は入口から遠い温泉街のことを指しています。温泉街に住む人々にとっての「内」と「外」というイメージでしょうか。

現在、知本温泉には渓流沿いに3ヶ所の湧出地があり、「外温泉」「内温泉」がそのうち2つをそれぞれ利用しています。泉質は「美人の湯」「美肌の湯」といわれるナトリウム – 炭酸水素塩泉で、泉温は最高約95度、pH値は8.5となっています。

東台SPA温泉養生館

東台SPA温泉養生館の看板の写真

東台SPA温泉養生館の外観の写真

現在知本温泉には内温泉、外温泉合わせて数え切れないほどの温泉旅館、施設が立ち並んでいます。

今回取材班が訪問したのは、その「内温泉」中でも知本温泉でも最も奥、南国風の巨大露天風呂が印象的な東台SPA温泉養生館です。こちらは知本温泉の中でも特に長い歴史を持つ「東台温泉大飯店」に隣接する日帰り温泉施設になります。

東台SPA温泉養生館の入口の写真

東台SPA温泉養生館の受付の写真

入口と受付は日本家屋風で、大きな荷物がある場合はこちらで預けることも可能です。日本人でも快く受け入れてくれますよ。入口には売店があり、飲み物や水着なども購入できます。

東台SPA温泉養生館の施設配置図の写真

東台SPAの温泉は、温水と冷水の露天温泉区、ジェットバスのあるSPA区、ゆっくり入る内湯区に分かれています。

露天温泉区

東台SPA温泉養生館の露天温泉区の写真

東台温泉SPAのメインはやはりこの露天温泉区。残念ながらすべてが温泉ではなく、約半分は水風呂・・・つまりプールになっています。とはいえ、ヤシの木が揺れる「ザ・南国温泉」は開放感抜群ですので、温泉につかりながら南国気分が味わうには最適です。

東台SPA温泉養生館の温泉卵を作るスペースの写真

温泉卵を作るスペースもあります。

SPAゾーン

東台SPA温泉養生館のSPAゾーンの写真

台湾人が好む「温泉」の代表的な入り方といえばやはり「SPA池」。ぬるめのお湯につかりながらジェットバスや打たせ湯などで「ドバババババーーー!」とやるのが台湾式。東台温泉SPAはは名前に「SPA」が冠されているだけあって、SPA設備は屋根も付いていて充実です。

大浴場

東台SPA温泉養生館の大浴場の写真

SPAゾーンのさらに奥にあるのが日本風の屋内大浴場。残念ながら「日式」と呼ばれる裸で入る浴場ではありませんが、38度〜の各温度で注ぎ込まれる源泉にゆっくり浸かってリラックスすることができます。サウナもあります。

東台SPA温泉養生館の温泉から見える川の写真

東台温泉SPAは、知本を流れる「知本渓」沿いに建っているため、温泉からはすばらしい川の眺めが一望できます。

脱衣所

東台SPA温泉養生館の脱衣所へと続く階段の写真
脱衣所へは階段を下っていく

東台SPA温泉養生館の脱衣所の写真

脱衣所は地下にあります。ロッカーは鍵付きですので、貴重品などもここに預けます。ここでサンダルに履き替えて、シャワーを浴びてから地上の浴場へ向かうことになります。

東台SPA温泉養生館のドレッサールームの写真

東台SPA温泉養生館のシャワールームの写真

詳細情報

施設名 : 東台SPA温泉養生館
住所 : 台湾台東市卑南鄉溫泉村龍泉路147號 [地図]
アクセス : 台鉄知本站より路線バスもしくはタクシー。
営業時間 : 06:30〜23:30
公式URL : http://www.dongtair-spa.com.tw/(中文)
電話番号 : +886-8-951-2918(国際電話)
定休日 : なし

詳細を読む

入浴料 : 大人250台湾元、子供150台湾元 (周囲の土産店・食堂で割引券あり)
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり

知本一と称される「龍泉山荘」もすぐ

龍泉山荘の外観の写真

「知本一の温泉」と多くの旅行記やブログで紹介される【龍泉山荘】さんもすぐ近く。こちらは個人風呂がメインなので、東台温泉SPAとはまた違った温泉が楽しめます。

周辺観光

知本森林文化園区

知本森林文化園区の入口の写真

知本温泉のもっとも奥にあるのが知本森林文化園区。日本で言う自然公園で、知本の自然や動物、歴史などをアクティビティを通して楽しむことができます。

知本森林文化園区の園内マップの写真

知本森林文化園区の園内の写真

知本森林文化園区の園内の写真

知本森林文化園区の展望台から見える景色の写真

多客期には足湯などもあり、子供だけでなく大人も楽しめる公園になっています。展望台からの眺めも素晴らしいです。

原住民文化に触れる


知本温泉は現在でも多くの台湾原住民が住む地域でもあり、「知本老爺大酒店」「鹿鳴温泉酒店」などのホテルでは、原住民の人々による伝統的なダンスショーを見ることができます。原住民の独特な文化に触れることで、台湾の奥深い歴史の一つを知る手がかりにもなることでしょう。

太魯閣渓谷

太魯閣渓谷の絶壁の写真
渓谷の絶壁に横穴式の車道・歩道が作られている。
ヘルメットを着用した著者の写真
ヘルメット着用が義務付けられている(筆者)
太魯閣渓谷のハイキングコースの写真
さらに奥には絶壁・絶景のハイキングコースもある。団体ツアーでは行けない秘境だ。

知本からは少し距離がありますが、台湾東部を旅するなら、台湾でもっとも素晴らしいと言われる太魯閣渓谷には是非寄ってもらいたいところ。太魯閣渓谷観光の拠点「花蓮」駅から「知本」駅は特急「太魯閣号」が最短1時間40分で結んでいます。

知本温泉のグルメ・お土産

定番の温泉玉子

知本温泉の温泉玉子の写真

日本では箱根の大涌谷でよく食べられる「温泉玉子」ですが知本温泉でも多くのレストランや温泉ホテルで食べることができます。知本温泉は源泉温度が約95度とものすごく高く、こうしてそのままの温泉で温泉玉子が作れるのはこの高温の賜物なんですね。ちなみに取材班は森林文化園区の近くにある食堂「猴區廚房」でいただきました。

知本温泉「猴區廚房」での食事の写真

同じく「猴區廚房」にて。荷物を預かってくださったり、とても親切にしてくれましたよ!

台東の花を使ったアイスクリーム

知本温泉のアイスクリーム売り場の写真

知本のお土産やさんに「洛神花」のアイスクリームがありました。

「洛神花」(らくしんか)・・・・聞きなれないこの花、「ローゼル」と呼ばれるハイビスカスの一種なのだそうです。日本では滅多にお目にかかれませんが、台湾・中国では生薬として古くから使われています。

そしてお店のおばあちゃん曰く、この「洛神花」は「台東の名産」ということで、こうしてアイスクリームにもなっているんですって。

知本温泉のアイスクリームの写真

味ですか?結構酸っぱかったですね。梅のような感じかも。

おわりに

さて、台湾編第2回の「知本温泉」はいかがだったでしょうか?

台湾ブームと言われて久しいですが、まだまだ日本人が訪れるのは台北が多いのではないでしょうか?台湾は南部や東部に訪れてこそその魅力がわかると私は思います。

新幹線でアクセスできる南部や、大自然と日本時代の歴史が数多く残る東部にも、ぜひ足を運んでみてくださいね。

【台湾編①】台北からアクセス抜群!「北投温泉」に泊まってみた!

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