台北の「北投温泉」に泊まったので、日帰り温泉やグルメなど色々紹介します!!

台北市内からほど近い「北投温泉」の温泉ホテルに泊まりました。北投温泉の日帰り温泉はもちろん、観光スポットやグルメまで、めっちゃ詳しくレポートしました!

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台湾の温泉旅館へ!

北投日勝生加賀屋の外観の写真
北投日勝生加賀屋の外観

日勝生加賀屋

北投温泉には数多くの高級温泉ホテルがあり、中でも日本の名門旅館である「加賀屋」が運営している「日勝生加賀屋國際溫泉飯店」が日本人向け旅館として有名です。

今夜の宿へ向かう前に、ちょっとこちらを覗いてみましょう。

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日勝生加賀屋はまさに「和風」をコンセプトにしていることから着物を来たスタッフが、日本語で出迎えてくれます。

北投日勝生加賀屋の内観の写真

宿泊料金は非常に高く、簡単に手の出せる価格帯ではありませんが、こちら日帰り入浴が可能!

北投日勝生加賀屋の大浴場の写真

入浴料は平日$1,200TWD、休日1,500TWD(日本円にして約4000〜5000円)と日帰り入浴としてもかなりお高めですが、各種アメニティやタオル完備、何より清潔で女性の方やグループにはぜひこちらをオススメします。

北投日勝生加賀屋の大浴場の写真

お湯は3つの源泉のうち白硫黄泉を利用。しっとりとしている湯船には「湯の花」も浮いていて、お湯のレベルはさすが北投温泉というところです。

個室風呂もありますので、カップルやファミリーはそちらもオススメです。

施設名 : 北投日勝生加賀屋
住所 : 台北市北投区光明路236号號[地図]
アクセス : MRT新北投駅より徒歩5分
営業時間 : 6:00〜24:00(大浴場)
公式URL : http://www.kagaya.com.tw/JP/
電話番号 : +886 2 2891 1111
定休日 : 

詳細を読む

入浴料 : 平日1,200TWD、休日1,500TWD
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり(無料)

北投天玥泉會館に泊まる

台湾北投温泉の北投天玥泉會館の写真
Yutty!編集部撮影

今回、私たちが選んだ旅館はこちら、「北投天玥泉會館」(BEITO HOT SPRING RESORT)。2013年に開業したばかりの新しい温泉ホテルで、MRTの駅から最も近い温泉ホテルの一つでもあります。

台湾北投温泉の北投天玥泉會館の写真
Yutty!編集部撮影

温泉大浴場へ

ではさっそく、大浴場を見てみましょう。大浴場に行くには、フロントで「お風呂行きたいんですけど!」的なことをお願いして、電子キーでドアを開けてもらいます。

ロッカールームで服を脱ぎ、階段を降りると・・・

台湾北投温泉の北投天玥泉會館の大浴場の写真
引用:「北投天玥泉會館」公式ウェブサイトより

立派な大浴場がありました!!

台湾北投温泉の北投天玥泉會館の大浴場の写真
引用:「北投天玥泉會館」公式ウェブサイトより

地下なので眺めなどは期待できませんが、かなり広いです。お湯の色はほとんど透明ですが、硫酸塩泉に属する「白磺」(白湯)でpH值3~4で、少し硫黄の香りがします。

台湾北投温泉の北投天玥泉會館のカランやシャワーブースの写真
引用:「北投天玥泉會館」公式ウェブサイトより

カランやシャワーブースもかなりの数があるのですが、ここで一つ困ったことが

桶がないっ!

そう、あの温泉だと木でできていたり、銭湯だと「ケロリン」と書いてある、あの桶がないのです。

ここに限らず、ほとんどの台湾の浴場には桶がありません。おそらく、実際に身体を「洗浄」するのはシャワーで済んでしまうし、そもそも身体をタオルでゴシゴシとこすらないので、「桶」が必要ないのかもしれません。

もちろん、カランのお湯でタオルをゆすぐこともできるんですが、なんだかこう、落ち着かないというか。

日本で浴場に必ず桶があるということが、いかにありがたいことなのか、改めて実感するのでした。

この他にも、脱衣所まで土足で入る必要があったり、そこからサンダルで湯船まで行く必要があったり(みんなサンダル履いて身体洗ってました)、日本とは違う衛生観念にちょっとだけ戸惑ったのも事実でした。

台湾北投温泉の北投天玥泉會館の貸切風呂の写真
引用:「北投天玥泉會館」公式ウェブサイトより

カップルやファミリーにもおすすめ、貸切風呂も完備しています。

和洋客室

続いて、客室です。今回は、Japanese room・・・つまり和室のある部屋を選びました。

ドアを開けると、目の前に和室がありました。

台湾北投温泉の北投天玥泉會館の畳部屋の写真
Yutty!編集部撮影

なんとなく落ち着くかんじ。やっぱり畳はいいですね〜

台湾北投温泉の北投天玥泉會館のベッドルームの写真
Yutty!編集部撮影

こちらが、ベッドルーム。さらに奥へ進むと・・・

台湾北投温泉の北投天玥泉會館のお風呂の写真
Yutty!編集部撮影

部屋付きのお風呂です。なんとこれも温泉なんです!

台湾北投温泉の北投天玥泉會館のお風呂の写真
Yutty!編集部撮影

部屋付きの温泉だなんて、ゼータク!なんて思いますが、むしろ北投温泉の旅館はこちらが普通。多くの旅館では、大浴場ではなく部屋付きの温泉風呂や、貸切の浴場が設置されているのです。

朝食

台湾北投温泉の北投天玥泉會館の朝食バイキングの写真
Yutty!編集部撮影

ちなみにこちらが朝食会場と朝食のバイキング。一般的な日本のホテルとあまり変わらない感じですが、私の大好物「ローソン」(肉鬆=肉でんぶ)をはじめ、台湾の食材もいただけます。

台湾北投温泉の北投天玥泉會館の朝食バイキングの写真
Yutty!編集部撮影

台湾のホテルの朝食では定番の「お粥」といろんな調味料。台湾料理と言うよりは、中華料理らしいですけどね。

ホテル詳細

施設名 : 北投天玥泉會館 Beitou Hot Springs Resort
住所 : No. 3, Zhongshan Rd, Beitou District, Taipei City, Taiwan[地図]
アクセス : 台北捷運北投支線「新北投」駅から徒歩すぐ
営業時間 : 月-木 09:00〜22:30、金-日 09:00〜23:00
公式URL : http://www.tyq.com.tw/(日本語ページあり)
電話番号 : +886-2-2898-8661(国際電話)
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : NT$520〜(週末はNT$600)
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり

この他にも、北投温泉は数々の魅力的な温泉ホテルがあります。ぜひみなさんの好みに合わせた温泉を探してみてくださいね。

台北から日帰り温泉もできる!

北投温泉はやっぱり高い!という方、ご安心を。北投温泉は公共の日帰り入浴施設もあるので、手がるに温泉気分を味わえます。今回はそのうち、代表的な2件をご紹介。

日本時代から残る「瀧乃湯」修復完了!

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古き良き日本時代の北投温泉を体験したい方には、日本統治時代から残る公共温泉「瀧乃湯」がおすすめ。

「瀧乃湯」の歴史は日本時代の明治40年頃に遡り、さらに外観は大正時代のに作られたまま、ほとんど変わっていないのだそうです。地元の皆さんが愛するこちら、大人一人150TWD(約500円)で入浴でき、入口の番台で料金を払って浴場に入っていく気分はまさに日本の銭湯そのもの。

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裸で入れるこの浴場は、日本時代から現在まで何十年にも渡って人々に愛されて来ましたが、老朽化を受け2016年から大規模修繕工事を行い、2017年4月についに修復工事が完了!営業が再開されました。

「瀧乃湯」パンフレットより
「瀧乃湯」パンフレットより

写真奥の樋から熱々の源泉が注がれ、手前にいくにつれややぬるくなって来ます。激アツの奥側浴槽に平気な顔をして入る台湾人のおじいさんを見ていると、日本の銭湯でよく見る光景を思い出します。

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リニューアル後の「瀧乃湯」は、かつての浴槽はそのままに、これまでなかった脱衣場と浴場の敷居が作られ、また番台では記念アメニティやおしゃれな石鹸が販売されているなど、以前に比べかなり入りやすい温泉銭湯になりました。

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休憩スペースを兼ねた庭には、なんと「皇太子殿下御渡渉記念」と掘られた石碑が。現在は異なる国であるにもかかわらず、こうした遺産を「歴史の一つ」として後世に残してくれる台湾には本当に感謝したいですね。

施設名 : 瀧乃湯
住所 : 台湾 Taipei City, Beitou District, 光明路244號[地図]
アクセス : MRT新北投駅より徒歩10分
営業時間 : 6:30〜21:00(大浴場)
公式URL :
電話番号 :
定休日 : 水曜日

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入浴料 : 150TWD
シャンプーの有無 : あり(販売)
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : 販売のみ

露天SPA「千禧湯」

台湾北投温泉の千禧湯の入口の写真
「千禧湯」の入口(Yutty!編集部撮影)

また北投親水露天公園内にある露天風呂「千禧湯」は、水着SPAですが、旅行客が気軽に入れる公衆浴場として人気です。休日ともなれば、台湾の人たちで行列ができるほど。

こちらは水着を持参すれば入浴することができますが、注意していただきたいのは水着のデザインに制約があること。海水浴で使うような男性用水着は使用不可で、競泳用の水着が必要になります。また女性も、過度なビキニタイプの水着は入浴できない場合があるのでご注意ください。園内には水着の販売(250TWD〜)もあります。

施設名 : 千禧湯
住所 : No. 6, Zhongshan Road, Beitou District, Taipei City, 台湾 112[地図]
アクセス : MRT新北投駅より徒歩10分
営業時間 : 5:30〜22:00
公式URL :
電話番号 :
定休日 : 年末年始

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入浴料 : 40TWD(約150円)
シャンプーの有無 : 調査中
ドライヤーの有無 : 調査中
レンタルタオルの有無 : 調査中
水着販売あり。サンダルがあると良い。

北投温泉ではそのほか、各温泉旅館やホテルでも、日帰り入浴を実施しています。

台湾北投温泉の「熱海大飯店」のホテル外観の写真
「熱海大飯店」など、日本の地名のついた温泉ホテルもある。(Yutty!編集部撮影)

北投温泉で行っておきたい観光名所

新しい名所「旧・新北投駅」が完成

旧新北投温泉駅の外観の写真
新旧の新北投駅が並ぶ

2017年、MRT新北投駅の横に新しい観光名所が誕生しました!その名も「旧・新北投駅」

旧新北投温泉駅の外観の写真

この建物は、1916年に日本の台湾総督府鉄道が建設した「新北投駅」で、戦後も台鉄の駅として使われていましたが、現在の台北MRT(地下鉄)の建設によって廃止され、彰化県の民俗文化村に移築・保存されていました。

旧新北投温泉駅の装飾の写真
日本時代から残る手の込んだ装飾

しかしその後、この駅舎を北投へ里帰りさせる運動が始まり、2014年に移築工事が開始、2017年4月1日、3年の工事を経てついに復元工事が完了しました。

旧新北投温泉駅の内部の写真

館内は駅舎時代の雰囲気を残しつつ、お土産ショップを併設した資料館となっています。

MRT新北投駅を出てすぐ右側。北投の旅のスタートはまず「旧 新北投駅」から!

梅庭(旅遊服務中心)

台湾北投温泉の梅庭(旅遊服務中心)の外観の写真
Yutty!編集部撮影

梅庭は、日本時代から残る格式の高いお屋敷。北投親水露天公園内の中心部、露天SPA「千禧湯」のとなりにあります。長く修繕工事が行われていましたが、この度営業を再開。中国の書道家「于右任」が住んでいたお屋敷は一般公開され、今は観光案内所・休憩所として多くの人を迎え入れています。

台湾北投温泉の一般公開されている梅庭の写真
Yutty!編集部撮影

名称 : 梅庭
住所 : 台北市北投区中山路6号[地図]
営業時間 : 9:00~17:00
アクセス : 新北投駅から徒歩
参考URL : http://www.taipeinavi.com/miru/207/
定休日 : 月曜、祝日

北投普済寺(旧・鐵真院)

台湾北投温泉の北投普済寺(旧・鐵真院)の外観の写真
Yutty!編集部撮影

普済寺は北投温泉街の少し奥にある仏教寺院。なんと台湾でも珍しい日本寺なのです!
1905年(明治38年)に臨済宗妙心寺派により開山し、1915年には台湾総督府鉄道部職員の寄進によって現在の本堂が建立、「鐵真院」と名付けられました。台湾総督府鉄道部はかつての日本でいう鉄道省(=後の国鉄・JR)にあたる組織で、台湾全島に入植した鉄道職員の人々の心の支えとして愛されてきました。

台湾北投温泉の北投普済寺(旧・鐵真院)の写真
Yutty!編集部撮影

戦後一度荒廃してしまったものの、チベット派の僧侶によって「普済寺」と名前を変え復興。本堂を前にし、一歩踏み入れればわかりますが、日本の寺と全く変わらない作りに錯覚してしまいます。隣接する家屋も日本式のもので、また境内には総督府鉄道部関係者の石碑が残るなど、台湾にいながら日本の空気を感じる不思議な空間になっています。

名称 : 北投普済寺
住所 : 台北市北投区温泉路112号[地図]
アクセス : 新北投駅から路線バス市民小巴2番で「普済寺」もしくは小25番「銀光巷口」下車。
営業時間 :
電話番号 :
定休日 :

北投文物館

台湾北投温泉の北投文物館の外観の写真
Yutty!編集部撮影

北投文物館は、北投温泉でも最も奥、高台に残る、純日本家屋を用いた資料館です。1921年頃に高級温泉旅館「佳山旅館」として建てられたこの建物は、茶室、大広間、大浴場から枯山水の中庭、広い日本庭園など、伝統的な日本家屋の姿を完璧に残した建物で、北投温泉を始め、日本人・中国人・原住民の歴史や文化を展示するスペースのほか、一部が喫茶店として公開されています。日本語のパンフレット、展示もありますので、日本人の方でも安心して楽しむことができますよ。

台湾北投温泉の北投文物館の大浴場の写真
Yutty!編集部撮影

名称 : 北投文物館
住所 : 台北市北投区幽雅路32号[地図]
アクセス : 新北投駅から新北投駅から路線バス小25番「北投文物館」下車
営業時間 : 10:00~18:00
公式URL : http://www.beitoumuseum.org.tw/jp/main.asp(日本語ページ)
定休日 : 月曜日

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大谷優介

大谷優介

Yutty!編集長、歴史トラベルライター。歴史と入浴文化を中心に世界各地を取材。国内では現在「銭湯」にスポットを当て鋭意入浴中。えにし書房『台湾へ行こう! 見えてくる日本と見えなかった台湾』(藤田賀久, 大谷優介/平賀匡)著、集英社「週刊プレイボーイ」『新世代スーパー銭湯対決!』取材協力など。