【速報】VR×温泉 東大温泉サークルOKRのVR足湯が大人気!

昨年の五月祭で足湯を出店し話題となった東大OKRの五月祭、今年の企画はなんとVR温泉!源泉掛け流しの足湯と、360度VRで東大本郷キャンパスから長野の温泉にひとっ飛び!

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VRゴーグルをつけて足湯をしている女性の写真

2017年5月20日〜21日、東京大学本郷キャンパスで五月祭が開催されています!

昨年、企画として「足湯」を出店して好評を得た東大温泉サークルOKR。

今年はなんとVR(バーチャルリアリティ・仮想現実)×温泉のコラボ。

話題の最新技術を駆使した温泉サークルOKRの企画を取材してきました。

OKR×渋温泉×UTバーチャル

足湯出店ブースの受付の写真

今回の出店ブースはこちら、「渋温泉」の看板が掲げられた足湯です。

「渋温泉」の宣伝チラシの写真

「渋温泉」は、長野県の湯田中渋温泉郷(ゆだなかしぶおんせんごう)の一つで、石畳の温泉街と9軒の共同浴場の湯巡りが印象的な温泉街です。

温泉分析書の張り紙の写真

そして今回、東大温泉サークルOKRはこの渋温泉の旅館組合の全面協力のもと、なんと天然温泉をその日の朝に入れたタンクを輸送し、タンクから掛け流しで足湯として提供。

東大温泉サークルOKRの方がVRゴーグルを手に持っている写真

さらにその足湯には6台のスマホタイプのVRゴーグル!(バーチャルリアリティ空間を見るためのメガネ)

VRゴーグルをつけている女性の写真

このVRは、東京大学のVRサークル「UTバーチャル」の協力によるもので、視覚と聴覚を使って温泉を体感しようという企画なのです。

VRゴーグルをつけて足湯をしている男性の写真

実際に入ってみると、お湯は熱すぎずぬるすぎない適温です。泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉、ph4.6の単純泉ですが、お湯は明らかに水道水と異なるしっとり感です。

VRゴーグルをつけている女性の写真

そしてVRゴーグルをつけると、音、景色、触覚の3感覚で「温泉」を体感できます。

VRゴーグル内に映し出された「大湯」の画像の写真渋温泉の共同浴場の一つである「大湯」に入って、お湯に浸かりながらシーンが360度、ゴーグル内に映し出されます。両足が実際に湯に浸かっていることで、まるで自分が本当に温泉に足を入れているような気になります。

VR体験は4つのプログラムがあるのですが、編集部オススメは「地獄谷」。なんと、「温泉に浸かる猿」の目線で地獄谷温泉を楽しむことができるというもの!

猿の温泉」で有名な長野県の地獄谷温泉の「猿」になった気分になれる足湯は、全国でもここだけではないいでしょうか!?

詳しくは、ぜひ実際に体感していただくのが一番でしょう!

「信州りんごサイダー」と「信州ぶどうサイダー」の写真

また「湯上り」には、「信州りんごサイダー」と「信州ぶどうサイダー」をプレゼント。

視覚、聴覚、触覚だけでなく、味覚と嗅覚でも渋温泉を体感してもらいたい!ということだそうです。

VR足湯企画の、OKR側担当者野崎さん(右)と、UT-virtual側担当者の松迫さん(左)の写真
VR足湯企画の、OKR側担当者野崎さん(右)と、UT-virtual側担当者の松迫さん(左)

今回のこの企画の担当、OKR二期生の野崎さんによると、

「去年、普通の水道水で足湯をやりましたが、どうしたら企画をパワーアップできるだろうと考えた中で、これまでも移動足湯を実施していた渋温泉さん、そしてVRで東大を盛り上げるUT-virtualさんとコラボレーションすることができました」

「お湯を本物の温泉にしたことで、温泉が好きという方には大好評をいただいておりますし、VR足湯については予約が埋まっている時間帯もあり、嬉しい悲鳴です」

とのことでした。

また、VR制作側を担当した「UT-virtual」(UTバーチャル)副代表の松迫さんは、

「普段、視覚的に見るだけのVRですが、こうした視覚・聴覚以外の感覚を使ったVRを作るのは初めてなので、新しいVRの形を作ることができて楽しかったです」

と話されていました。

UT-virtualについて

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UT-virtual代表で株式会社GATARI社長 竹下俊一さん

今回、OKRとの共同企画でVRの制作と機材提供を担当した東京大学VRサークル「UT-virtual」(UTバーチャル)は、現役東大生ながら株式会社GATARIの代表 竹下俊一さん率いる、東大唯一のVRサークル。

この五月祭でも、VRを使ったオリジナルゲーム体験会を開催。

体験料は1回500円、09:00~18:00の間、東京大学本郷キャンパス工学部1号館2階17講義室で実施しています。

「Alice in VR-land」と「人生八方ふさがり」のゲーム内容を紹介している紙の写真

ちなみに人気ゲームは、不思議の国のアリスになった気分で、身体が大きくなったり小さくなったりしてお子様に人気の「Alice in VR-land」、そして大人に人気なのはVR銃で迫り来る恐竜を撃退するシューティング「人生八方ふさがり」の2作品だそうです。

ぜひVR足湯と併せて楽しんでみてください!

※当取材は東京大学五月祭実行委員会の取材許可、及びモデルの撮影許可を得て行っています。


本記事の情報は記事掲載時のものであり、現在とは異なっている場合がありますので、予めご了承ください。

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大谷優介

大谷優介

Yutty!編集長、歴史トラベルライター。歴史と入浴文化を中心に世界各地を取材。元温泉ホテル設備管理者。水利用施設環境衛生士、温泉健康指導士。えにし書房『台湾へ行こう! 見えてくる日本と見えなかった台湾』(藤田賀久, 大谷優介/平賀匡)著、集英社「週刊プレイボーイ」『新世代スーパー銭湯対決!』取材協力など。