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なぜお猿さんが温泉に?
野猿公苑の猿が地獄谷温泉へ入りに来る理由は「寒さをしのぐため」。
ニホンザルは世界で一番北に住む猿です。地獄谷のニホンザルが温泉に入るのは、冬の厳しい寒さに耐えるために身につけた知恵です。そのため温暖な時期には積極的に温泉に入りません。
(信州渋温泉旅館組合HPより)
【地獄谷野猿公苑】はもともと、野生のお猿さんを間近で見ることを目的に開設されたもので、温泉とは無関係でした。しかし、地獄谷ある近くの旅館「後楽館」さんの露天風呂に一匹の子猿が入りに来たことをきっかけに、「猿 の 温泉」としての歴史が始まったそうです。
1964年の開苑当時、好奇心旺盛な仔ザルが付近の旅館「後楽館」のヒト用の露天風呂に入浴し、それを大人のサルが真似をし始めたのが始まりで、のちに、衛生面から「お猿さん専用の露天風呂」が整備された。
(Wikipediaより)
実は、初めて温泉に入ったのは一匹の子ザルだったといいます。これが群れ全体に広まり、野猿公苑側で猿専用の温泉を作りました。
(発哺温泉ひがしだてHPより)
この旅館「後楽館」さんの露天風呂は、今でも稀にお猿さんが入りに来ることがあるらしく、運のいい人は「猿との混浴」が体験できるとか。
オスは温泉に入らない!?
そんな、世界で唯一の「猿の温泉」ですが。じつは、この温泉に入りに来るのはメスか子供のサルばかりなんですって!
入浴するのはメスと子猿がほとんどだとされ、風呂に入るオスザルはほとんどいない。理由は、雄猿は群れを守るためにすぐに行動できる態勢をとっているからと、毛が濡れて自身の体が小さく見えるのを嫌うから、だと考えられている。
(Wikipediaより)
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