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2015年秋、箱根湯本温泉に新たにオープンした「養生館はるのひかり」。“逗留宿”として誕生した養生館はるのひかりは、なんと二泊以上の宿泊限定の宿。体を休める事を第一とした旅館なんです。今は、オープン直後なので一泊から宿泊できるお試し一泊プランもあります。
一週間以上の宿泊も可能で、国産100%は当然、ほとんどが地元小田原産の野菜を中心とした献立で身も心もリフレッシュできる宿になっています。
そこで今回は、養生館はるのひかりを徹底特集!温泉はもちろんのこと、館内施設や客室まで写真付きでご紹介します。
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養生館はるのひかりまでのアクセス
交通機関を利用する場合は、「箱根湯本温泉」駅から乗り合い100円バスを利用して養生館はるのひかりへ行くことができます。
電車を利用する場合(東京方面から)
新宿駅→小田急ロマンスカーで箱根湯本温泉まで直行(約85分)
北千住駅→小田急ロマンスカーメトロはこねで箱根湯本温泉まで直行(約117分)
東京駅→新幹線ひかりorこだまで小田原駅へ→箱根登山線で箱根湯本温泉へ(約50分)
関西・東海方面からは、各駅から新幹線ひかりorこだまで小田原駅→箱根湯本温泉へ!
高速バスを利用する場合
羽田空港・横浜から行くなら高速バス「箱根湯本エアライナー」が便利です。
羽田空港国際旅客ターミナル→羽田空港国内線第2ターミナル→羽田空港国内線第1ターミナル→横浜→箱根湯本温泉
車を利用する場合(東京方面から)
小田原厚木自動車道・箱根口ICより国道1号線へ→箱根湯本駅手前「三枚橋交差点」左折
乗り合い100円バス
箱根湯本温泉から発着している乗り合いバスを利用すれば、ワンコインで養生館はるのひかりへ行くことができます。
運転手に、養生館はるのひかりへ行くことを伝えると、宿の目の前で降ろしてくれるので便利です!
まるでタイムスリップしたかのような、趣ある茅葺き屋根のお宿です。
動画でもご紹介しています!
マックスむらいの「こんなときは温泉やんか」でも、養生館を特集しています。是非御覧ください!
さっそく養生館はるのひかりへ入ってみよう
養生館はるのひかりは「逗留湯治」の宿。こじんまりとしており、閑静でプライベート感のある空間です。玄関から入って左手直ぐにあるロビーはこんな感じ。
お香の香りが漂っているのと、自然の光が入ってくる作りになっているから高級感があります。木臼を切り取った形の椅子や手前にある釜戸が、どこか懐かしい田舎に帰ってきた雰囲気を醸し出しています。
小上がりの待合スペース。中には囲炉裏があり、どこか懐かしく感じます。
温泉をチェック!
チェックインを済ませたら、さっそく温泉を堪能しましょう。建物は木造で綺麗な老舗旅館の雰囲気な一方、お風呂はモルタル打ちっぱなしのモダンな感じです。
更衣室もレトロ&モダンな空間。余分なものは全く無い、シンプルな空間です。
アメニティはコットンやクシ、ヘアゴム、歯ブラシといった基本的なものがセットされていました。
風呂は熱湯からぬる湯までこだわりの温度で源泉掛け流し
では、さっそく中へ入ってみましょう。今回ご紹介するのは男湯です。
風呂の構成はシンプルな内湯のみ。このシンプルさ、かなり考えぬかれています。
まず、温泉の癒やし効果を高めるために塩素消毒や循環ろ過、加温などを一切しない源泉掛け流し。どんどん新しい湯が入ってくるから、とても清潔な湯で安心だし、家で入る風呂と違って一切カルキの匂いがしないから本当に癒やされます。
実は、以前はこちらに露天風呂があったそうですが湯量の関係で掛け流しにできなかったそう。今回、「養生館」としてリニューアルするにあたって、湯のこだわりは外せない!と、わざわざ内湯だけにしたとのこと。最初、露天風呂無いのか・・と思いましたが、実際に入ってみると「よくぞ、ここまでこだわり抜いてくれた!」と静かに興奮してしまう、そんな温泉でした。
それでは、実際の入浴感を紹介していきます。
この浴槽3つに区切られていて、この日は奥から44度、41度、39度に調整されていました。(気温によって多少変動するようです。)
この温度がまた絶妙で、ぬるい湯から入って行くと凄くリラックスできるんです。
まず、39度の湯はまさに適温。長く入っていてものぼせない温度です。あまりの適温&いい湯で完全にリラックスしきったあまり、寝てしまうお客さんもいたとか。養生館の方も、長くじっくり入浴できて、肩の力を抜ききれる、「脱力」できる湯と仰ってました。
取材で実際に入浴しましたが、本当に永遠に入れる湯でした。あぁ、ここで本でも読んで長風呂したいな、と思ったら「そんな方もいると思って、本を数冊置いています。」とのこと。お客さんのニーズを完璧に汲み取ってると感じました。
次に、隣の41度の浴槽は少し熱め。温泉によってはこの温度が通常パターンの場所もあります。この浴槽に入って、体を少し慣らしたら次は一番源泉に近い44度。44度は入ると「お、結構熱いな」と感じる温度で、5分程入っていると汗が出始めて火照ってきます。
体が温まったら近くの椅子に腰掛けて体を冷まします。ここも、内湯にも関わらずガラス張りになっているから、露天風呂並みの開放感があるという完璧な作りです。あぁ、わかってるな・・と、一人で思わず溜息が出ていました。
ちなみにこちらの温泉の成分は以下の通り。
・温度 54.2度
・PH 8.2
・泉質 ナトリウム.カルシウム‐塩化物.硫酸塩 温泉
(弱アルカリ性 低張性 高温泉)
この温泉は、森の中にある湧き水のような匂いがほのかに香る、完全透明なやさしい湯です。
壁から浴槽まで、モルタル打ちっぱなしという珍しい作り。施工業者には絶対無理!と言われつつも強いこだわりを持って試行錯誤のもと作られたそうで、壁にはシンプルにアシの模様が描かれています。
浴槽内までモルタル作りの温泉は中々珍しく、タイルや岩風呂のように尖っている部分が全くありません。湯でやわらかくなった肌にも優しい作りで、ここにも旅館の配慮を感じました。
洗い場も、隣同士の間隔が広いのでゆったり使用できます。
養生館はるのひかりは22時に消灯しますが、ここの温泉は消灯後も利用できます。女湯は湯船が熱湯とぬる湯の二種類になっている以外の作りは同じで、窓からは岩石でできた庭を見ることができます。
ちなみに、シャンプーやボディーソープは「パックス」や「シャボン玉せっけん」等、やはり体に優しい無添加のものが設置されています。
とにかくお客様の事を考えている、そんな姿勢があらゆるところに見られる温泉でした。
次ページ : ほとんど小田原産!?究極の地野菜料理とは?本記事の情報は記事掲載時のものであり、現在とは異なっている場合がありますので、予めご了承ください。
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