伊豆半島の山間部で、山と緑に囲まれた自然豊かな中伊豆エリア。
この中伊豆に、文豪・川端康成が「伊豆の踊り子」を執筆した名物宿があるのをご存知でしたか?
その宿の名は「湯本館」。
狩野川の渓流沿いにある湯本館では、渓流を間近に感じることができる貸切露天風呂や、川端康成の部屋、貴重な資料の展示など見所満載なんです。
そこで今回は、湯本館の魅力を余すところなくお届けするスペシャル企画をご用意しました!秘湯と文学が融合した湯本館へ、あなたも行ってみた気分になれるかも…?
目次
動画
湯本館へのアクセス
都心から電車を利用する場合は特急や新幹線でスムーズに。
また、伊豆縦貫道の開通で車でのアクセスも便利になりました。
【電車を利用する場合】(東京方面から)
東京ー新幹線こだま(約1時間)ー三島ー伊豆箱根鉄道(約35分)ー修善寺ーバス(30分)ー湯ヶ島
また、特急踊り子を利用すれば乗り換えの手間も少なく修善寺まで2時間15分で行くことができます!
【車を利用する場合】(東京方面から)
東京ー東名道ー沼津ICー伊豆縦貫道
東名道を利用すれば、東京から中伊豆市まで約1時間40分でつけるんです。
人数に合わせてレンタカーを利用するのもいいですね!
湯ヶ島温泉街の裏路地に入ると、湯本館へ到着します。
湯本館へ入ってみよう!
早速湯本館へ入ってみます。すると…
どこか懐かしい雰囲気のする宿舎。
周りには、映画「伊豆の踊り子」の写真が所狭しと展示されています。
ロビーに入ると、もっと驚きますよ!
「伊豆の踊り子」に関する資料や伊豆の絵画が飾られており、早くも文学の香りに触れることができます。
温泉の利用料金と営業時間をチェック
湯本館は日帰り入浴も行っています。
まずは利用料金と入浴時間をチェック!
【利用料金】
日帰り入浴 大人800円、小人400円
貸切露天風呂 1000円(30分)
湯本館には大浴場と貸切露天風呂のふたつの温泉があります。
シャンプーやボディシャンプーは完備しており、タオルは別料金でレンタルが可能です。
【営業時間】
日帰り利用 12:00〜14:30
大浴場に入ってみよう!
さぁ、いよいよ温泉へ入りますよ!
ここでは男女各一つずつの大浴場があり、時間によって入れ替わるシステムになっています。もちろん、源泉掛け流しの温泉ですよ!
では、大浴場へ入る前に…
懐かしい雰囲気の脱衣所です!清潔感もありますね。
さて、まずは「殿方風呂」を覗いてみましょう!
ガラス張りで、目の前には自然豊かな山間の景色が広がります。
この絶景が楽しめるのは昼だけですが、夜の大浴場はムーディーにライトアップしているのでこれまた雰囲気抜群です!
洗い場には、“秘湯シャンプー”なるものが…!
シリコンフリーなのにキシキシしない、髪の毛に優しいシャンプーです。
湯本館は「日本秘湯を守る会」に加盟しており、この秘湯シャンプーは秘湯の会限定なんだそう!
さて、もう一つの「婦人風呂」も覗いてみましょう。
清潔感がある、こじんまりとした婦人風呂。
こちらもいい雰囲気ですね。
宿泊の際は、ぜひ両方の内湯をお楽しみください。
貸切露天風呂を楽しもう!
湯本館へ訪れた際に必ず体験してもらいたいのが、貸切露天風呂!
渓流を目の前にした露天風呂は、まるで川と繋がっているよう。これまでも多くの利用者が感動した露天風呂です。
湯ケ島にて。ここ湯本館の露天風呂は狩野川の渓流沿いにあり素晴らしい。
— うまうさぎ (@umausagi) December 29, 2009
癒やしとグルメの旅・伊豆旅行へ。あいかわらず湯ヶ島温泉・湯本館の露天風呂と食事はサイコー(^o^)やはり年に一度は来たくなる。充電も完了したし、明日からまたがんばります!
— しょーちゃん@三十路きたこれ (@shouchan2525) July 21, 2014
対岸の山の景色を眺めたり、狩野川の渓流のせせらぎに耳を傾けながら貸切露天風呂へと足を運びます。
脱衣所はなんと屋外!でも貸切なので恥ずかしくないですね。
脱衣所を抜けて、足場に気をつけながら露天風呂へ…。
露天風呂は岩風呂仕様になっています!
そして、目の前に広がるのは…
自然に囲まれたの野天の絶景!
山間の緑のシャワー、そして目の前をダイナミックに流れる渓流に思わず感動!
本当にお風呂と一体化しているみたいですね!手を伸ばせば清流に手が届きそうな感覚です。
貸切露天風呂では、この絶景を独り占めできるんです!
山間に降り注ぐ優しい光、そして自然いっぱいの景色を眺めながらの入浴はまさに贅沢なひと時。夜にはライトアップするので、昼とは違う雰囲気を味わうことができますよ。
映画やドラマ、CMでのロケに度々使われたほどの素晴らしい露天風呂。
時間いっぱいまで思う存分楽しんでくださいね。
昔ながらの格式ある客室を覗いてみよう
もちろん日帰り入浴も素晴らしいけれど、時間が許されるならぜひ宿泊をして湯本館の魅力を味わってもらいたいんです。
まずは客室を覗いてみましょう。
小さな旅館ですが、昔ながらの趣を感じることができる雰囲気ですね。
そして客室。
客室の窓からは、山々や渓流を覗くことができます。渓流の心地よいせせらぎの音が客室にまで届いて、心もリラックス。
明治に建てられたお宿とあって、どこか昔の面影を感じることができる客室。清潔感もあり上品な客室となっています。
この細工窓、目を凝らしてみると松竹梅が描かれているんです。おしゃれですね!
「川端さん」へ行ってみよう!
さて、川端康成氏が実際に逗留した客室が当時のまま保存されているということで、そちらも覗いてみましょう。
この客室は親しみを込めて「川端さん」と呼ばれており、「伊豆の踊り子」などさまざまな資料が展示されています。
湯ヶ島温泉・湯本館にて一泊。大正時代に川端康成はここで伊豆の踊り子を執筆したとか。狩野川を望む露天風呂と料理を満喫しました。鮎の塩焼きうまい!川端康成が執筆した部屋にて歴史をかみしめました
— しょーちゃん@三十路きたこれ (@shouchan2525) August 11, 2013
まるでタイムスリップしたかのような体験。
何時でも見ていいように、一日中明かりが灯されています。
川端康成氏が遺した品々をじっくり見て回り、文学の世界に触れてみてください。
階段にも注目してみて
湯本館にはいたるところに文学の資料が展示されていますが、旅館の入り口から2階の客室へ続く階段に注目していただきたいです。
長期滞在していた川端康成さんが、こちらの階段によく腰をかけていたそうですよ。
中段あたりから見えるのは、踊り子の写真たちです。
周辺の観光スポットにも足を運んでみよう!
湯本館周辺には、「日本の滝100選」に選ばれた浄蓮の滝や、多くの文学作品に登場した天城隧道などの観光スポットが点在しています。
詳しくは当サイトおすすめの観光スポット情報をご確認ください!
いかがでしたか?
川端康成氏をはじめ多くの文豪が愛した湯本館。
時間がゆったりと流れており、現実世界から引き離された感覚になること間違いなしです!
日帰り入浴でもよし、泊まりで湯本館の魅力をたっぷり味わうもよし。ぜひ、中伊豆エリアへお越しの際は湯本館へ足を運んでみてくださいね。
本記事の情報は記事掲載時のものであり、現在とは異なっている場合がありますので、予めご了承ください。
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