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【動画&写真】独占取材に成功!ドイツ「バーデン=バーデン」(フリードリヒ・テルメ温泉、カラカラ・テルメ温泉)

(現在Yutty!では、新型コロナウイルスの影響を受け、昨年以前に取材した施設を再構成して掲載しています)

世界でもっとも有名な温泉地

フリードリヒス浴場の温泉の写真
(CARASANA提供)
Yutty!をご覧の方でしたら、「バーデン=バーデン」という温泉地をご存じかと思います。
そう、ドイツ南部にある、あの「世界で一番有名な温泉地」です。
 
今回Yutty!編集部はなんと、「バーデン=バーデン」にある温泉浴場【フリードリヒス・テルメ】【カラカラ・テルメ】での公式取材に成功!その全貌をご紹介します。
動画はこちら↓↓↓

※本記事の写真は注釈のあるものを除き、すべてYutty!編集部が許可のもと撮影したものです。媒体を問わず、あらゆる無断引用を禁じます。

1. フリードリヒス浴場

“After 10 minutes you forget time, after 20 minutes the world”

フリードリヒス浴場の外観の写真
“Here at the Friedrichsbad you lose track of time within 10 minutes and track of the world within 20….”
「フリードリヒス浴場では、10分後に時間を忘れ、20分後には世界を忘れる」
フリードリヒス浴場の外観の写真
フリードリヒス浴場の外観の写真
『トム・ソーヤの冒険』で有名な世界的作家マーク・トウェイン(Mark Twain)が残したこの一節で知られる【フリードリヒス浴場 (Friedrichsbad)】(フリードリヒ浴場)は、バーデン=バーデンを代表する温泉浴場です。
1887年、「鉄血宰相」ビスマルクによりドイツ帝国がヨーロッパの覇権を握っていた時代に建造されたフリードリヒス浴場は、ドイツ帝国の威厳を内外に誇示するかのようなルネサンス様式の威容と、ローマ帝国を彷彿とさせる荘厳な浴場を誇ります。
貴族や政治家など富裕層の社交場、保養施設として使用されたフリードリヒス浴場ですが、現在ではだれでも利用することができます。

混浴もできる全裸の温泉

フリードリヒス浴場のロビーの写真
フリードリヒス浴場のロビー

フリードリヒス浴場のロビーの写真 フリードリヒス浴場のロビー壁面の写真

ドイツは日本と同じく全裸で入浴する慣習が残る数少ない国であり、このフリードリヒス浴場も全裸で入浴することがルールとなっています。
そしてドイツの多くの浴場と同じく、男女は混浴となっており、カップルや夫婦で入浴のひと時を過ごすことができます。
混浴に抵抗がある人でも楽しむことができるように、男女別浴の日も設定されています。
  • 混浴の日⋯⋯火水金土日曜日、祝日、2/14
  • 別浴の日⋯⋯月・木曜日

2月14日の「バレンタインデー」が混浴の日というのも、センスがありますよね~。

なお後述のように別浴の日でも混浴ができる場所がありますので、もし別浴の日に訪問してしまっても大丈夫ですよ。

厳格なルールと17の浴室

フリードリヒス浴場のフロントの写真
フロント
フリードリヒス浴場のロッカーの写真
ロッカーは男女別になっている。
フリードリヒス浴場のタッチパネルの写真
タッチパネルなどで自分のすべき手順などの説明を見ることができる。
指定された更衣室で全裸になると、スタッフからタオルとルールを言い渡されます。
一、17の浴室すべてを決められた時間と順番で回ること。
一、サウナは必ずタオルを敷いて入ること。
一、浴場内で会話はせず、自らと向き合うこと。
フリードリヒス浴場の館内図の写真
17の手順が描かれた館内図。左右対称なつくりで、男女別浴の日は左右で男女が分かれるが、最終的には合流する。
フリードリヒス浴場の”門番”のおじさんの写真
”門番”のおじさん。厳しく入浴方法を指導してくれた。
とにかくルールが好きなドイツ人、日本の銭湯にもたくさんのルールがあるように、ドイツの浴場にも守らなくてはいけないルールがあるのです。
特に気を付けなくてはいけないのがサウナ。ドイツのサウナでは絶対タオルを敷いて入らなくてはならず、もし忘れて入ろうものならスタッフや入浴客に強く注意されます。
そしてこのフリードリヒス浴場では、17ある浴室や休憩室を、決められた手順で回らなくてはなりません。
それぞれには身体への健康上合理的な理由があり、規定の順番で回ることで身体が最大限休まり、回復するというのです。
これを「ローマン・アイリッシュ様式」といい、ローマ式とアイリッシュ式の入浴法を組み合わせた、「冷温交互浴」にマッサージを組み合わせたドイツの伝統的な入浴方式なのです。
それでは実際に入浴してみましょう
1.シャワー3分
フリードリヒス浴場のシャワールームの写真
まずはシャワーを浴びます。石鹸もあるので全身くまなく。
2. 48℃のサウナ(5分)
3. 58℃のサウナ(5分)
フリードリヒス浴場のサウナの壁面の写真 フリードリヒス浴場のサウナの写真
シャワーも浴びて「ヨッシャー!風呂だー!」なんて言おうものなら出鼻をくじかれます。
まずは低温サウナで精神を統一。2,3のサウナは連続していて、少しづつ体温を上げていきます。
4. シャワー
5. マッサージとアカスリ(30分)
6. シャワー
フリードリヒス浴場のマッサージルームの写真
身体も温まって、「よし!今度こそ風呂!」というあなた、ちょっと待ってください。
シャワーを浴びて、マッサージを受けましょう。短パンのおじさん(女湯は女性)がローマ風呂式にアカスリと全身洗浄、そしてマッサージをしてくれます。
大理石のベッドが痛いのを除いて、とても気持ちいいひと時です。
(マッサージはオプション料金となります)
7. 45℃のスチームサウナ(10分)
8. 48℃のスチームサウナ(5分)
フリードリヒス浴場のスチームサウナの写真
アカスリも受けてスッキリ、さて湯船・・・はまだおあずけ。
隣り合った源泉スチームサウナで15分、さらに身体を温めます。
蒸気で鮮明な写真をお見せできないのが残念なのですが、写真のアーチ部分には熱々の源泉を噴水のように流しスチームを発生させています。温泉を使ったスチームだからか、よく温まります。
9.36℃の入浴(10分)
フリードリヒス浴場の湯船の写真
やっとお待ちかねの湯船です!
「空腹は最大の調味料」なんて言いますが、ずっとおあずけをくらっていた湯船、感慨もひとしおです。
36℃ということで、日本人からしたらかなりぬるめですが、フリードリヒス浴場では一番高温の浴槽です。結論から言うと結局ここに一番長居をしてしまいました。
男女別々の日は、ここまでが別浴になります。
10.34℃の入浴(15分)
フリードリヒス浴場のジャグジーの写真
続いて、一番奥のジャグジーに入ります。湯温はさらにぬるめに。すでにクールダウンに入っていることに驚きます。
壁画には鶴や花の絵が描かれているのですが、なんだか銭湯画のようで不思議な気分です。
そして10の湯船から見える11の湯船⋯⋯これが見事なんです。
フリードリヒス浴場の見上げる風景の写真
10の浴槽(写真左)に浸かりながら見上げる風景は、もはや異世界そのもの。
それはまるでローマ帝国に転生したような瞬間。
あまりに見事すぎる景色に、一糸まとわぬ生まれたままの姿で言葉を失います。
そうか、これがマーク・トウェインに《世界を忘れる》と言わしめたのか⋯⋯。
『神があなたを創造したときの姿で、気持ちの良い温泉に身を任せましょう。17ステップで構成されている特別な温浴コースは、一生に一度の稀有な温泉体験を与えてくれます。次々に変わる温度、貴重な温泉を多様な形で味わう温浴を続ける内に心が休まります。最後の仕上げは、石鹸水のブラシマッサージ。その昔、蒸気バス、熱気バス、そしてブラシマッサージなどを通してバスタオルの中で夢心地だったアメリカの文豪マーク・トウェインは、後に友人に書き記しています。「ここ、バーデン・バーデンのフリートリッヒ浴場では、10分すると時間を忘れ、20分後には世界を忘れるよ。」 』
11.28℃の入浴(5分)
「バーデン=バーデンといえばこの湯船」とされるくらい、バーデン=バーデン、そしてフリードリヒス浴場の「代名詞」であるのが、この11の浴槽です。
フリードリヒス浴場のローマ風ドーム天井の写真
フリードリヒス浴場のローマ風ドーム天井の壁面の写真
本当にみごとなローマ風ドーム天井です。博物館の中にいるようですが、こちらは全裸。
素っ裸で天井に見とれます。
フリードリヒス浴場の水風呂の写真
そしてここで衝撃の事実が。
これ、ほとんど水風呂なんです。
つまり、プールなわけですが、こちらは全裸。裸で泳ぐことにはなれていないので、逆に場を持て余してしまいました。
今回の入浴では、取材陣のほかにはドイツ人女性の親子が入浴されていました。
ドイツ人にとって全裸での混浴は何らおかしいことでも、卑猥なことでもないので、みなさん堂々と入浴されていました。
12.シャワー(3分)
最初のシャワーに戻り、再度身体を洗います。
13.18℃の水風呂(一瞬)
フリードリヒス浴場の水風呂の写真
最後に水風呂でクールダウン。
よく知られた健康法ですが、最後に身体を冷やすことで、身体が自ら温まろうと代謝をアップさせます。それにより冷え性や疲労回復、ストレス軽減、湯冷めの防止など様々な健康効果が期待できます。
14.タオルで水を拭う(4分)
脱衣所に出て身体を拭くわけですが、風呂上りまで時間が指定されています。
15.保湿クリームを塗る
脱衣所のスタッフが、身体にいい香りのクリームを塗ってくれます。
16.レストルームで休憩(30分)
シーツにくるまり暗めの部屋で30分の休憩。あっという間に夢の中へ。
17.リーディングルームで休憩(30分)
フリードリヒス浴場のリーディングルームの写真
(CARASANA提供)
最後に、お茶を読みながら広い図書室で休憩して、すべての行程が終了!
いかがでしょうか?日本の「入浴」とはちょっと違う慣習に驚きましたか?
ドイツの温泉施設が全てこのような厳格な順序を持っているわけではありません。
例えば隣接する「カラカラ・テルメ」などは、日本のスーパー銭湯などと同じように家族で楽しむことができます。
なぜ「フリードリヒス浴場」がこのような「療養的な」浴場なのか、少しだけバーデン=バーデンの歴史を紐解いてみましょう。

バーデン=バーデンの歴史

バーデン=バーデンは、紀元前2世紀頃にはローマ人によって「テルマエ(ローマ風呂)」が作られていたと言われています。今でもフリードリヒス浴場の地下ではローマ時代の浴場遺跡を見学することが可能です。

フリードリヒス浴場の浴場遺跡の写真 フリードリヒス浴場の浴場遺跡の写真 フリードリヒス浴場の浴場遺跡の写真
フリードリヒス浴場のフリードリヒ大王の石像の写真
浴場の名称のモチーフとなったフリードリヒ大王
その後ローマ帝国の崩壊とゲルマン民族の侵攻によりすべて破壊されてしまったバーデン=バーデンですが、6世紀頃にゲルマン人による「フランク王朝」により温泉地として注目されて以降、ヨーロッパ貴族の保養地として利用されました。
フリードリヒス浴場の飲泉所の写真
フリードリヒス浴場の横に残されている飲泉所。63℃の源泉をそのまま飲めるようになっていたという。
フリードリヒス浴場の飲泉所の壁面の写真
かつては飲泉も重要な温泉療養の方法だった。かけ流しのため、現在はこの源泉は飲用不可となっている。
1800年代になりプロイセン王国の皇族が療養のためバーデン=バーデンに滞在するようになり、開発が急速に進みます。そして1887年に貴族やVIP専用の療養・治療施設として「フリードリヒス浴場」は造られます。
フリードリヒス浴場からバーデン=バーデン市街を望む写真
フリードリヒス浴場からバーデン=バーデン市街を望む。かつては現在の場所には女性用浴場があり、写真下部の広場に男性用浴場があったという。
その後、ドイツ各地の温泉地は療養地からリゾートに変わり、いわゆる「癒し」のためのスパが作られるようになります。しかし、フリードリヒス浴場では当時の文化を保存するという意味も含めて、あえて建造当初から続く「療養」としての入浴フォームを残しているのだそうです。
フリードリヒス浴場のホールの写真 フリードリヒス浴場のホールの写真

フリードリヒス浴場のホールの写真
現在はホールとなっている二階部分は、ドイツ初の「フィットネスクラブ」だった。

泉質は硫酸塩・塩化物泉

フリードリヒス浴場の源泉口の写真
フリードリヒス浴場の源泉口

フリードリヒス浴場の源泉は、56°C – 68.8°Cのナトリウムーカルシウム硫酸塩・塩化物泉。地下1200-1800mから湧き出ており、なんとその湧出量は一日に800.000リットルにも上ります。

フリードリヒス浴場はカップルにオススメ

ここまでご紹介してきた王宮のような空間と混浴が特徴のフリードリヒス浴場は、大人のカップルやご夫婦におすすめです。女性におすすめのエステやリラクゼーションも揃っていますので、彼女さんや奥様へのプレゼントなどにいかがでしょうか?
フリードリヒス浴場のエステの写真

フリードリヒス浴場のエステ利用者限定の浴場の写真
エステ利用者限定の浴場もある
また貸切風呂もありますので、混浴に抵抗があるかたはこちらを利用するのも良いでしょう。
フリードリヒス浴場の貸切風呂のお湯を出す所の写真
貸切風呂のお湯はこうやって出す
<Photo album>
バーデン=バーデン市街の写真バーデン=バーデン市街の写真バーデン=バーデン市街の写真バーデン=バーデン市街の写真

(↑クリックすると写真が拡大されます)

施設情報

  • 施設名: Friedrichsbad(フリードリヒス浴場)
  • 住所: Roemerplatz 1, 76530 Baden Baden
  • 営業時間: 9:00~22:00(最終入場は20:00)
  • 休業日: 12/24、12/25
  • 料金:入浴のみ27€、マッサージ付39€~。
  • 設備:石鹸あり。タオル、サンダルのレンタルあり。
  • 公式HP: http://www.carasana.de/en/friedrichsbad/home/
  • その他: 2/14を除く月・木曜日のみ男女別浴。

残念ながらフリードリヒス浴場は14歳以下の子供は入館することができませんが、ファミリーやグループにもおすすめの浴場があります。次に紹介する【カラカラ浴場】です。

【取材】広島の絶景温泉『鞆の浦温泉』と編集部オススメの観光スポットを紹介します!

この記事は広島県とのタイアップ記事です

鞆の浦と渡船
鞆の浦の場所(広島市ウェブサイトより引用)

広島県といえば中国地方最大の都市「広島」や軍港の街「呉」といった観光地が有名ですが、福山市にある温泉「鞆の浦」(とものうら)という場所をご存じでしょうか?

この「鞆の浦」は『崖の上のポニョ』の舞台としても知られているのですが、絶景温泉と絶品グルメの楽しめる温泉地として今、注目を集めています。

鞆の浦の写真 ポニョ
宮崎駿・高畑勲両監督のサイン色紙

今回は「鞆の浦温泉」の温泉ホテルや、珍メニュー「いちごのキーマカレー」が食べられる平田観光農園など周辺の観光スポットについてYutty!編集部が生で感じた魅力をお伝えします。

歴史の街「鞆の浦」

鞆の浦の写真
1859年に建てられた「常夜燈(とうろどう=燈籠塔)」。かつては船乗りたちの道しるべとして、今は鞆の浦のシンボルとなっている(写真左)
鞆の浦の写真

「鞆の浦」というと、歴史ファンである筆者が思い浮かぶのは幕末の志士「坂本龍馬」と「いろは丸」の存在です。詳細は後述しますが、坂本龍馬率いる海運会社「海援隊」の商船「いろは丸」が衝突・沈没し、海援隊隊士達が避難上陸したのがここ鞆の浦でした。

いろは丸の展示
鞆の浦沖で引き揚げられた「いろは丸」の実物(いろは丸展示館)

鞆の浦は万葉集でも

海人小舟帆かも張れると見るまでに鞆の浦廻に波立てり見ゆ

万葉集1182

などと詠われたほど古くから交易地として栄えた港町で、かの遣唐使や朝鮮通信使もここを宿場として立ち寄ったとの記録があります。

福禅寺 対潮楼
朝鮮通信使が「日東第一形勝」(日本一の絶景だ)と書き残した(対潮楼)

室町幕府最後の政権「鞆幕府」が置かれたともされ、幕府が置かれていた「鞆城跡」からは鞆の浦の街を見下ろせます。

鞆城跡から鞆の浦を望む
鞆城跡から鞆の浦を望む(福山市鞆の浦歴史民俗資料館)

鞆の浦には現在でも江戸から戦前に建てられた歴史建築が300棟以上も残っており、これらは「鞆町伝統的建造物群保存地区」として街並みを後世に伝えています。

純和風の《景勝館漣亭》&モダンリゾートの《鷗風亭》

「鞆の浦温泉」にはいくつかのホテル、民宿がありますが今回取材班が訪れたのは、どちらも絶景のシービューを楽しめる純和風の【景勝館漣亭】(さざなみてい)とモダンリゾートの【鷗風亭】(おうふうてい)。

歴史と海に溶け込んだ宿《景勝館漣亭》

漣亭の外観
漣亭のロビーの写真

【景勝館漣亭】は、鞆の浦にある純和風の旅館です。ウェルカムドリンクは囲炉裏でお茶をいただきます。「いろは丸記念館」や歴史保存地区にも近く街歩きの拠点として便利な場所に位置しています。「アットホームな非日常」をテーマに、家族連れからご夫婦まで、どんな方でもゆっくりできる温泉旅館となっています。

◆瀬戸内インフィニティ温泉

景勝館漣亭の温泉は、まさにその名にふさわしい鞆の浦の大海原を一望できるインフィニティ温泉です。とくに露天風呂の眺めは対岸の「仙酔島」や「弁天島」とのバランスが絶妙で、まるで絵画を切り取ったかのよう。

漣亭の露天風呂の写真
「月光の湯」露天風呂
漣亭の露天風呂の写真
「しまなみの湯」露天風呂

浴場は「しまなみの湯」「月光の湯」があり、それぞれ男女交代制となっています。

漣亭の内湯の写真
「月光の湯」内湯

泉質は海の温泉ではめずらしいラジウム温泉(単純弱放射能冷鉱泉)です。神経痛や打ち身など万病に効く温泉とされています。

漣亭の露天風呂の写真
渡船いろは丸とともに景色のうつろいを感じる

私は日本の温泉のなかでも特に瀬戸内海に面した温泉が好きなのですが、その理由は「時間とともに移ろいゆく景色」が楽しめるから。

伊豆や白浜が「静」ならば、瀬戸内は「動」。島々を縫うように頻繁に行き交う、大小さまざまな船々を眺めながらお湯に浸かっていると、私は時間を忘れて永遠に入っていられてしまうのです。

全国に「絶景温泉」は数あれど、これは日本屈指の「水道」である瀬戸内海ならではの特別な情景なのです。

漣亭の露天風呂の写真

脱衣場にはお子様用入浴セットも置いてあり、お子様連れウェルカムな温泉であることもわかりました。宿泊客専用の貸切風呂もありますので、小さなお子様連れの方にはそちらもおすすめです(事前予約制・有料)。そのほか小さなお子様向けのサービスとしてはおむつポットや食事でのふりかけサービスなどを行っているそうです。

◆趣のことなる和室

景勝館漣亭のお部屋は

  • オーシャンビューの露天風呂がついた本館特別和室
(ホテル提供)
  • 庭園を眺める露天風呂のついた別館特別和室
(ホテル提供)
  • 全室オーシャンビューの本館和室、別館和室
(ホテル提供)

となっています。やはり鞆の浦に来たからには海の見えるお部屋がおすすめですが、露天風呂付和室のお風呂は大浴場と同じラジウム温泉となっていますので、温泉に入り放題の特別室がとくに魅力ですね。

◆瀬戸内の豊かな海の幸

(ホテル提供)
(ホテル提供)

瀬戸内のちょうど海流の分岐点に位置する鞆の浦は鯛をはじめとした魚介の宝庫。漣亭では工夫を凝らした旬の幸をいただくことができます。

◆コワーキングルームも

(ホテル提供)

館内にコワーキングスペースがあるのも注目ポイント!ワーケーションやビジネス利用が可能なのも多様な働き方がある今では嬉しい設備ですね。コワーキングスペースの利用と温泉の入浴がセットになった日帰りプランも提供されているとのことです!

施設名鞆の浦温泉 景勝館 漣亭
住所〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆421番地
日帰り入浴営業時間:11:00〜14:30 料金:大人1430円 小人770円
アクセス福山駅より路線バス・送迎バス(要予約)で約30分
電話番号0570-025-544 (受付 9:00~18:00)
URLhttps://www.keishokan.com/

絶景を前にプレミアムな非日常に出会う《鷗風亭》

鴎風亭

ホテル鷗風亭】は270度三方を海に囲まれ、4つのプレミアムスイートルームと絶景温泉を愉しめるモダンリゾートホテル。特別な日に訪れたいワンクラス上の非日常な空間で瀬戸内の一日を過ごすことが可能です。

◆2種類の絶景温泉

まず鷗風亭の温泉をご紹介しましょう。鷗風亭には3階の大浴場・露天風呂と、屋上に天空露天風呂があります。中でも屋上の天空露天風呂は宿泊者しか入ることができないプレミアムな空間となっています。泉質は漣亭と同じ源泉を使用したラジウム温泉となっています。

大浴場・露天風呂

大浴場(ホテル提供)
露天風呂(ホテル提供)

3階大浴場・露天風呂は鞆の浦の海を一望する大きな窓が印象的な内湯と、左右に開放的な露天風呂が特徴です。そして露天風呂に入ってみるとこれが本当に「ちょうどいい温度」だったんです。熱くもなくぬるくもない適温の温泉に、心と体がうっとりとほぐれていきました。私が一番好きな温度、いつまでも入っていられそうな温度でしたので、上がるときは後ろ髪を引かれる思いで浴場を後にしたのでした。

※露天風呂は通常41度前後に設定しているそうですが、温度は気象状況などにより常に変化することをご理解ください。

またこの3月にはサウナがリニューアルされし、ロウリュサウナ(男子)、ミストサウナ(女子)がそれぞれオープンしました。サウナで温まって、露天風呂で瀬戸内の潮風に当たるのもとても気持ちのいいものですね。

星の湯・波の湯・貸切風呂

「星の湯」(ホテル提供)
夕暮れの「波の湯」(ホテル提供)

屋上にある天空露天風呂「星の湯」「波の湯」はその名の通り波音を聞きながら星空を見上げられる開放的な露天風呂。新しくモダンな造りの湯舟は夜にはライトアップされてより一層気分が高まります。宿泊者のみ入浴可ですので、ハイシーズンでもゆっくり静かに過ごせるというのが魅力です。

鴎風亭の貸切風呂の写真
鴎風亭の貸切風呂の写真

屋上露天風呂と同じエリアには貸切露天風呂の「燦々・滔々」もあります。カップルやご夫婦の特別な時間を、2人だけで過ごせるのもまた鷗風亭の魅力の一つなのです。

◆至高のスイートルーム

【鷗風亭】最大の注目ポイントはなんといっても客室です。なんと鷗風亭には4種類のスイートルームと2種類の特別室があります。それぞれ見ていきましょう。

  • オーシャンビュージャグジー付プレミアムスイート
(ホテル提供)

オーシャンビュージャグジー付プレミアムスイートは、広さ81平米にセミダブルベッド2台と空間を贅沢に使った部屋。なによりオーシャンビューにジャグジーが非日常空間を演出します。カップルや少人数におすすめの最上級スイートとなっています。

  • ビューカウンター付ハーバーサイド・スイート
(ホテル提供)

鞆の浦の漁港に面したビューカウンター付ハーバーサイド・スイートは、セミダブルベッドが4台ある2間のお部屋。3世代やお友達同士のグループ旅行に最適のスイートルームです。

  • ビューバス付ハーバーサイド・セミスイート
(ホテル提供

鞆の浦の港町と歴史地区を一望できるハーバーサイド・セミスイートは、石造りのお風呂があるリビングからベッドルームまでの長い作りが特徴的なお部屋。リビングとベッドルームのあいだにはダイニングルームがあり、お部屋食をいただくことも可能。とくにプライベート感のあるこちらの部屋は、記念日にゆっくりと過ごすには最適です。

  • インルームダイニング・スイート
(ホテル提供)

和風の優しい色使いが印象的なこちらの部屋は、鞆の浦の町並みを眺められるテラス風リビングと、ダイニングテーブルが特徴。こちらも家族でゆっくり食事をすることができる部屋になっています。

  • プレミアムルーム・露天風呂付客室
露天風呂付客室は3種類それぞれ造りが異なる(ホテル提供)
高級シティホテルのようなプレミアムルーム(ホテル提供)

そのほか、特別棟「酔帆楼」の露天風呂付客室や、最上階フロアーのプレミアムルームはそれぞれ純和風と洋風の特別室となっており、どちらもじゅうぶんスイートルームと呼べるような豪華なしつらえになっています!もちろん普通の客室もあり、豊富な種類のお部屋から目的やご予算に合わせて自分に合ったものを選べるのが鷗風亭の魅力です。

◆最高級の瀬戸内グルメを

鴎風亭の料理の写真
瀬戸内の海の幸や、竹原産峠下牛のしゃぶしゃぶが並ぶ。右手前の食前酒は鞆の浦名物「保命酒」
鴎風亭の料理の写真
備後フィッシュは本当に美味しく新鮮な魚のみを提供している証拠だ

鞆の浦といえばもちろん海の幸ですが、なかでも鷗風亭で使用している食材は瀬戸内でも広島県三原市・尾道市・福山市・岡山県笠岡市の4市沿岸でのみ獲れ、地元の漁師たちが本当に美味しい魚として認めた「備後フィッシュ」認定魚なんだそう。またお肉にもごだわりがあり、「竹原産峠下牛」「広島血統和牛 元就」などの広島ブランド牛を使用しています。どちらも甘く、とろけるような味わいが特徴です。

◆一生の思い出に、シーサイドウェディング

(ホテル提供)

鷗風亭にはブライダルプランもあり、なんと瀬戸内海を一望するテラスで結婚式が挙げられます!披露宴会場もありますので、シェフ腕折の海の幸とともに鷗風亭で一生の思い出になる式を挙げることもできますよ。

取材の最後に「鷗風亭はどんなホテルですか」と支配人にお伺いしたところ、鞆の浦で特別な日を過ごすなら「ホテル鷗風亭で」と言う様なシンボル的なリゾート旅館でありたいとおっしゃっていました。みなさんもぜひ広島・福山に訪れる際は「鷗風亭で過ごす記念日」を検討されてはいかがでしょうか。

施設名ホテル鷗風亭
住所〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆136番地
日帰り入浴営業時間:11:00~20:00 料金:大人1400/小人700
アクセス福山駅より路線バス・送迎バス(要予約)で約30分
電話番号084-982-1123 (受付 9:00~18:00)
URLhttps://www.ofutei.com/

漣亭と鷗風亭で「湯めぐり」も

姉妹ホテルである【景勝館 漣亭】と【ホテル鷗風亭】では、宿泊者に限り両方の温泉に入浴できる「湯めぐりサービス」(時間15:00~22:00、鷗風亭は3階浴場のみ)を実施中。ぜひご両方の絶景温泉を堪能してくださいね。

鴎風亭送迎バスの写真
漣亭・鷗風亭の予約制送迎バス(福山駅~ホテル)

そのほかの宿

◆汀邸 遠音近音

汀邸 遠音近音の写真

シーボルトや井伏鱒二なども泊まった江戸創業の旅館「宿屋蘢藤」を現代に再生した「汀邸 遠音近音」(みぎわてい をちこち)。コンパクトながらもモダンで全室オーシャンビューの客室は女子旅などにおすすめ。

◆御船宿いろは

御船宿いろはの店内

坂本龍馬が紀州藩と「いろは丸談判」をした「魚屋萬蔵宅」を、外観はそのままに現代にリニューアルした旅館。なんとそのデザインを手がけたのは巨匠・宮崎駿監督。日中はカフェとしての利用も可能です。

◆鞆の浦 潮待ちホテル

潮待ちホテル

歴史的商家や町屋を再生した、いま流行りの“分散型古民家ホテル”。県道に面した「潮待ちホテル櫓屋-ROYA-」と対潮楼そばの「潮待ちホテル櫂-KAI-」があり、鞆の浦に「暮らすように泊まる」体験が可能です。

鞆の浦温泉と一緒に立ち寄りたい福山・三次の観光スポット

鞆の浦の街並み&坂本龍馬ゆかりの地

◆鞆の浦の街並み

鞆の浦温泉といっしょに訪れたいおすすめスポットとしてはまず鞆の浦の町並みがあります。万葉の時代から栄えた漁師町は今でも江戸・明治の町並みを残していて、歩くだけでもタイムスリップすることができます。今回はいくつかあるおすすめスポットからいくつかピックアップしてご紹介しますね。

鞆の浦の写真
鞆の浦の写真
県道47号

◆いろは丸展示館

いろは丸展示館の外観

幕末の英雄 坂本龍馬と彼が設立した「日本で最初の株式会社(日本初の商社とも)」こと「亀山社中(のちの海援隊)」は歴史ファンには有名です。その海援隊が下請けとなって乗組みをしていた商船がイギリス製の蒸気船「いろは丸」です。

1867年、龍馬と海援隊の操る「いろは丸」は紀州藩船「明光丸」と衝突し、この鞆の浦沖10km付近で沈没してしまったのですが、なんとこの「いろは丸展示館」には、近年になって引き上げられた本物の船体や積載品が展示されているのです!!

いろは丸展示館の写真
いろは丸の展示の写真

「いろは丸」の沈んでいた海底を再現した実物大ジオラマや引き上げ品、いろは丸事件後の「日本最初の海難審判」と呼ばれる談判の一部始終などを展示・解説しており、鞆の浦に訪れた際は一見の価値ありとなっています。

施設名いろは丸展示館
料金小学生以上200円
開館時間10:00~16:30
休館日年末年始

◆福禅寺 対潮楼

福禅寺 対潮楼

「福禅寺 対潮楼」は、1690年にかの朝鮮通信使の迎賓館として建てられた福禅寺の客殿。1711年の朝鮮通信使・李邦彦がこの対潮楼からの眺望を「日東第一形勝(日本で一番いい景色だ)」と称賛したと言い伝えられています。さきの「いろは丸事件」では、龍馬と紀州藩の談判の場としても使われました。お座敷から仙酔島や弁天島を望むゆったりとした時間は、今も当時もきっと変わらないのでしょう。

施設名福禅寺 対潮楼
料金大人200円,中高生150円,小学生100円
開館時間【平日】午前9時~午後5時 【土日祝日】午前8時~午後5時
休館日なし

◆龍馬の隠れ部屋・桝屋清右衛門宅

坂本龍馬の隠れ家

「いろは丸事件」後、龍馬が身を寄せたのが当時豪商であった廻船問屋「桝屋清右衛門宅」です。現在は一階が雑貨屋さんとして営業中で、館内や龍馬の隠れていた屋根裏部屋を見学することができます。

坂本龍馬の隠れ家
当時は完全に天井で閉じられ、今のような階段はなかったらしい
坂本龍馬の隠れ家
実際に龍馬が隠れていたとされる部屋。とてもここで過ごしたいとは思わない
施設名桝屋清右衛門宅
料金大人200円 小学生以上高校生以下100円
時間9:00〜16:30
休館日火・水・木

◆平成いろは丸

鞆の浦の写真
鞆の浦の渡船
仙酔島に接岸中のいろは丸。奥に見えるのが鞆の街

「仙人が酔う程に美しい島」という由来を持つ「仙酔島」。瀬戸内海国立公園の景勝地のひとつである「仙酔島」まで片道5分の船旅を楽しめるのが福山市営の渡船「平成いろは丸」です。坂本龍馬の「いろは丸」をモチーフにしたユニークなデザインになっています。「仙酔島」のホテル・キャンプ場や釣り場までのアクセスである「平成いろは丸」ですが、島には上陸せず海の上から鞆の浦の風景を楽しむ往復10分のクルーズもおすすめですよ。

施設名福山市営渡船 平成いろは丸
料金往復大人240円、子ども120円
時間7時10分~21時30分に約20分ごとに出航
運休日なし

鞆の浦までのアクセス

鞆の浦の写真
鞆の浦バス停

鞆の浦へは福山駅から出ている直行バスが便利(約30分)。レトロボンネットバスを利用したツアーバスもあります。

車の場合は山陽自動車道福山東/西 I.Cより約40分です。また季節限定で尾道からフェリー航路もあります(瀬戸内クルージング)。

帝釈峡「雄橋」「神龍湖」

帝釈峡案内図

帝釈峡は国の名勝に指定されている全長18キロメートルもわたる渓谷です。鍾乳洞や天然の橋「雄橋」など力強い自然のパワーとマイナスイオンを感じられる上帝釈エリア、カヤックや遊覧船、食事などアクティビティを堪能できる神龍湖エリアにわかれています。

◆上帝釈・雄橋

雄橋の写真
(帝釈峡観光協会提供)

上帝釈とよばれる渓谷の上流部は川に沿って遊歩道が整備されており、その先には天然記念物として有名な「雄橋」があります。「雄橋」は長さ90 m・幅19 m・高さ40 mの日本最大級の天然橋で、鍾乳洞が削られてできたものとされています。写真からはなかなか伝わらないのですが、実際に見てみるとその迫力に圧倒されます!また遊歩道の途中には鍾乳洞の「白雲洞」や天然橋の「鬼の唐門」などもあり、大自然のパワーを感じられるスポットになっています。

◆神龍湖

神龍湖の写真
神龍湖の写真

上帝釈エリアから車で30分ほど下流に下ると神龍湖があります。神龍湖は大正12年に完成した帝釈川ダムのために造られたいわゆる人造湖ですが、私たちがよく知っているようなダム湖とは違い、南北に細長く、石灰岸壁で切り立った岩肌はゴツゴツしていて、上空からみるとまるで龍のようであるということから神龍湖と名づけられました。赤い神龍橋・紅葉橋・桜橋と緑の山肌のコントラストが映えるダムですが、雨の日には水墨画のようにモノクロの世界に生まれ変わります。

神龍湖の四季とダムの構造を間近で見ることのできる帝釈峡遊覧船のほか、レストラン、資料館、ホテル、キャンプ場などがあります。

◆帝釈峡遊覧船

帝釈峡遊覧船
(帝釈峡観光協会提供)
帝釈峡遊覧船の船内
遊覧船内にはこたつがあり寒い日でもゆったりと楽しめる

夏には深緑を、秋には紅葉の神龍湖を40分でめぐる帝釈峡遊覧船。橋の上から眺める湖の景色とはまた違った姿を見ることができます。屋根・窓付なので寒い時期でも大丈夫。

神龍湖の写真

またハイパワーエンジンを搭載し水上を猛スピードで駆け抜けるオープンボートもあります。

施設名帝釈峡遊覧船
運航期間令和5年 3月18日~12月上旬 ※水曜定休日
運行時間9:00~16:00 1周約40分
料金大人1500円,小人(小学生)750円
電話0847-86-0131

またちょうどこれからの季節、4月~11月の夏季期間に楽しめるカヤックは、6歳から参加可能。ファミリーやお友達同士で帝釈峡を楽しむのにおすすめです。

施設名神龍湖カヤック
期間4月~11月
料金4000円~
年齢6~70歳
電話0847-86-0131(要予約)

帝釈峡へのアクセス

自家用車:中国自動車道東城ICより約10分。福山駅より約60分。

電車・バス:JR芸備線東城駅から備北バス30分。

家族連れにおすすめ「平田観光農園」

平田観光農園の写真

広島県三次市にある「平田観光農園」は、広島県内でも最大級の規模を誇るいちご園ですが、これまでにない新感覚いちご狩り園として多い時には一日4~500人もの人が訪れます。

平田観光農園の写真

いちご狩り農園というだけでなく、レストランやバーベキュー場、どうぶつとのふれあい体験などもできる「フルーツのテーマパーク」となっています。

◆Very Berry ちょうど狩り

平田観光農園のいちご

平田観光農園のいちごはとても標高が高く涼しいところにあるため成熟が遅く、ゴールデンウイークの時期までいちごが収穫できることが特徴。また市場には出荷しない観光農園なので、一番甘くなる完熟期に獲って食べられるというのも平田観光農園のいちごがおいしい理由なんだそうです。

一般的な「いちご狩り」というと、ビニールハウスのいちごが練乳付きで食べ放題!といったイメージがありますが、平田観光農園のいちご狩りはちょっと違います。

平田観光農園の写真

最初に「チケット」を購入し、このチケットをいちご狩りをするだけでなく、とれたてのいちごでボトルケーキを作れたり、いちごパフェと交換したり、チョコやイチゴ飴などと交換。いろんな食べ方でいちごを味わうことができるので、とにかく飽きが来ません。

平田観光農園の写真
ボトルケーキ作り体験
平田観光農園のスイーツ
Yutty!取材班の女子力ははたしていかほどか?

◆名物いちごキーマカレー!

平田観光農園のいちごカレー

園内には「古民家カフェ noqoo」と「noqoo DELI」などランチや軽食、スイーツの食べられるカフェもあります。なかでも古民家カフェ noqooのオリジナルメニュー「いちごのスパイスキーマカレー」は、料理長考案の、なんとカレーの上にいちごが載っているという珍メニュー!甘そうなピンクのソースはじつはビーツを使ったチーズソースというこだわりもあり、今回Yutty!取材班が「ぜひ実食させてください!」と頼み込み作っていただきました!

いちごカレーの写真

ではいざ実食・・・パクッ・・・・・!!!??? 

見かけは絶対甘いのに、食べてみるとこれが結構辛い本格派! と思ったら甘いイチゴの香りが抜けて行き、また辛くなり・・・まさに辛さと甘さのミルフィーユといった状態! もう脳内大混乱といった感じでたのしかったです。ぜひみなさんも挑戦してみてください!

平田観光農園のスイーツ
至福のいちごプレート
平田観光農園のスイーツ
2023年春季限定 春の訪れフレジェのパフェ

そのほか、いちごを2パック贅沢に使った至福のいちごプレートなど、専属パティシエのつくるいちごを使ったスイーツメニューも豊富です。

※「いちごのスパイスキーマカレー」は5月上旬までのいちごの収穫期限定です。

◆BBQやどうぶつ広場で一日楽しめる農園です

平田観光農園のジビエ料理
予約をすると地元の食材と新鮮なジビエをふんだんにつかったジビエコースも楽しめる

みんなでワイワイ盛り上がれるBBQのほか、スキレット(キャンプ用の鍋)でラザニアやチーズタッカルビが作れるダッチオーブンブース、色々食材の持ち込める焚火スペースなどが雨天でも使用可能。

機材や食器はすべて借りれますので、ぜひ夏に平田観光農園を訪れる際は森の大自然に囲まれた野外ランチを予約してみてはいかがでしょうか?

平田観光農園のアクセス

自家用車:中国自動車道三次ICから車で20分

鉄道:JR芸備線塩町駅からタクシーで20分

施設名平田観光農園
営業時間3月〜11月 10:00〜17:00(9月は変動あり)
12月〜2月 10:00〜15:00
定休日3月〜11月 水・木曜日
12月〜2月 火・水・木曜日
問い合わせ0824-69-2346(10~17時)
URLhttps://marumero.com/

福山城博物館(リニューアルオープン)

福山城
福山城

こちらはご存じ福山市のシンボル福山城。明治維新後、福山城内に福山駅が作られたため、「日本で最も駅から近いお城」とされています。なんと福山城、このたび2022年に築城400年を迎え、大規模リニューアル(令和の大普請)が行われました!

福山城天守閣からの眺め
福山城天守閣からの眺め
一番槍レース
大坂夏の陣での水野勝成になりきろう「一番槍レース」

天守内部の福山城博物館も大幅リニューアルされ、歴史を楽しみながら学べる体験型ミュージアムとなっていますよ。

福山駅徒歩すぐにありますので、新幹線に乗る前後に見てみるのはいかがでしょうか。

施設名福山城博物館
料金一般500円、高校生以下 無料
開館時間9:00~17:00
休館日月曜日 (祝日の場合は翌日)

まとめ

広島県福山市には、新幹線駅からのアクセスも抜群で、瀬戸内海の豊富な海の幸と絶景の温泉を同時に楽しめる「鞆の浦温泉」がありました。

また「帝釈峡」や「平田観光農園」などにも足を伸ばすことで、これまでとは違った「広島観光」を体験することができますね。

ぜひこの今度のゴールデンウイークや夏季休暇は広島県を旅先の候補の1つにしてみてはいかがでしょうか?

鞆の浦の船番所近くの街並み
船番所近くの街並み

【動画&写真】人生で一度は行きたい!イタリアにある「滝の温泉」へ行ってきた【サトゥルニア温泉】(Terme di Saturnia)

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(現在Yutty!では、新型コロナウイルスの影響を受け、昨年以前に取材した施設を再構成して掲載しています)

サトゥルニア温泉の写真

人生で一度は訪れたい滝の温泉

イタリア共和国の首都ローマから北西に150km、約2時間。トスカーナ州南部に、テレビや雑誌で「人生で一度は訪れたい温泉」と称される温泉があります。

その名は【サトゥルニア温泉】(Terme di Saturnia)
今回は「世界一美しい天空都市」オルビエートや、実在した天空の城「チヴィタ」など、人生で一度は訪れたいスポットも多い「サトゥルニア温泉」をご紹介します。
動画(サトゥルニア温泉&チヴィタ)はこちら↓↓

※本記事の写真はすべてYutty!編集部が撮影したものです。媒体を問わず、あらゆる無断引用を禁じます。

1. 滝の温泉「サトゥルニア」

サトゥルニア温泉の写真
ローマの喧騒を離れ、なだらかな丘陵地帯を抜けると、真っ白な水が流れる滝が見えてきます。
これが今回紹介する「サトゥルニア温泉」。「サトゥルニア」というのはこの一帯の地名で、ローマ神話の「農耕神サトゥルヌ」からきているとか。サトゥルヌ神の加護のおかげか、トスカーナは水と緑に恵まれた本当に豊かな土地です。
この滝の温泉は正式にはムリーノの滝、ゴレッロの滝と呼ばれています。上流をゴレッロの滝、下流をムリーノの滝と呼び、二つの滝を合わせて「サトゥルニア温泉」とされています。

入浴料無し!脱衣所も無し!

サトゥルニア温泉の写真
「天然」の温泉なので入浴料は無料、車で乗り付ければそのまま温泉に直行できます。
ただし!脱衣所などは無いので車の中で水着へ着替えるか、中に着込んで行くのがベスト。
イタリアの温泉は水着を着て入るのがマナーなので、絶対に裸で入らないでくださいね。
滝のそばに小屋のような建物がありますが、倉庫のようなもので、事務所やロッカーなどもないので、貴重品は宿泊しているホテルに預けるか、ツアーガイドさんなどに預けるのが良いでしょう。

お店が出る場所の写真
ハイシーズンにはカフェなどが出るが、冬季は閉鎖されている。

お店が出る場所にあるメニュー表の写真
アイスクリームやピザなど軽食が食べられるらしい。

サトゥルニア温泉のベストシーズンは夏ということで、ハイシーズンには屋台やバーなどが出店するようですが、取材した時期はお店などはありませんでした。

どこから入浴すればいいのかわからない!

サトゥルニア温泉の写真
さて、いざ入浴です。
サトゥルニア温泉の写真
ところが、どこから入ればいいのかわからないのです。
そして怖い!!まさに滝ですから、怒涛の勢いで流れ込む水は激流です。入りやすいように人の手が加えられている日本の岩風呂とは話が違います。

サトゥルニア温泉の激流の写真

ふらふらと入りやすそうな場所を見つけて、意を決して入ります。

サトゥルニア温泉の写真

いざお湯に入ってみると・・・ちょっとぬるかったです。

サトゥルニア温泉の写真

湯温は温かいところで36℃くらい。平均37℃くらいだそうですが、冬季ということもあり温度が低かったようです。サトゥルニア温泉のシーズンが夏というのも頷けます。

サトゥルニア温泉の写真

それでもイタリア人の人たちには、それくらいの温度がちょうどいいくらいのようで、流れの急な場所やゆっくりの場所など、思い思いの場所で入浴を楽しんでいました。

サトゥルニア温泉の写真

温泉は上流から下流に流れていき、最後は川と一体になって流れていきます。下流にはイトミミズや赤虫のような虫が生息している場所もあるので、あまり下流には入らないほうがよさそうです。

サトゥルニア温泉の川の写真
滝の裏手を登って上流に行ってみると、温泉が川になっていました。こちらのほうが滝の下より若干温度が高く日本人好みかもしれません。

サトゥルニア温泉の川辺の写真
ハイシーズンになると、入浴客は川辺にレジャーシートやキャンプ椅子を置いて交互浴を楽しむ。

サトゥルニア温泉の最も上流の写真
最も上流。このあたりは浅くて入浴には向かない。

源泉はここからさらに700mほど上流にあり、40℃ほどの温泉が毎秒(!)800リットルも湧出しています。

サトゥルニア温泉の写真
もはや析出物なのか岩なのかすらわからない

温泉は大理石のように青白く、硫黄の香りが漂います。香りからわかるように泉質は硫黄泉で、皮膚病、呼吸器、循環器、関節痛などに効果が期待できます。水底にたまっている泥はイタリア語で「ファンゴ」、つまり泥パックができるとして人気です。

施設情報

  • 施設名: Terme di Saturnia
  • 住所:
  • 営業時間: 24時間
  • 休業日: 年中無休
  • 料金:無料!!
  • 設備:ロッカー・脱衣所・石鹸・タオル・サンダルすべて無し
  • 公式HP: なし
  • その他: 要水着、販売なし

2. 日帰り温泉もあります

Hotel Terme di Saturniaの外観の写真
源泉の近くには大きく立派な温泉ホテル【Hotel Terme di Saturnia】があり、こちらも日帰り入浴が可能です。

施設情報

  • 施設名: Hotel Terme di Saturnia
  • 住所: Loc, Via della Follonata, 58014 Saturnia GR
  • 営業時間: 冬季9:30~17:00、夏季9:30~19:00(最終入場は8時30分)
  • 休業日: なし
  • 料金:25€~。
  • 設備:石鹸あり。タオル、バスローブ、サンダルのレンタルあり(有料)
  • 公式HP: https://www.termedisaturnia.it/en
  • その他: 要水着、販売あり

【台北】烏来温泉が日本人に超オススメな8の理由【台湾編】

2020年6月14日改訂

(現在Yutty!では、新型コロナウイルスの影響を受け、昨年以前に取材した施設を再構成して掲載しています)

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皆さんは台湾の首都台北にある大自然に囲まれた温泉地「烏来(ウーライ)温泉」をご存知でしょうか?

「聞いたことない」「知ってるけど行ったことがない」そんな皆さんに、今回は「烏来温泉が日本人に超オススメな理由」を8個に分けてご紹介します!

台湾の首都台北にある大自然の写真

※本記事の温泉写真は注釈のあるものを除き、すべてYutty!編集部が許可のもと撮影したものです。媒体を問わず、あらゆる無断引用を禁じます。

① 台湾一の日本式温泉がある

烏来温泉へ行くなら絶対に絶対に寄ってほしい編集部超オススメの日帰り温泉がこちら、

巨龍山荘温泉会館

巨龍山荘温泉会館の外観の写真

烏来温泉郷の少し手前、5分ほど戻ったところにある【巨龍山荘】(きょりゅうさんそう)は、烏来渓谷のほとりにたつ温泉です。
なんとこちら、日本と同じ「裸」で入れる「日式温泉」

雄大な景色と温泉の写真

雄大な景色を眺めながら温泉につかる男性の写真

台湾にも日本式の温泉はいくつかありますが、そのほとんどは「個室」か「室内」。開放的で眺望のある温泉といえば「水着SPA」が普通の台湾で、この雄大な渓谷を眺めながら裸で入れる温泉は編集部の知る限り台湾でもここだけ!

温泉につかる編集長の写真

男女別の大浴場は500台湾元(日本円で約1800円)、シャンプーや石鹸もあり、タオルの貸し出しもしてもらえます。

巨龍山荘のレストランの写真

巨龍山荘自慢の「お茶料理」の写真
お茶の葉料理は健康的でおいしいと評判だ

巨龍山荘の食事メニューの写真

また昼食は烏来老街で食べるのもいいですが、こちら巨龍山荘自慢の「お茶料理」も、香ばしいお茶のかおりに包まれた多彩なメニューでオススメですよ。

バス停にバスが停車している写真

アクセスは849バスの「巨龍山荘」バス停下車すぐ。帰りのバスはとても混み合うので、オススメは往路。もし帰りに寄る場合は、一度バスターミナルに戻って新店・台北行のバスに乗ると良いですよ。

施設名 : 巨龍山荘
住所 : 台北縣新北市烏來區新烏路五段60號 [地図]
アクセス : 路線バス「巨龍山荘」下車すぐ
営業時間 : 8:00〜23:00
公式URL : https://www.facebook.com/chulung.clr/
電話番号 : +886-2-2661-6333
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : 500TWD(大衆湯)〜
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり

※浴場内は特別な許可を得て撮影しています

ファミリー・カップルなら【国際岩湯】

国際岩湯の看板の写真

国際岩湯の写真

男女別の巨龍山荘に対し、ファミリーやカップルで和気藹々と楽しむのにオススメは【国際岩湯】
こちらは烏来老街のど真ん中にあり、ちょっと温泉に寄るのでもOK!

国際岩湯の温泉の写真

国際岩湯の浴槽の写真

烏来渓谷を眺めながら入る清潔で開放的な露天温泉では、テラスで食事やコーヒーを楽しむこともできます。水着着用で入浴は日本人にとってはちょっと違和感があるかもしれませんが、お風呂に入ってそのまま食事ができるのは水着SPAの魅力ですね!

国際岩湯の露天風呂の写真

テラスにコーヒーが用意されている写真

施設名 : 国際岩湯
住所 : 新北市烏來區烏來街22號[地図]
アクセス : 烏来バスターミナルから徒歩5分
営業時間 : 10:00〜22:00
公式URL : https://www.facebook.com/yentownhotspring
電話番号 : +886-2-2661-6351
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : 400TWD(大衆水着SPA)〜
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり
水着の販売 : あり

② 台北から近い!

台北市の南に位置する烏来温泉は、台北MRTの新店駅から路線バスで40分。台北駅からは同じく路線バスで約60分です。料金は台北ー烏来観光大橋で45元(約200円)。

そしてこのバスはなんと時間帯によっては15分に1本も出ていて、路線も1つしかないので、「乗るのが難しい」と言われる台湾のバスではかなりわかりやすい路線、となっています。

バス乗り場の写真

また3人以上の場合はタクシーも便利。新店から烏来までであれば600台湾元(日本円で約2,300円)の定額運賃ですので、割り勘すればとってもおトク!

③ 大自然が綺麗!

台北からバスで一本のアクセスなのに、烏来は大自然に囲まれています!

大自然に囲まれた烏来の写真

森林のマイナスイオンを浴びて、温泉に入って、美味しいものを食べて、台湾を満喫には最適です。

そして烏来老街からさらに10分ほど奥に入った場所にあるのが、瀑布エリア。

台湾一の滝「烏来瀑布」の写真

こちらには「台湾一の滝」とも称される「烏来瀑布」があり、その雄大な景色は、見るものを圧倒します。

台湾一の滝「烏来瀑布」を正面から撮影した写真

そしてなんと、この烏来瀑布を独り占めしながら温泉に入れるホテルがあるんです。

那魯灣溫泉渡假飯店の外観の写真

その名も、【那魯灣溫泉渡假飯店】(なろわんおんせんとかはんてん)

那魯灣溫泉渡假飯店の室内の写真

那魯灣溫泉渡假飯店の浴槽の写真

那魯灣溫泉渡假飯店の食事中でも見える「烏来瀑布」の写真

こちらは部屋付きの露天風呂が人気のリゾートホテル。部屋やレストランなど、どこからでも「烏来瀑布」が見えるので、烏来に宿泊するなら是非泊まっていただきたいホテルです。

施設名 : 那魯灣溫泉渡假飯店
住所 : 台北縣烏來鄉烏來村瀑布33號[地図]
アクセス : 烏来台車瀑布站から徒歩もしくは烏来バスターミナルからタクシー。
営業時間 :
公式URL : http://www.ezbooking.com.tw/Hotel/aboutus.aspx?cid=naluwanclr
電話番号 : +886-2-2661-6000
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : 日帰りなし
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり

【祝・新東名開通!】地元ライターが選んだ秦野・丹沢の日帰り温泉ランキング6選

神奈川県の西部に位置する秦野・丹沢は、都心から手軽にアクセスできる自然豊かなエリアとして今注目を集めています。

ケーブルカーでアクセスができ、日帰りも可能で初心者に人気の大山(おおやま)、山頂からの圧巻の景色で中級者以上に人気の塔ノ岳(とうのだけ)、神奈川県で一番標高が高く上級者向けの蛭ヶ岳(ひるがたけ)など、バラエティーに富んだ秦野・丹沢の山々は今や年間20万人が訪れているとか。

新東名新秦野ICの開通日の写真
祝・新東名新秦野IC開通!(編集部撮影)
NEXCO中日本ウェブサイトより

そして2022年4月16日、新東名高速道路「新秦野IC~伊勢原大山IC」間が開通しました。この開通で、東京方面から秦野・丹沢方面へのアクセスがさらに便利になりました!

「名水の里」と呼ばれる水どころ秦野・丹沢には、登山の後にもおすすめの日帰り温泉があります。この記事では秦野・丹沢の日帰り温泉を、実際に通っている秦野市在住のライターがランキング形式でご紹介します。

5位【万葉の湯 はだの・湯河原温泉】

はだの・湯河原温泉 万葉の湯の露天風呂の写真
はだの・湯河原温泉 万葉の湯公式サイトより

秦野市河原町にある『はだの・湯河原温泉 万葉の湯』は横浜など各地にグループ施設を持つ万葉倶楽部の温泉施設です。

広々とした露天風呂と大浴場では湯河原温泉からタンクローリーで運ばれた天然温泉に入ることができます。

『はだの・湯河原温泉 万葉の湯』には貸切風呂や貸切の休憩室もあり、万葉グループではおなじみのキッズランドやゲームコーナーなどは子供たちに大人気。

はだの・湯河原温泉 万葉の湯のデラックス和室の写真
はだの・湯河原温泉 万葉の湯公式サイトより

また『はだの・湯河原温泉 万葉の湯』の特徴は宿泊施設を併設していることで、一人向けに便利なカプセルルームからファミリー向けの和室までバラエティー豊かなお部屋が用意され、宿泊で秦野・丹沢に訪れる人にもおすすめです。

東名秦野中井ICから車で約5分。小田急線秦野駅からもシャトルバスが出ており車・電車どちらからもアクセスが便利です。

支払いは現金のほか、各種カード、QRコード支払いが可能です。「かながわpay」も使えるので、ポイントが余っている方はぜひご利用ください。

施設名はだの・湯河原温泉 万葉の湯
住所〒257-0032 神奈川県秦野市河原町2-54
営業時間24時間
休館日年中無休
料金通常料金
大人(中学生以上) 1,980円(税込)
子供(小学生)  1,030円(税込)
幼児(3才~未就学児) 820円(税込)
3歳未満 無料
その他 朝風呂料金、深夜料金あり 
アクセス秦野駅より無料シャトルバスあり
東名秦野中井ICより5分、駐車場無料
その他通常料金に館内着・バスタオル・タオル含
石鹸類あり
貸切風呂:あり
貸切休憩室:あり
TEL0463-85-4126
URLhttps://www.manyo.co.jp/hadano/

4位【秦野天然温泉 さざんか】

秦野温泉さざんかの外観
編集部撮影
秦野温泉さざんか
編集部撮影

『秦野天然温泉 さざんか』は、小田急小田原線東海大学前駅から徒歩7分、丹沢の山々を望む高台にある天然日帰り温泉です。

東海大学湘南キャンパスへの通学路上にあるということと、駅から歩けるという立地のため、平日は学校帰りの学生、週末は登山客でいつもにぎわっています。

100台を収容できる大型駐車場があり、大きな荷物も預かってもらえたりと、ハイキングやサイクリングにも嬉しいサービスが充実しています。

かつて『丹沢湯彩 ほたる』という名前の温泉施設でしたが、『ほたる』の閉業に伴い2010年に『秦野天然温泉 さざんか』としてリニューアルオープン。東海大学前エリアでは貴重な日帰り温泉施設として営業を続けています。

秦野天然温泉 さざんかの露天風呂の写真
秦野天然温泉 さざんか公式サイトより

地下1000mから自噴するナトリウム・カルシウム-塩化物温泉の天然温泉、レストラン、休憩所、リラクゼーションと、一通りのサービスが揃っている『秦野天然温泉 さざんか』。やはり一番の魅力は屋上露天風呂からの眺望です。

もう一つ、『秦野天然温泉 さざんか』の魅力は東海大学湘南キャンパスの学生街に隣接しているということでしょうか。

『秦野天然温泉 さざんか』は、東海大学前駅から丘の上にある東海大学までの「登山道」のちょうど中腹くらいにあり、付近には巨大パフェで学生に人気の『ピアー39』をはじめ、たくさんのカフェ、多国籍レストラン、クレープ屋など学生街ならではの個性的なお店が並んでいます。

広島系お好み焼き『くじら』外観
編集部撮影

私のおすすめは広島系お好み焼き『くじら』。パリパリの太麺を使ったボリューミーな本格お好み焼きをリーズナブルにいただけます。ちなみに私はいつも「肉玉ダブル イカ天・モチ トッピング」を注文します。

『秦野天然温泉 さざんか』の支払いは現金のみ。リラクゼーションなど一部サービスはクレジットカードが利用可能です。

施設名秦野天然温泉 さざんか
住所〒257-0003 神奈川県秦野市南矢名2-13-13
営業時間土日祝 10:00~22:00
(最終受付 21:30)
平日  10:00~22:00
(最終受付 21:30)
休館日年中無休
料金大人:平日700円/土日祝850円
小人:350円 
アクセス東海大学前駅より上り坂徒歩7分
駐車場無料
その他レンタルタオルセット300円、タオル販売(今治タオル) 250円
石鹸類:あり
貸切風呂:なし
貸切休憩室:なし
TEL0463-78-0026
URLhttps://onsen-sazanka.com/

3位【湯花楽 秦野店】

湯花楽 秦野店の外観の写真
編集部撮影

秦野丹沢スマートICから車で約10分、秦野市平沢にある『湯花楽 秦野店』は、今回の新東名開通で最もアクセスが便利になった日帰り温泉です。

湯花楽 秦野店の露天風呂の写真
露天風呂(湯花楽 秦野店公式サイトより)
編集部撮影

『湯花楽 秦野店』は、草津、有馬、湯布院など各地の名湯を再現した温泉露天風呂(温泉地は時期により変わります)や、ぬるめでゆっくりと入っていられる高濃度人工炭酸泉が人気の日帰り温泉ですが、やっぱりおすすめは2階のサウナ専用フロア『癒心(ゆこころ)』でしょうか!

湯花楽 秦野店の黄土サウナの写真
黄土サウナ(湯花楽 秦野店公式サイトより)

以前の岩盤浴フロアをリニューアルした『癒心(ゆこころ)』は、サウナ着で入る”アメジストサウナ”と”黄土サウナ”2種類のサウナ、北欧ログハウス風のクールダウンルーム、3000冊のコミックが読み放題のうたたねスペースがあるサウナ専用フロアです。男女共用サウナなのでカップルやご夫婦におすすめですが、女性専用スペースもあります。

秦野市周辺でこれだけのサウナを備えた日帰り温泉は『湯花楽 秦野店』しかありませんので、サウナでゆっくりするのが好きな方にはぜひこちらをおすすめします!

支払いは現金、カード、各種QRコードが利用可能。またここは色々なキャンペーンや割引券があるので、事前に調べていくとお得かもしれませんね。

施設名湯花楽 秦野店
住所〒257-0015 神奈川県秦野市平沢 295-2
営業時間平日  9:00-25:00
土日祝 7:00-25:00
(最終入館 24:30)
休館日年中無休
料金大人 平日:800円/土日祝:900円
小人 平日:380円/土日祝:480円
サウナ料金 一律310円
アクセス小田原線渋沢駅・秦野駅から神奈中バス「白山塚バス停」すぐ
新東名秦野丹沢スマートICより10分、駐車場無料
その他タオル別(レンタル320円)
石鹸類:あり
貸切風呂:なし
貸切休憩室:なし
TEL0463-84-4126
URLhttp://www.yukaraku.com/hadano/

番外編【旅館 東學坊】

旅館 東學坊の外観の写真
編集部撮影

古くは縄文時代から信仰され、千年以上の歴史を持つ大山阿夫利神社がある伊勢原市大山は、現在でも多くの登山客が訪れる観光地です。登山口でもある神社へアクセスできる大山ケーブルカーが出発する山麓の「こま参道」には多くの宿坊・旅館・土産屋が並んでいます。

『旅館 東學坊』はそんな「こま参道」にある宿坊のひとつです。「宿坊」といえば「お寺に泊まれる宿」として話題ですが、こちらは神社系の宿坊というちょっと珍しい存在です。大山の導師旅館として400年の歴史を持つこちらの宿坊ですが、じつは日帰り入浴が可能です。

編集部撮影

『旅館 東學坊』では、露天風呂と内湯が男女各時間制になっています。

旅館 東學坊の露天風呂の写真
編集部撮影

特におすすめは露天風呂で、ベストシーズンは紅葉の時期。自然につつまれた東學坊の露天風呂に入れば、パワースポット大山の加護を受けて身も心も清らかになること間違いありません。

グループや家族連れであれば、事前予約で貸切利用も可能です。私が訪問した際もちょうど入れ替わりで登山帰りのグループが入浴されていました。

女性に嬉しいアメニティ類(編集部撮影)
旅館 東學坊の豆腐アイスの写真
豆腐アイス(編集部撮影)

お風呂上りにはサービスで大山名物の「大山豆腐」を利用した豆腐アイスをいただきました。これが火照った身体に本当に美味しかった!

『旅館 東學坊』は旅館ですのでもちろん宿泊も可能で、食事も「大山豆腐料理」がいただけます。またお祓いや写経体験などもできますので、大山を訪れた際はぜひ東學坊で入浴だけでなく、宿坊体験をしてみてはいかがでしょうか。

支払いは現金とクレジットカードが使用可能です。

施設名旅館 東學坊
住所〒259-1107 神奈川県伊勢原市大山437
営業時間12:00~21:00
休館日月曜・火曜
料金1000円
アクセス小田急線伊勢原駅・大山ケーブル駅より神奈中バス「良弁滝」バス停徒歩3分
新東名伊勢原大山ICより10分、駐車場無料
その他タオルなし
石鹸類:あり
貸切風呂:あり
貸切休憩室:なし
TEL0463-95-2038
URLhttps://www.tougakubou.com/

2位【名水はだの富士見の湯】

名水はだの富士見の湯の外観の写真
秦野市観光協会ウェブサイトより

秦野市曽屋にある『名水はだの富士見の湯』は、秦野市営の日帰り温泉です。

2021年10月18日放送の『帰れマンデー見っけ隊!!』では、「バスサンド」企画の最後にサンドウィッチマンのお二人とホンジャマカ石塚さん、EXILE/GENERATIONSの白濱亜嵐さんも入られていましたね。

富士見の湯の温泉成分表
編集部撮影
富士見の湯の温泉成分表
編集部撮影

源泉温度が17.5℃と非常に低いため「天然温泉ではない」と思われがちなのですが、実は温泉成分表の掲示もあるれっきとした「秦野温泉」「秦野名水」とも呼ばれる湧き水を隣接するクリーンセンターの熱源で沸かしたお湯はしっとりとした泉質が特徴で筆者は大好きです。

さらに天気の良い日は露天風呂やレストランのテラス席「富士見テラス」から秦野市街、遠く富士山まで一望できます。最高の景色を眺めながら飲む湯上りの生ビールは至福の一言につきます。

名水はだの富士見の湯の浴場の写真
名水はだの富士見の湯公式サイトより

2017年に開業したばかりの新しい施設なので館内や浴場はとても清潔ですし、比較的空いているので混雑は嫌だなーという方や女性にもおすすめです。

また『名水はだの富士見の湯』のイチオシポイントは+1000円で利用できる貸切露天風呂。ゆったりとした貸切露天風呂はとても開放的で、これに1000円で入れるのは本当にリーズナブル。

名水はだの富士見の湯の貸切風呂の写真
編集部撮影

でも意外と知られていないのか、けっこう予約が空いているので、ふと「温泉行きたいなー」と思い立ったときに家族で入りに行きます。

入浴のおすすめ季節は春先から秋にかけて。時期によって貸切風呂利用者の生ビールサービスなどもあったりします。

小鳥のさえずりが耳に心地よい(編集部撮影)

オムツの取れていない小さな子でも入れるのがポイント高いです。幼児の利用後は換水(お湯の入れ替え)をするので清潔なのも安心ですね。

アクセスは東名高速秦野中井ICから車で5分、小田急線秦野駅からも無料シャトルバスが出ていますが、バスは本数が少ないので事前に確認したほうが良いでしょう。

支払いは現金、交通系ICカードが利用可能。JAF会員割引あり。小田急OPポイントも貯まります。

施設名名水はだの富士見の湯
住所〒 257-0031 秦野市曽屋 4553-1
営業時間10:00-22:00(最終受付 21:30)
休館日毎月第2水曜日(祝日の場合は翌日)
料金・市内
大人 平日:600円/土日祝:800円
小人 平日:300円/土日祝:400円
・市外
大人 平日:800円/土日祝:1000円
小人 平日:400円/土日祝:500円
・貸切風呂
1000円/1時間
アクセス秦野駅より無料シャトルバスあり
東名秦野中井ICより10分、駐車場無料
その他タオル別(販売のみハンドタオル150円、バスタオル500円)
石鹸類:あり
貸切風呂:あり
貸切休憩室:あり
TEL0463-82-1026
URLhttps://www.hadanofujiminoyu.jp/

1位【鶴巻温泉 弘法の里湯】

秦野市東部の鶴巻温泉は、かつて「東京の奥座敷」と言われたこともある小さな温泉地です。小田急小田原線の駅名にもなっており、一度は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

超高級旅館で知られる『陣屋』『大和旅館』など数軒の温泉旅館だけが営業していた鶴巻温泉を盛り上げようと、秦野市が2001年にオープンした日帰り温泉施設が『鶴巻温泉 弘法の里湯』です。

鶴巻温泉 弘法の里湯の露天風呂の写真
秦野市観光協会ウェブサイトより

『鶴巻温泉 弘法の里湯』の特徴は何と言ってもエリア屈指の天然温泉だということ!

それも、古い温泉旅館の源泉だった「秦野第一号泉」と2010年にボーリングで湧出した「つるまき千の湯(秦野第24号泉)」2つの源泉が一度に楽しめるっていうんだからすごいんです。

「秦野第一号泉」は檜づくりの露天風呂、「つるまき千の湯」は内湯に使用されています。

そしてこの温泉、とにかく「濃い」

まあ入ってみるとわかります、すぐ身体が火照ってきて、気を抜くとあっという間にのぼせます。筆者ものぼせて倒れてしまった方を見たことがあります。

温泉成分表(編集部撮影)

泉質は弱アルカリ性カルシウム・ナトリウム塩化物泉と比較的よくある泉質ですが、なんとその濃さは「つるまき千の湯」ではナトリウムイオン1800mg/kg、カルシウムイオン2650mg/kg、蒸発残留物14.74g/kgと、カルシウム含有量に至っては牛乳以上!これは世界一の濃度とも言われているんです。

ちなみに筆者的には内湯の方が好きで、内湯にゆっくり浸かって、露天風呂の椅子で休憩してから脱衣所に向かうのがいつものルーティーンです。

そしてこの、濃い温泉、貸切風呂もあるんです・・・その贅沢な造りたるや、こちらの写真をご覧ください。

鶴巻温泉 弘法の里湯の貸切風呂の写真
鶴巻温泉 弘法の里湯の貸切風呂の写真(内湯)
鶴巻温泉 弘法の里湯の貸切風呂の写真(露天風呂)
編集部撮影

なんと、内湯と露天風呂があるんです。その広さ、家族5人で入ってもまだ余裕があります。(泉質はどちらも「つるまき千の湯」)

しかもそのお値段、+1000円

入浴料が平日の市内料金であれば一人600円ですので、例えば家族3人で入ったとしても2800円で入れてしまうんです。

乳幼児も入浴可能ですが、「温泉が濃すぎてちょっと心配・・・」という方にはベビーバスの貸し出しがあるので、赤ちゃん連れにも嬉しい温泉です。

こちらの貸切風呂、コロナ禍ということもあり大人気で、週末ともなると数週間先まで予約が埋まっていることもしばしば。

人気になってしまうとそれだけ入れなくなってしまうので本当は教えたくないんですが・・・一人でも多くの人に鶴巻温泉の魅力を知ってほしい!と思う気持ちも強くて、今回堂々の第一位として紹介させてもらいました。

『鶴巻温泉 弘法の里湯』のアクセスは徒歩がとにかく便利。小田急小田原線鶴巻温泉駅下車2分です。

支払いは入浴料・駐車場ともに現金のみですが、ハイキングや登山の荷物を入れておける大型ロッカーが無料で利用できたり、支度のしやすい広い玄関が備えられていたりと、登山やハイキング利用にも嬉しい施設となっています。

編集部撮影
施設名鶴巻温泉 弘法の里湯
住所〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2
営業時間10:00-21:00(最終受付 20:00)
休館日月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月31日
料金・平日
大人2時間:市内 600円・市外800円
大人1日:市内800円・市外1000円
小中学生:大人の半額
小学生未満:無料
・土日祝
大人1000円/子供500円
・貸切風呂
1000円/1時間
アクセス小田急線鶴巻温泉駅徒歩2分
国道246桜坂信号より車3分、
駐車場1時間150円、以後30分毎100円
(割引サービスなし、現金のみ)
その他タオル別(有料販売のみ)
石鹸類:あり
貸切風呂:あり
貸切休憩室:あり
TEL0463-69-2641
URLhttps://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000001157/index.html

【超ハード混浴】川治温泉の混浴に入ったら猿にまで笑われた話【薬師の湯】

東武線の鬼怒川駅からさらに奥へ入ったところにある「川治温泉」。ここは江戸時代に開湯した会津道の宿場町で、現在も鬼怒川温泉から湯西川温泉にいたる温泉街道の一角として湯治客に人気です。

男鹿川と川治温泉街の写真
男鹿川と川治温泉街

この川治温泉に【薬師の湯】なる超ハード混浴があると聞いて行ってきました。

薬師の湯の外観の写真

本館の受付で入浴料を払い、荷物を置いて露天風呂と書かれた坂を下ります。

薬師の湯の看板の写真

薬師の湯の入口の写真

「男女混浴露天」「源泉100%」と書かれた看板に沿って階段を降りていきます。

ホテルや歩道から丸見え

こちらの【薬師の湯】。なにが、どうハードかというと⋯⋯。

薬師の湯の集中線写真

なんと湯船が外から完全に丸見えなんです!

薬師の湯 露天風呂からの眺望の写真

薬師の湯 露天風呂からの眺望の写真

このとおり川沿いの遊歩道やホテルから丸見えで、一切遮るものがありません。

薬師の湯 露天風呂の外観の写真

もちろん、目の前を通る歩道橋からは入浴姿を間近に見られます

この日は貸し切り状態で、私は一人湯船へ突入。

薬師の湯 露天風呂の外観の写真

そんなタイミングで真上の歩道橋を渡っていくファミリー、カップル、オバサマ集団

「えー!マジ!」
「ありえなーい!」
「あらー!裸のお兄さんがいるわよ!」

かなり笑われました⋯⋯

さらに、キーキー!という声に見あげると、対岸につながる細い鉄橋を渡ってゆくいくつもの影。

野猿の親子!

薬師の湯と猿の親子の写真

一糸まとわぬ私は観光客だけなく、川治の猿たちにまで笑われてしまったようです⋯⋯。

薬師の湯 露天風呂湯船の写真

しかし、ここではタオルなど巻くのはルール違反。まっすぐ前を見つめ、どっしりと浸かって涼しい表情をしていたつもりではありますが、正直恥ずかしかったです。。。。

ですが【薬師の湯】は立派な町の共同浴場です。誰もがリーズナブルに湯治を楽しめる素晴らしい共同浴場を、笑うというのもいかがなものでしょうか。なにせこちらの湯、源泉掛け流しなんです。

自家源泉掛け流し

薬師の湯 露天風呂の外観の写真

向かって左側の丸見えの湯船がぬる湯、右側の母屋はややあつ湯で、柵つきの湯船になっています。

【薬師の湯】の素晴らしいところは、どちらも100%源泉掛け流しの湯になっていることです。

薬師の湯 露天風呂 柵のついた湯船の写真
柵のついた湯船。こちらに自家源泉がある。

本館にいらした、とてもきさくな妙齢の”受付嬢”にお話を伺ったところ、

「柵のある湯船に、ゴポゴポ音がする所あったでしょ?あれ自噴泉なのよ。源泉掛け流しよ~」

とのことでした。

薬師の湯 露天風呂の温泉分析表の写真

成分表によると泉質は弱アルカリ性低張性温泉源泉温度は36.3℃で、少しだけ加温をしているようでした。

ハード混浴は、脱衣場もハード!

薬師の湯 露天風呂の脱衣場の写真

ところで、こちらの【薬師の湯】、なんと脱衣場も外から丸見えなんです。

薬師の湯 露天風呂の脱衣場の写真
湯船奥の木戸の奥、自噴泉から「ゴポゴポ」と音がする

なぜか柵付きの湯船がシースルーになっている脱衣場にはコイン付きロッカーがありますが、有料のため貴重品は本館に預けるようすすめられます。

湯につかっている時は涼しい顔をしていた私も、さすがに脱衣場で全裸になっているのは恥ずかしくて、身体を拭くのも早々に退散しました。

内湯もあります

薬師の湯の玄関の写真

こちらの【薬師の湯】。男女別の内湯、家族風呂もあります。

薬師の湯の内湯の写真 薬師の湯の内湯の写真

内湯は石鹸・シャンプー付きの流し場と壁を隔てて湯船が一つ。共同浴場では珍しくサウナもありました。こちらも窓の格子から風が入ってくる気持ちの良いお風呂になっています。

本館受付で入浴料を払えば、こちらの内湯と露天風呂の両方に入ることができます。

詳細情報とアクセス

SL大樹の写真

川治温泉へは東武特急「スペ―シア」もしくは「SL大樹」から鬼怒川温泉駅で普通・快速列車へ乗換え、もしくは会津直通特急「リバティ」を「川治湯元駅」で下車。駅前から川沿いに徒歩10分。「川治温泉駅」ではないのでご注意ください。

川治湯元駅の写真

入浴料金は通常510円ですが、川治温泉に宿泊している場合は市民料金の300円で入浴が可能です(部屋の鍵や予約表などが必要です)。

施設名 : 川治温泉「薬師の湯」
住所 : 日光市川治温泉川治278番地2[地図]
アクセス : 野岩鉄道 会津鬼怒川線「川治湯元」駅下車徒歩10分
営業時間 : 午前10時~午後9時、冬期(12月11日~3月31日)は午後2時~8時
公式URL : https://www.city.nikko.lg.jp/hujiharakankou/kankou/kinugawa/onsen/yakushinoyu.html
電話番号 : 0288-78-0229
定休日 :水曜日(祝祭日にあたるときは翌日)、12月28日~1月9日までは無休

詳細を読む

入浴料 : 一般510円(日光市民は300円)・小学生250円(日光市民は150円)
シャンプーの有無 : あり(内湯)
ドライヤーの有無 : あり(内湯)
レンタルタオルの有無 : あり(有料・販売)

 

通行人どころか、猿にまで笑われるハード系混浴露天風呂【薬師の湯】。いかがだったでしょうか?

外から見られてしまう分、開放感は国内屈指ではないでしょうか? もし鬼怒川方面へお出かけの際はチャレンジしてみてくださいね。

薬師の湯と道祖神の写真

川治温泉はホテルもおすすめ

今回は【リブマックスリゾート川治】さんに宿泊しました。リノベーションされたお部屋には部屋付きの半露天風呂やマッサージ機もあり、とても快適な滞在でした。川治温泉は滞在にも本当におすすめなので、ぜひ宿泊してみてくださいね。

リブマックスリゾート川治の外観の写真
リブマックスリゾート川治の客室の写真
リブマックスリゾート川治の露天風呂の写真

【参照】リブマックスリゾート川治公式ウェブサイト https://www.livemax-resort.com/tochigi/kawaji/

水陸両用バスで湯西川ダムも満喫!

川治温泉から東武線で5分の湯西川温泉では、ダックツアーさんによる水陸両用バス体験とダム見学が楽しめます。「3,2,1,ゴー!」の掛け声でダムに突っ込む瞬間はジェットコースターのよう!家族連れにおすすめです!

湯西川ダックツアーの水陸両用バスの写真
湯西川ダックツアーの水陸両用バスが湖上を走っている写真
ダックツアーによる湯西川ダム見学を楽しんでいる写真

【参照】湯西川ダックツアー公式ウェブサイト http://www.japan-ducktour.com/yunishigawa/

【天然温泉】東京で交互浴するなら、下高井戸「月見湯温泉」へ行こう【銭湯】

月見湯温泉の外観
編集部撮影

下高井戸で天然温泉に入る

 
月見湯温泉の外観
編集部撮影
月見湯温泉の外観
編集部撮影
京王線と世田谷線が交差する下高井戸。私が交互浴をするならココ!とおすすめする一品の銭湯「月見湯温泉」があります。
 
「月見湯温泉」の特徴は、銭湯でありながら「広い浴槽」「天然温泉」に入れること。
まず浴室に入ると目に入るのがその広い浴槽。ジェットバスや電気風呂が併設したメイン浴槽は20人が入っても大丈夫なくらいの広い浴槽で、気兼ねなく足を延ばすことができます。普通の白湯ですが備長炭入りの柔らかさには驚きます。
 
 

月見湯温泉の内観
出典: 世田谷銭湯ガイド

 
 
そしてその奥にあるのが「天然温泉」。琥珀色の冷鉱泉(メタケイ酸・フェロ・フェリイオン)は、40度前後の適温でついつい長風呂してしまいそう。都内に多い化石海水系の温泉と違いとてもやさしい湯ざわりで、湯上りはしっとりツルツルです。
 
月見湯温泉の内観
天然温泉浴槽(出典: 世田谷銭湯ガイド様)

月見湯温泉の内観
「天然温泉」であることを証明する温泉分析書(編集部撮影)

天然水風呂と熱湯風呂が最高

そんな月見湯温泉ですが、私が「推したい」のは交互浴!
 
サウナの前にある水風呂はなんと前述と同じ「冷鉱泉」のかけ流し。ライオンの噴水から流れる琥珀色した優しい冷たさの水風呂は、あの銘泉「はすぬま温泉」を彷彿とさせます。
 
 
月見湯温泉の内観
かけ流しの天然冷鉱泉水風呂。ライオンの蛇口は東京の「はすぬま温泉」や横浜の「日吉湯」などにもある。(出典: 世田谷銭湯ガイド様)
 
もちろん水風呂だけでも素晴らしいのですが、月見湯温泉の一押しポイントは、水風呂の向かいにある「熱湯浴槽」です。
 
 
3人ほど入ればいっぱいになってしまう浴槽なのですが、人が入っているのをほとんど見たことがありません。それもそのはずおそらく45度は超えるだろう激アツの湯で、みんな片足を入れても驚いて早々に退散していくほど。
 
「そんな熱い湯じゃリラックスできないよ」と思うかもしれません。
 
だからこそ「水風呂が目の前にある」ことが重要なんです。
 
まず普通の浴槽で身体を慣らしてから、水風呂→熱湯と入ると、不思議と熱さを感じないのです。それどころか、じんわり身体が温まる割にのぼせないので、普通に長湯をするより身体に負担が無いようにも感じます。
 
時間を忘れて水風呂→熱湯→水風呂→熱湯と往復していると、嫌なことも忘れてパリっと最高に爽快な気分になります!!
 
 

仕事帰りでも、親子でも

月見湯温泉の内観
東急世田谷線「下高井戸」駅から徒歩すぐだ。(編集部撮影)
月見湯温泉は下高井戸の駅から徒歩5分程度とアクセス抜群の場所にあり、仕事帰りやちょっとした用事のついでに立ち寄るのにおススメの銭湯です。
 
月見湯温泉は蒲田温泉などの激アツ湯が好きな方におすすめの熱湯となっています。またサウナもありますので、”サウナ―”の方にもおすすめです。
 
 
月見湯温泉は親子連れがウェルカムな銭湯で、毎月第1土曜日は親子デーとして小学生以下のお子様に駄菓子をプレゼントしています。
休日に限らず平日にも子連れやファミリーも多くみかけます。ぬるめの浴槽や広い浴槽があるのはファミリーにとっても魅力で、親子でお風呂に入りたいというときにもおすすめですね。
 
入浴料以外の料金はサウナ料金 240円(タオル付)、レンタルバスタオルは100円、手ぶらセット200円となっています。
 

月見湯温泉の内観
色々売っているので手ぶらでもOK(編集部撮影)

東京下高井戸にある銭湯「月見湯温泉」は、銭湯料金で広いお風呂と天然温泉に入れるだけでなく、極上の水風呂と熱湯の交互浴が楽しめる贅沢な銭湯になっています。ぜひ一度訪れてみてください。

アクセス

京王線・東急世田谷線下高井戸駅より徒歩約5分。

詳細情報

施設名 : 月見湯温泉
住所 : 東京都世田谷区赤堤5-36-16[地図]
営業時間 : 15:30~24:00 
公式URL : https://tsukimiyu.com/index.html
電話番号 : 03-3321-6738 (電話受付は午後のみ)
定休日 : 火曜日

詳細を読む

入浴料 : 460円、小学生180円、サウナ240円
シャンプーの有無 : 販売のみ
ドライヤーの有無 : あり(有料)
レンタルタオルの有無 : あり(有料・販売)
手ぶらセット:200円

 

温泉の「撮影禁止」是か非か!?

 

 私は仕事柄、温泉へ出かけるときは、それが温泉宿であれ日帰り温泉であれ、小型カメラを持参し、人がいないようであれば施設の外観や湯舟などをできるだけ撮るようにしている。いまの温泉の状況を、できるだけ記録に留めておきたいからだ。

 先日、栃木県・宇都宮市のある日帰り温泉施設に立ち寄った時も、カメラを防水袋に入れて浴室に入った。かけ流しの露天風呂があり、客がいなければ撮っていくつもりだった。幸い内湯のカランで身体を洗っている中年客がひとりで、露天風呂には誰もいなかった。

 いまのうちに撮ろうと、露天風呂に出てカメラを取り出し、パシャパシャと数枚撮った瞬間、後ろから怒声が飛んだ。「なにやってんだ!」

 驚いてそちらを見ると、内湯で身体を洗っていた客が飛び出してきて、怒鳴っているらしかった。露天風呂は内湯からはまったく見えない位置にあるのだが、私の挙動になにやら不遜な気配を感じたのだろうか。

「こんなところで撮影していいと思っているのか!」「撮影禁止って書いてあるだろ!」などと、その中年男性は数十秒間まくしたてた。事を荒立てるつもりのない私はその場で謝り、すぐに立ち去ったのだが、あとで館内を探してみても「撮影禁止」の表示はなかった。

 万全の注意を払っているつもりが、客を憤慨させた自分の不甲斐なさを恥じたが、同時に“あの人はなぜあんなに目くじらを立てるのだろう?”とも思った。誰もいない湯舟を撮ることが、そんなに問題なのだろうか、と。

撮影行為がどうしても許せない人たち

 もうひとつ、私はフェイスブックで3000人以上のメンバーを擁する「温泉批評グループ」を管理しているが、そのなかで先日、山形県の秘湯の露天風呂の写真をアップしている女性がいた。荒々しい岩山を望むことができる露天風呂で、家族旅行の記念にと撮ったものだ。それに対し、「この湯舟は撮影禁止のはずですが、許可は得ているんでしょうか?」という書き込みがあった。

 私がそれを見た時には、すでに女性は露天風呂の写真を削除し、謝罪していた。その謝罪の中で、「宿の方には見せ、喜んでくれていました」というくだりがあり、「それなら削除する必要はないのでは」と私も意見を述べたのだが、同時に、“温泉旅行の記念にと眺めのいい露天風呂で撮った家族写真に対して、宿の管理者でもなくその場にいて迷惑を蒙ったわけでもないのに、なぜわざわざ許可の有無を問い詰めなければならないのだろう”という疑念が湧いた。先の日帰り温泉の例もそうだが、なぜ彼らはこのように監視や叱責に至るのだろうか。

 世はSNS時代だ。“旅の記念に湯舟で写真を撮りたい”という人もいるし、“自分の裸をネットにアップされるのは絶対嫌だ”と思う人もいる。写真大歓迎という施設もあれば、絶対禁止という施設もある。撮影に関する価値観は多様化し、ねじれてきているように見える。私たちはこの「温泉撮影ルール」に、なんらかの方向性を見出す必要があるのではないか、と思う。

80施設の回答を得た温泉撮影アンケート

 編集部では今回、日本全国の温泉宿・日帰り温泉合計220施設に、温泉撮影についてのアンケートを文書で行った。有効回答数は温泉宿46、日帰り温泉34と、回答率こそ予想より低い約36%だったが、80施設の考え方を確かめることができた(宿泊も日帰りもやっている施設に関しては、どちらに比重を置いているかで編集部が判断)。

 撮影禁止の掲示については、掲示している温泉宿が35%にとどまったのに対し、日帰り施設では68%となり、真逆の結果となった(表1)。これは宿と日帰り温泉の性質の違いによるものと思われる。

 温泉宿では客に宿泊してくつろいでもらう性質上、そもそも施設内で禁止事項を掲示しづらいし、観光とセットで露天風呂の風景なども楽しみに来る客が多いこと、入浴する時間をずらせば人のいないときに入れるのでトラブルが起きにくい、などから、掲示する必要性をそれほどは感じていないようだ。

 日帰り温泉では、人気施設ほど人がとぎれることはなく、写真を撮る行為が非常に目立つことや、特に都市部では入浴だけが目的になるために写真を撮る必然性を感じない施設や客が大勢を占め、トラブル防止のため掲示をする必要があることなどがあげられるだろう。

 また、掲示している施設についてその理由(複数回答)を聞いてみると、ほとんどの施設でプライバシーの問題があるとし、次いでSNSアップを防ぐため、悪質な撮影を防ぐため、と続く(表2)。

 また、写真撮影に関する意見を書きこんでくれた69施設のなかで“そもそも撮るべきでない・撮ってもよい”の傾向を抽出すると、表3の結果となった。ここでも、日帰り温泉は「撮るべきでない」比率が多く、温泉宿は「撮ってもよい」とする意見が多くなり、逆転現象が起きている。

湯舟からの絶景は心に焼き付けるもの

 その書き込み意見をつぶさに読んでいくと、施設側の本音がストレートにみてとれる。少し長くなるが、そのまま引用していきたい。まずは、撮影否定派の施設から(字数の関係で、丁寧語は省略させていただいた)。

「浴室にカメラを持ち込むこと自体いけないこと。他のお客様に迷惑を与える行動は問題がある」(和歌山県・花山温泉 薬師の湯)

「これまでの経験で、(無断撮影された写真が)悪意に用いられることが多かった。また、お客様が不特定であり、写真撮影はご遠慮いただいている」(大分県・別府温泉保養ランド)

「湯舟で撮影することが理解できない。人権面を考慮すべき。本人はよいかもしれないが、他の方からすれば迷惑。湯舟からの絶景は、心に焼き付けるものだ」(山梨県・ホテル鐘山苑)

「お忍びで来られる方も多いので、写真はお客様同士のトラブルになる。人権面から、入浴中と食事処での撮影は少なくとも禁止」(青森県・古遠部温泉)

「くつろいでいるときにレンズを向けられるのは不快。雑然とした写真は美しくないし、写真撮影は露光や構図など施設側の意図する美しい写真(カメラマンによる取材写真)であるべきと考える」(神奈川県・天山湯治郷)

 など、ほとんどが“人権やプライバシーへの配慮が大事”とする意見である。

少数悪のために旅の楽しみを禁止しない

 逆に撮影肯定派の意見をみてみよう。

「撮影禁止にする理由が見当たらない。入浴時のマナーも含めて、他人の迷惑にならないように、というのが大前提」(山梨県・奈良田温泉 白根館)

「他にお客様が入っていなければよしとしている。あとはお客様のモラルにまかせている。温泉文化を広く知っていただくためにも温泉の撮影やSNSアップは自由であっていいと思うが、他にお客様がいらっしゃる場合、ご迷惑のかかる場合は注意する必要がある」(熊本県・黒川温泉 旅館山河)

「悪質な行為をする少数者のために、旅の楽しみや思い出などの記録を禁止することはできないので、配慮をお願いする旨の掲示をしている。配慮には、宿の旅人への配慮、旅人の宿への配慮、旅人の旅人への配慮があるが、これなくして、宿の心地よい運営はできないと思う」(静岡県・桜田温泉 山芳園)

「マナー(最低限の常識)を守ってお客様が行うのであれば、SNSへのアップなどを通じてPRにつながるので、悪いことではないと思う」(岡山県・名泉鍵湯 奥津荘)

「常識の範囲での撮影は、おおいに歓迎。人の写らない範囲で、湯舟の雰囲気などを撮ることは、まったく問題ない。いままでそのようなことで問題になったことがない」(熊本県・人吉旅館)

「私自身SNSをやっており、特徴のある写真を撮りたいという気持ちは理解している。現状をリポートしてくれることもよいこと。当館の風呂は口コミ評価が高いものの設備が古く、ましてやホームページやパンフレットには写りのよい写真や新しいときの写真を使ってしまうので、SNSなどはそのギャップを埋めてくれるものと考える。褒めてくれるものばかりではないが、それも含めて容認している」(栃木県・奥塩原温泉 湯荘白樺)

 また、すべてが貸切風呂の施設や山の温泉などでは、そもそも自由な考え方が多い。

「当館の温泉はすべて貸切りで、撮影について問題はない。温泉のよさの伝わる写真の投稿は、宿の評価にもつながる」(静岡県・横浜藤よし伊豆店)

「大自然の景色と温泉を思い出に残してほしい」(新潟県・蓮華温泉ロッジ)

 基本的には他の客に配慮しながら常識の範囲で自由にするべきで、PRにもなることであるという意見がほとんどだ。

撮影はOKだが撮影禁止の掲示はする!?

 いかがだろうか。同じ日本の温泉施設のなかで、これほど意見の幅があるのは、正直驚きだ。むろん、観光地や自然の中にある温泉と都市型の温泉とでは、同様に線引きするのは難しい事情もあるだろう。また宿の規則は宿が決めることだから、ばらつきがあるのは仕方がないという考え方もあるだろう。だが、温泉施設で写真撮影をするということに対する、もう少し“ゆるやかだが統一されたきまり”はできないものだろうか。

 もうひとつ、折衷派というか、宿としても迷っている部分のある、いわば条件付き肯定(否定)派の意見もみておこう。

「誰も入浴していなければ撮影はOKだと思うが、カメラを持って入れば、他にお客様がいても撮影する人がいるため、持ち込みは禁止にしている。浴槽内で撮影している人がいて自分の裸がネットに上げられたりしたら嫌だから注意してほしい、というクレームが寄せられたこともある」(鹿児島県・ヘルシーランド・たまて箱温泉)

「当館では取材を受ける際は事前に連絡をもらい、開店前に撮影している。また、個人の方で当館の風景を気に入っていただいた場合は、写真をお送りしている」(北海道・豊平峡温泉)

「写真撮影は禁止すべきだが、貸切風呂内では入浴者におまかせしたい」(山形県・五感の湯つるや)

「人がいないときは撮影OKだし、SNSにアップしてもらえればPRになる。ただ他の方に迷惑がかかる場合のために、撮影禁止の掲示はしている」(青森県・黄金崎不老ふ死温泉)

「温泉宿は制約が少ないほうがいいし、遠間旅館でも掲示はしていない。ただ、例外なくシンプルに撮影禁止にしないと、他の入浴客がいても撮影する方が出てくるので致し方ないとは思う」(新潟県・赤倉温泉 遠間旅館)

「掲示はしていないが、撮影は許可をとってもらうことにしている。個人で使用するものは、湯舟に第三者が入浴されていない場合に限る。さらにSNSにアップする場合は事前許可制としている」(福島県・二岐温泉 大丸あすなろ荘)

「いまのところ問題はないので掲示はしていないが、これからの時代、無名でのアップは問題。すべての撮影は許可が必要だと思う」(大分県・筌の口温泉 山里の湯)

 それぞれ宿の都合や客のクレームの狭間で大変な様子がうかがえるが、“撮影はOKだと思うが禁止の掲示をしている”となると、客のほうもどうしたらいいかわからなくなってくる。

管理権は強力で、紛らわしい行為は禁物

 では、法律的にはこの問題はどうとらえられるのだろうか。大谷&パートナーズ法律事務所の大谷和彦弁護士・豊澤朋子弁護士が答えてくれた。

「カメラやスマホを浴場に持ち込んだり、湯舟だけを撮影することを禁止する法律はありませんが、自治体の迷惑防止条例では、浴場等で裸を撮影する目的でカメラを差し向ける行為を禁じているものもあり、もちろん肖像権の問題もあります。入浴客がいる場合は特に注意する必要があります。
 また、施設管理者には管理権があり、その管理者が“撮影禁止”としている場合、無断撮影は契約違反となり、宿泊を断られたり退去を求められることがあります」

 裸の人にカメラを向ける、あるいはそのつもりで浴室にカメラを持ち込む、というのは犯罪行為であり論外なのだが、そういう目的だと間違われる恐れがあるので気を付けなくてはならない。

 ポイントはやはり管理権。これは思ったより強い権利で、管理者(宿主)の意思に反する行為をした場合、宿泊費を払って泊まったとしても“建造物侵入罪”になることもありうる。また、退去に応じないときは“不退去罪”も用意されている。

 こう書くと、管理権の強さにおびえてしまう人もいるかもしれないが、これはあくまで法律上の可能性の問題。写真を撮っていただけで実際に温泉施設が客に対して退去を求めることはまず考えられないし、あくまで悪意を持った客に対する最終手段ということになるだろう。

 ともかく、法的にも常識的にも、まず管理者に撮影許可をもらい(撮影禁止と掲示されていても客がいなければOKが出る場合もある)、浴客がいないタイミングで撮影するか、他の客がいたら声を掛け、了解をもらうのが湯舟で撮影したい場合の最低限のマナーと言えるだろう。

SNSの日常化で撮影欲求は増える

 インスタグラムなどSNSで自撮り温泉写真をアップする趣味を持ち、フォロワー数も5800人にのぼる横浜在住の主婦・夏目麻子さんは、

「温泉宿で一眼レフと三脚を持参して、人のいない時間に撮らせていただくことが多いです。もちろん撮影禁止とされている施設では写真は撮りませんが、写真を歓迎する宿のほうが他のいろんなところに気配りを感じるし、お客さんも入っている気がします。世の中の流れを考えれば、集客にSNSの力を借りるべきなのは明らかで、そういう流れを取り入れて柔軟に対応する宿が、これからの宿なんじゃないでしょうか」

 と、写真撮影はサービスの一環であるべきと訴える。

 これからの時代、SNSはもっと日常化するだろうし、東京オリンピックに向けてインバウンドがますます活性化して“撮影したい浴客”が増えていくのはあきらかだ。温泉宿であっても日帰り温泉であっても、一概に否定するのではなく、共存することを考えていかなければならないと思う。

 もちろん貸切風呂の流れはそれに合致しているだろうし、カメラ持ち込み自由の時間を設けるのも一案だろう。混浴が激減して水着で入れる温泉が増えていけば、自然と撮影自由の流れになっていくかもしれない。

求められる“グローバルスタンダード”

 それでは、海外の状況はどうだろうか。カナダ在住で温泉開発・コンサルタントを生業としているマイク佐藤氏はこう語る。

「北米では一般的なクロージングオプション(水着でも裸でもOK)の温泉施設でもカップルで行く人が多いので(基本的に入浴施設は混浴)、温泉に浸かりながら自由に記念写真やビデオを撮っていますね。
 ただしほかの入浴客のプライバシーを心に留めて、なるべくフレームに入るのを控える配慮は必要です。それが無理な場合は対象となるみなさんに声をかけて同意をもらいます。カナダやアメリカの人たちはフランクですので、笑って撮らせてくれる人が多いですよ。写るのが嫌いな人は背中を向けたり、自然に移動してくれます。SNSに対する考え方もとりたてて特別ということはなく、変わりありません。
 美しい露天風呂などは、誰しも写真や記録に残しておきたくなるものです。日本で撮影禁止の施設が増えるのを、外国人旅行客は歓迎しないのではないかと思います。温泉は外国人に日本の自然の美しさや、癒しをアピールできる場所でもあるので、写真撮影はグローバルスタンダードが良いのではないかと思います」

アメリカ・オレゴン州の野趣あふれるクーガー温泉は、裸入浴OKで開放的。写真撮影もウエルカムだ

 私は、撮影禁止の問題は混浴激減の問題に似ているのではないかと思っている。「マナーの悪い人たちがいる→苦情が出る→混浴を廃止」という流れは、そのまま撮影禁止にも当てはまるのではないか。

 かつて、混浴を“風紀が乱れる”と法律で禁止した時代が何度もあった。そんななかでも、その必要性を感じ、また和気藹々と愉しんだ民衆がいたからこそ、禁止されても混浴はしぶとく生き残ってきた。写真撮影も、それを愉しみたい人たちがいれば、残っていくだろう。

 地下深くから湧く温泉は誰のものか、露天風呂から見える風景は誰のものか? という根本的な議論はここではしないが、家族あるいは仲間で温泉を愉しみ、その風景を愉しみ、それを写真で残したいと思う。それはごく自然な感情だ。

 できればそれを禁止せず、いろんな人のいろんな楽しみを許容する、もっとおおらかで寛容な温泉であってほしいと思う。またそれには、湯客一人一人が温泉を愛し、良宿を愛し、マナーの悪い浴客がいたら宿任せにせず、その場で躊躇せず気の利いた言葉で注意できるような、粋な湯客になりたいものだ。

(この記事は、『温泉批評2019』の記事「温泉の“撮影禁止”是か非か!?」をYuttyのために再構成したものです)

写真協力・夏目麻子さん

『温泉批評』編集部では、温泉を愛する方々から生の情報・企画を募集しています。また、温泉記事を書いてみたいライターも歓迎します。メールにてどしどしお寄せください。
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※記事中の文章・写真の無断転載・引用を禁止いたします。

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編集長
令和二年一発目の記事は『温泉批評』の二之宮編集長にお願いしました。テーマは「温泉での撮影、是が非か」でした。
上田部長
このテーマは、我々Yutty!とも切っても切れない重要なテーマやな。
編集長
誰もいない露天風呂の写真を撮っているだけで「怒鳴りつけられた」というのは驚きました。
上田部長
もはや、肖像権とかプライバシーとか関係なく、そういう「空気」にガチガチにしばられてしまってる人もおるんやろうなーー
編集長

浴場の撮影ではひとつ、忘れもしない出来事があります。私、許可を取った取材撮影中に怒鳴りつけられたことがあるんです!
編集長
静岡県の某有名ホテルでの取材でした。事前に広報の方に許可を取り、当日は「取材」の腕章をつけて、入浴時間外に広報の方の同伴で浴場の撮影を行いました。

編集長
すると、奥から「お前ら!!何やってるんだ!!!!」と怒号が聞こえたんです。なんと、時間外だというのに入っている人がいて、素っ裸で怒鳴り声をあげながらこちらに向かってきます。
編集長
「お前ら!何様のつもりだ!訴えるぞ!警察を呼ぶぞ!」とそれはもう異常なキレ方で、担当者の方も慌てるばかりでした。直感的に「この人とは関わってはいけない」と感じて、謝罪しつつ早々に退散しました。
上田部長
それは災難やったな。
編集長
それ以来、浴場での撮影は必要以上に神経を使うようになりました。
上田部長
実際そういう「人」がいるから、事前にトラブルを防止するために「撮影禁止」をしてしまう施設があるのは、残念やな。
編集長
一方で台湾のとある日本式温泉(全裸で入浴する形式)では、たくさんの方が入浴中にも関わらず、みなさん撮影を快く受け入れてくださいました。文化の違いもあると思うのですが、結局のところ、温泉撮影の是非は、個人の心情に依るところも大きいのだと思います。
上田部長
せっかく温泉に来ているんやから、もっと寛大なこころでどっしり入りたいものやな。
編集長
新年一発目は「温泉の在り方」に深く一石を投じる記事となりました。このような形で、本年もYutty!は「ユルい」テーマから「マジメ」なテーマまで幅広く取り扱っていく予定です。引き続き『温泉批評』ならびに温泉メディアYutty!をよろしくお願いします!
 
 

【速報】プロデューサー上田が、ドローンとともに全国を巡ります!《桜ドローンプロジェクト》

温泉メディアYUTTY!をご覧の皆様、明けましておめでとうございます。

編集長の大谷です。

2020年、YUTTY!はさらなる飛躍に向けて邁進してまいります。
 
どうぞ変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
 
新年一発目はあの『温泉批評』とのコラボレーションを予定!どうぞお楽しみに!

速報!プロデューサー上田がドローンと全国へ!

そんな令和二年、このたび弊社エグゼクティブプロデューサー上田が、新たなプロジェクトを始動!!

2021年以降の日本ために、今年春、最高の桜の姿を撮影し、世界にむけて発信する、

「SAKURA DRONE PROJECT」クラウドファンディング(リンク↗)がスタートしました!

『桜ドローンプロジェクト』沖縄から北海道まで5ヶ月間の出会いから創り出される協奏プロジェクト。桜前線とともに日本列島47都道府県を全国行脚し、地方の本当に美しい場所・モノ・人を日本の文化である桜を通じて表現。プロ用4Kドローン撮影で世界中がWowと唸る作品と感動体験を創り上げます!

(桜ドローンプロジェクトより)

桜ドローンプロジェクト2020 from Atsushi Yokota on Vimeo.

このプロジェクトは、日本を代表する世界的ドローンレーサーである横田淳氏が、上田の運転する車で温泉地も経由しながら全国の桜をドローン撮影。

上田プロデューサー in USA
横田淳氏

ドローンを使って全国の桜を撮影することで、令和時代の「お花見」はこれまでにない異次元の感動体験になることでしょう!

最新技術と組み合わせることで、病院や介護施設といった場所でも臨場感あふれるお花見体験が可能。桜と各地域の名勝や風景を組み合わせて、その場にいながらリアルイベントとしての桜による地域活性化も期待できます。

すでに多くの自治体の協力を獲得!

ドローン撮影は完全に合法で、安全体制の確立された状態で行います。

2020年1月29日時点で、東京都小金井市・神奈川県鎌倉市・静岡県御殿場市など、すでに30を超える地方自治体・観光協会で撮影許可や誘致を獲得しています。

開花状況をAIに相談しながら全国へ

可能なかぎり満開の桜を撮影するため、開花状況をAIと相談しながらスケジュールを調整。現在は以下のような撮影予定となっています。

1月下旬〜2月上旬:沖縄

2月下旬〜3月上旬:青森(冬に咲くさくらライトアップ)、静岡

3月15日週:高知・徳島・香川

3月22日週:愛媛・大分・福岡・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島

3月29日週:山口・島根・鳥取・広島・岡山・兵庫・京都・大阪・和歌山・三重・神奈川・埼玉・東京

4月5日週:静岡(2)・愛知・岐阜・滋賀・福井・奈良・山梨・千葉

4月12日週:栃木・群馬・奈良(2)・福島・長野・宮城

4月19日週:石川・富山・新潟・山形

4月26日週:秋田・岩手・奈良(3)

5月3日週:岩手(2)・青森(2)

5月10日週:北海道

5月17日週:北海道(2)

最先端テクノロジー企業とコラボ

今回の撮影では、多くの最先端テクノロジー企業ともコラボレーションを行っています。

例えば近年テレビでも紹介されて一躍有名となったオリィ研究所の「OriHime」もその一つ。

「子育てや単身赴任、入院など距離や身体的問題によって行きたいところに 行けない人のもう一つの身体、それが「OriHime」。今回のプロジェクトでは分身ロボット「OriHime」も専用車に同乗し全国の桜を一緒に見ていきたいと思います!」

とのことです!

全国の温泉関係者の皆様へ

これまでYUTTY!では日本全国の温泉にご協力いただき温泉取材を行ってまいりました。

今回の桜ドローンプロジェクトでは、エグゼクティブプロデューサー上田が全国の温泉を巡ります。

その際は温泉取材やコラボレーションをお願いすることもございますので、どうぞご協力いただけますようお願いいたします!

桜ドローンプロジェクトの最新情報はこちらから

📹 桜ドローンプロジェクト公式Youtube
🐥桜ドローンプロジェクト公式Twitter
📷桜ドローンプロジェクト公式Instagram

編集部が肌で感じた!相模湖の日帰り温泉4選

相模湖の写真
神奈川県相模原市にある「相模湖」、編集部が実際に肌で感じたオススメの日帰り温泉4つを紹介します。

1位 旅館 陣谷温泉

旅館 陣谷温泉の入り口の写真
【陣谷温泉】は山ガールや登山ビギナーに人気の「陣馬山」への入口のひとつ「栃谷尾根登山口」近くにある温泉旅館。浴室に入ると、その檜風呂の立派さに圧倒されます。さらに湯舟に浸かると見える景色は一級品。目の前に相模の山々がまるで一枚の絵のように広がります。
 檜風呂の写真
檜風呂と檜風呂から見える大自然の写真
まさに「大自然との調和」を感じる湯舟
泉質は冷鉱泉の沸かし湯のようですが、檜の浴槽はトロトロの肌触り。誰にも邪魔されず素晴らしい景色を独り占めできる贅沢さから、堂々1位にランクインです。
 
浴室からの景色の写真
浴室からの景色

館内には休憩所や飲み物の販売機などはありません。アクセスは藤野駅発の神奈中バス「陣馬登山口」停留所から徒歩30分の上り坂です。大きなお風呂ではありませんので、一人旅や同性の仲間との小旅行に、ぜひ「陣谷温泉」を訪れてみてください。宿泊状況により入浴時間が異なりますので、事前にご確認ください。

旅館 陣谷温泉

住所 : 神奈川県相模原市藤野町吉野1778

TEL : 0426-87-2363

アクセス : 神奈中バス「陣馬登山口」より徒歩30分

入浴料 : 1000円

営業時間 : 要確認

  • 天然温泉
  • 露天風呂
  • かけ流し
  • 日帰り
  • 貸し切り
  • 送迎バス
  • 駐車場

2位 天下茶屋

弁天の湯の写真
弁天の湯
相模川沿いの渓谷に建つ旅館【天下茶屋】は日帰り入浴が可能。本棟にある大浴場「弁天の湯」と、長さ30mのトンネルを下った先にある「天明檜風呂」があり、日替わり制になっています。
 
「天明檜風呂」へ抜けるトンネルの写真
「天明檜風呂」へ抜けるトンネル
貸切風呂「泡の湯」の写真
貸切風呂「泡の湯」
アルカリ単純冷鉱泉のお湯はかなり身体が温まり、入浴後もずっとぽかぽかしていました。家族風呂「泡の湯」もあります(要問合せ)。
 
「天下茶屋」へ続く山道の写真
「天下茶屋」へ続く山道
駐車場から旅館までは200mほどの下り道が続き、帰りは山登りです。秘境感バツグンですが、足元が悪く距離もあるため高齢者やお子様連れ、大きな荷物を抱えた方はご注意ください。「天下茶屋」はプライベート感あふれる温泉旅館です。カップルやご夫婦でゆっくり過ごすのにおすすめです。

割烹旅館 天下茶屋

住所 : 神奈川県相模原市緑区千木良1270

TEL : 0426-84-2650

アクセス : 神奈中バス「千木良」バス停下車徒歩5分

入浴料 : 1000円

営業時間 : 9:00-18:00 定休日なし

  • 天然温泉
  • 露天風呂
  • かけ流し
  • 日帰り
  • 貸し切り
  • 送迎バス
  • 駐車場

〈グルメ〉そばき里 休屋

そばき里 休屋の入り口の写真
休屋の料理の写真
田舎麺(太麺)と普通麺(細麺)の盛り合わせと、そば粉ピザ
天下茶屋の駐車場から徒歩2分の距離にある「そばき里 休屋」。しこしこ麺好きなら絶対満足のツルしこ田舎そば、そして蕎麦屋ならではのそば粉を使ったピザが大人気のお店です。しこしこ麺好きの記者がこれまでに食べた蕎麦の中でもトップクラスに美味しかったですよ。本当に人気店のためお蕎麦は売切れ御免!天下茶屋とぜひセットで訪れてください。月~水の定休日にご注意を!
 

店舗名 : そばき里 休屋
住所 : 神奈川県相模原市緑区千木良1227-8[地図]
アクセス : JR相模湖駅から桂橋方面「千木良」バス停下車
営業時間 : 11:30~15:00(売切れ次第終了)
公式URL : http://yasumiya.sakura.ne.jp/index.html
電話番号 : 042-684-5005
定休日 : 月・火・水(月・火は祝日の場合営業)

3位 藤野やまなみ温泉

藤野やまなみ温泉の入り口正面の写真
相模湖の南、旧藤野町にある町営日帰り温泉「藤野やまなみ温泉」。こちらの特徴は何と言ってもナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉の源泉を一切加水せず100%かけ流しで利用していること!開放的な露天風呂からは相模の四季を望むことができます。湯上りには大広間や特別室(時間制)で休憩ができ、「やまなみ食堂」で食事も可能。館内では地元でとれた野菜も販売しています。
 
藤野やまなみ温泉入り口斜めの写真
 
最寄の「やまなみ温泉」バス停までJR藤野駅から路線バスが出ており、ハイキング後などにも便利です。都心からこんな近くで源泉かけ流しの温泉に入れるのは嬉しいですね!泉質にこだわるなら「藤野やまなみ温泉」はいかがでしょうか?

藤野やまなみ温泉

住所 : 神奈川県相模原市緑区牧野4225-1

TEL : 042-686-8073

アクセス : 神奈中バス「やまなみ温泉」下車

入浴料 : 大人700円~ 小学生350円~

営業時間 : 10:00-21:00 水曜日定休

  • 天然温泉
  • 露天風呂
  • かけ流し
  • 日帰り
  • 貸し切り
  • 送迎バス
  • 駐車場

4位 さがみ湖温泉 うるり

さがみ湖温泉 うるりの建物の写真
遊園地やキャンプ場などを併設する「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」内にある日帰り温泉です。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉(低張性アルカリ性低温泉)で、源泉を使った露天風呂や寝湯、高濃度炭酸泉などが楽しめます。
館内には岩盤浴、リラクゼーション、レストランなどがそろっており、カップルからファミリーまで幅広い世代におすすめ。
 
プレジャーフォレストの駐車場の写真
プレジャーフォレストの駐車場
プレジャーフォレストの駐車場の写真
プレジャーフォレストの入口から温泉まではかなり距離がある

料金は平日大人850円~。また温泉利用者はプレジャーフォレストの駐車場1000円分が無料になります。神奈中バス「プレジャーフォレスト前」バス停からは坂道と階段を10分ほど登る必要があるのでご注意ください。

さがみ湖温泉 うるり

住所 : 神奈川県相模原市緑区若柳1634

TEL : 042-685-2641

アクセス : 神奈中バス「プレジャーフォレスト前」下車

入浴料 : 大人850円~ 小人450円~

営業時間 : 11:00-21:00(休日10:00-22:00) 定休日なし

  • 天然温泉
  • 露天風呂
  • かけ流し
  • 日帰り
  • 貸し切り
  • 送迎バス
  • 駐車場

そのほかの日帰り温泉

新湯治場 秋山温泉

上野原にある日帰り温泉施設です。ドイツの温泉文化を取り入れており、温泉水プールや、屋外アウフグース・サウナが人気です。大浴場の源泉かけ流し風呂は36℃の源泉(単純アルカリ泉)を加水・加温なしで使用、ぬる湯ファンにはたまらない絶妙な温度です。

新湯治場 秋山温泉

住所 : 山梨県上野原市秋山2210

TEL : 0554-56-2611

アクセス : 上野原駅より無料送迎バス(日曜運休)

入浴料 : 大人800円~、小人600円~

営業時間 : 10:00-21:00(休日9:00-21;00) 第4月曜日定休

  • 天然温泉
  • 露天風呂
  • かけ流し
  • 日帰り
  • 貸し切り
  • 送迎バス
  • 駐車場

青根緑の休暇村 いやしの湯

緑区青根地区の「青根緑の休暇村」に併設された温浴施設です。泉質はph9.2カルシウム/ナトリウム硫酸泉で、檜や石を使った露天風呂・内湯が週替わりで楽しめます。食事処もあり、ランチや夕飯も可能。休暇村にはコテージやピアノ付きホールもあり、合宿などにおすすめです。

青根緑の休暇村 いやしの湯

住所 : 神奈川県相模原市緑区青根844

TEL : 042-787-2288

アクセス : 「やまなみ温泉」より予約制タクシー「いやしの湯」下車

入浴料 : 大人700円~ 子供400円~

営業時間 : 10:00-21:00(冬季10:00-20;00) 火曜定休

  • 天然温泉
  • 露天風呂
  • かけ流し
  • 日帰り
  • 貸し切り
  • 送迎バス
  • 駐車場

陣馬の湯 旅館陣渓園

旅館 陣谷温泉のさらに奥にある旅館です。冷鉱泉の岩風呂があり、日帰り入浴も可能です。

陣馬の湯 旅館陣渓園

住所 : 神奈川県相模原市緑区吉野1848

TEL : 042-687-2537

アクセス : 神奈中バス「陣馬登山口」より徒歩30分

入浴料 : 1000円

営業時間: 要確認

  • 天然温泉
  • 露天風呂
  • かけ流し
  • 日帰り
  • 貸し切り
  • 送迎バス
  • 駐車場

おわりに

新宿から一時間で行けてしまうリゾート地、相模湖。ここ相模湖には大自然に抱かれた魅力的な温泉やグルメがたくさんあります。ぜひ足を運んでみてください。

 
男性が湯船に浸かっている温泉の写真

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