【台北】烏来温泉が日本人に超オススメな8の理由【台湾編】

今回は、「台湾一の日本式温泉がある」「台北から近い」そんな「烏来温泉」の魅力を余すところなくお伝えします!

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2020年6月14日改訂

(現在Yutty!では、新型コロナウイルスの影響を受け、昨年以前に取材した施設を再構成して掲載しています)

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皆さんは台湾の首都台北にある大自然に囲まれた温泉地「烏来(ウーライ)温泉」をご存知でしょうか?

「聞いたことない」「知ってるけど行ったことがない」そんな皆さんに、今回は「烏来温泉が日本人に超オススメな理由」を8個に分けてご紹介します!

台湾の首都台北にある大自然の写真

※本記事の温泉写真は注釈のあるものを除き、すべてYutty!編集部が許可のもと撮影したものです。媒体を問わず、あらゆる無断引用を禁じます。

① 台湾一の日本式温泉がある

烏来温泉へ行くなら絶対に絶対に寄ってほしい編集部超オススメの日帰り温泉がこちら、

巨龍山荘温泉会館

巨龍山荘温泉会館の外観の写真

烏来温泉郷の少し手前、5分ほど戻ったところにある【巨龍山荘】(きょりゅうさんそう)は、烏来渓谷のほとりにたつ温泉です。
なんとこちら、日本と同じ「裸」で入れる「日式温泉」

雄大な景色と温泉の写真

雄大な景色を眺めながら温泉につかる男性の写真

台湾にも日本式の温泉はいくつかありますが、そのほとんどは「個室」か「室内」。開放的で眺望のある温泉といえば「水着SPA」が普通の台湾で、この雄大な渓谷を眺めながら裸で入れる温泉は編集部の知る限り台湾でもここだけ!

温泉につかる編集長の写真

男女別の大浴場は500台湾元(日本円で約1800円)、シャンプーや石鹸もあり、タオルの貸し出しもしてもらえます。

巨龍山荘のレストランの写真

巨龍山荘自慢の「お茶料理」の写真
お茶の葉料理は健康的でおいしいと評判だ

巨龍山荘の食事メニューの写真

また昼食は烏来老街で食べるのもいいですが、こちら巨龍山荘自慢の「お茶料理」も、香ばしいお茶のかおりに包まれた多彩なメニューでオススメですよ。

バス停にバスが停車している写真

アクセスは849バスの「巨龍山荘」バス停下車すぐ。帰りのバスはとても混み合うので、オススメは往路。もし帰りに寄る場合は、一度バスターミナルに戻って新店・台北行のバスに乗ると良いですよ。

施設名 : 巨龍山荘
住所 : 台北縣新北市烏來區新烏路五段60號 [地図]
アクセス : 路線バス「巨龍山荘」下車すぐ
営業時間 : 8:00〜23:00
公式URL : https://www.facebook.com/chulung.clr/
電話番号 : +886-2-2661-6333
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : 500TWD(大衆湯)〜
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり

※浴場内は特別な許可を得て撮影しています

ファミリー・カップルなら【国際岩湯】

国際岩湯の看板の写真

国際岩湯の写真

男女別の巨龍山荘に対し、ファミリーやカップルで和気藹々と楽しむのにオススメは【国際岩湯】
こちらは烏来老街のど真ん中にあり、ちょっと温泉に寄るのでもOK!

国際岩湯の温泉の写真

国際岩湯の浴槽の写真

烏来渓谷を眺めながら入る清潔で開放的な露天温泉では、テラスで食事やコーヒーを楽しむこともできます。水着着用で入浴は日本人にとってはちょっと違和感があるかもしれませんが、お風呂に入ってそのまま食事ができるのは水着SPAの魅力ですね!

国際岩湯の露天風呂の写真

テラスにコーヒーが用意されている写真

施設名 : 国際岩湯
住所 : 新北市烏來區烏來街22號[地図]
アクセス : 烏来バスターミナルから徒歩5分
営業時間 : 10:00〜22:00
公式URL : https://www.facebook.com/yentownhotspring
電話番号 : +886-2-2661-6351
定休日 :

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入浴料 : 400TWD(大衆水着SPA)〜
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり
水着の販売 : あり

② 台北から近い!

台北市の南に位置する烏来温泉は、台北MRTの新店駅から路線バスで40分。台北駅からは同じく路線バスで約60分です。料金は台北ー烏来観光大橋で45元(約200円)。

そしてこのバスはなんと時間帯によっては15分に1本も出ていて、路線も1つしかないので、「乗るのが難しい」と言われる台湾のバスではかなりわかりやすい路線、となっています。

バス乗り場の写真

また3人以上の場合はタクシーも便利。新店から烏来までであれば600台湾元(日本円で約2,300円)の定額運賃ですので、割り勘すればとってもおトク!

③ 大自然が綺麗!

台北からバスで一本のアクセスなのに、烏来は大自然に囲まれています!

大自然に囲まれた烏来の写真

森林のマイナスイオンを浴びて、温泉に入って、美味しいものを食べて、台湾を満喫には最適です。

そして烏来老街からさらに10分ほど奥に入った場所にあるのが、瀑布エリア。

台湾一の滝「烏来瀑布」の写真

こちらには「台湾一の滝」とも称される「烏来瀑布」があり、その雄大な景色は、見るものを圧倒します。

台湾一の滝「烏来瀑布」を正面から撮影した写真

そしてなんと、この烏来瀑布を独り占めしながら温泉に入れるホテルがあるんです。

那魯灣溫泉渡假飯店の外観の写真

その名も、【那魯灣溫泉渡假飯店】(なろわんおんせんとかはんてん)

那魯灣溫泉渡假飯店の室内の写真

那魯灣溫泉渡假飯店の浴槽の写真

那魯灣溫泉渡假飯店の食事中でも見える「烏来瀑布」の写真

こちらは部屋付きの露天風呂が人気のリゾートホテル。部屋やレストランなど、どこからでも「烏来瀑布」が見えるので、烏来に宿泊するなら是非泊まっていただきたいホテルです。

施設名 : 那魯灣溫泉渡假飯店
住所 : 台北縣烏來鄉烏來村瀑布33號[地図]
アクセス : 烏来台車瀑布站から徒歩もしくは烏来バスターミナルからタクシー。
営業時間 :
公式URL : http://www.ezbooking.com.tw/Hotel/aboutus.aspx?cid=naluwanclr
電話番号 : +886-2-2661-6000
定休日 :

詳細を読む

入浴料 : 日帰りなし
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : あり

④ 食べ物が美味しい!

グルメな台湾ですが、烏来温泉にも美味しいものがたくさん。

烏来名物「いのししソーセージ」を焼いている写真

とくに烏来名物として人気なのは、「いのししソーセージ」。老街の一番奥にあるお店が最も人気なお店らしいです。そのほか、タイヤル族の伝統料理である竹筒飯川エビの炒め物は絶対に味わってほしいです!

タイヤル族の伝統料理の写真
手前が「竹筒飯」。もち米がとても香ばしく蒸されている。

また、お酒好きにはタイヤル族の伝統的なお酒「粟酒」がオススメ!

タイヤル族の伝統的なお酒「粟酒」の写真

日本酒のような杏酒のような、不思議な味の粟酒は女性にもとっても飲みやすく、するする飲めてしまいますよ。

⑤ 乗り物が楽しい!

烏来台車

烏来台車の写真

烏来の大人気アトラクションといえば、「烏来台車」

こちら、かつて日本の三井財閥が林業のために敷設したトロッコを、観光用に利用しているもので、老街エリアから瀑布エリアを約5分で結ぶ唯一の公共交通機関になります。

日本のトロッコでは考えつかないほどの速さで走る烏来台車、休日には大人気で行列ができるほど!。

雲仙樂園ロープウェイ

雲仙樂園ロープウェイの写真

烏来瀑布に到着すると見えてくるのが、「滝登り」のように上空へ舞い上がっていく雲仙樂園ロープウェイ

雲仙樂園ロープウェイの写真

こちら、山の上に作られたリゾートテーマパークである雲仙樂園と、瀑布エリアを結ぶロープウェイです。

山頂の展望台からの景色の写真

雲仙樂園を訪れるわけでなくても、このロープウェイは是非楽しんでいただきたいところ。山頂の展望台からの景色も素晴らしいですよ。

店舗名 : 雲仙樂園ロープウェイ
住所 : 233 台湾 New Taipei City, Wulai District, 瀑布路1-1號[地図]
アクセス : 烏来台車瀑布站から徒歩もしくは烏来バスターミナルからタクシー
営業時間 : 09:00〜22:00(ロープウェイ)
公式URL : http://www.yun-hsien.com.tw/webj/html/information/index.aspx
電話番号 : +886-2-2661-6383
定休日 : なし
料金 : 大人220TWD(入場料含む)

⑥ 台湾の歴史を知れる!

烏来はもともと「原住民族*」の「タイヤル族」の人々が住んでいた土地。烏来温泉の由来となっている「ウーライ」という言葉も、本来はタイヤル族の言葉で「熱い湯」を指す言葉。彼らから「ウーライ!ウーライ!(熱いよ!)」という言葉を聞いた漢民族が地名と勘違いして「烏来」という地名にしたのだという伝説も。

烏來泰雅民族博物館

烏來泰雅民族博物館の館内の写真

そんな烏来には、現在でも多くの「原住民族」をルーツとした人々が住んでおり、烏来老街には彼らを含めた台湾「原住民族」の歴史や暮らしなどを展示した「烏來泰雅民族博物館」(たいやるみんぞくはくぶつかん)があります。ここでは映像やたくさんの展示物で、台湾と「原住民族」の歴史について深く知ることができます。

店舗名 : 烏來泰雅民族博物館
住所 : 233 台湾 New Taipei City, Wulai District, 烏來街12號[地図]
アクセス : 烏来バスターミナルから徒歩5分
営業時間 : 09:30〜17:00(土日は〜18:00)
公式URL : http://www.atayal.ntpc.gov.tw/
電話番号 : +886-2-2661-8162
定休日 : 第一月曜日、年末年始

「原住民族」ミュージカル

「原住民族」ミュージカルの写真

「原住民族」ミュージカルの写真烏来瀑布周辺には、【那魯灣溫泉渡假飯店】に併設した烏来活力村の「GaGa国際劇場」などの「原住民族」の歴史を上演するミュージカル劇場もあり、観光客に大人気です。

「原住民族」ミュージカルの写真
最後は観客も参加して踊る

店舗名 : 烏来活力村
住所 : 台北縣烏來鄉烏來村瀑布33號[地図]
アクセス : 烏来台車瀑布站から徒歩もしくは烏来バスターミナルからタクシー。
営業時間 : ミュージカルは10:00、15:00の二回上演
公式URL : https://www.facebook.com/CLR.NLW/
電話番号 : +886-2-2661-6000
定休日 : 要問合せ

*「原住民族」は台湾での正式な呼称です。

日本との関係も深い烏来

烏来林業生活館の外観の写真

日本統治時代は、三井財閥が中心となって烏来から木材を輸送する林業が盛んになりました。瀑布エリアの老街には【烏来林業生活館】があり、「烏来台車」を含めた烏来と林業、そして日本の歴史について学ぶことができます。

店舗名 : 烏来林業生活館
住所 : 烏來區瀑布路1-2號[地図]
アクセス : 烏来台車瀑布站から徒歩もしくは烏来バスターミナルからタクシー
営業時間 : 9:00〜17:00
公式URL : https://www.facebook.com/wulai.localvoice/
電話番号 : +886-2-2661-6780
定休日 : 火曜日

⑦ 台湾の人々と触れ合える!

※【烏来熱力温泉】は安全のため残念ながら2017年5月に閉鎖されました。今後、代替施設の設置が予定されています。

烏来熱力温泉の写真

烏来の人々はみんなあったかいです。現在、烏来には「原住民族」をルーツとした人々と、台湾人の人々がともに暮らしていますが、皆さん日本人にもとっても好意的。

とくに台湾の人々の温かさに触れることができるのが、烏来渓谷に造られた野渓温泉【烏来熱力温泉】

烏来熱力温泉の写真

なんとこちら、住民の皆さんによって維持されている無料の公共浴場なんです(水着着用)。

日本も台湾も、地元の公共浴場は旅行者がちょっと入りづらいのも事実・・・

でも、ここ烏来の野渓温泉ならそんな心配はありません!

どう入ればいいか分からなければ、常連客の皆さんが身振り手振り、そして日本語で色々と教えてくれます。

烏来熱力温泉の写真

地元のおじさんによると、最近は川の中で騒ぐなど、マナーの悪い外国人客が増えているとも。

日本人として、マナーを守って楽みたいところですね。

※【烏来熱力温泉】は安全のため残念ながら2017年5月に閉鎖されました。今後、代替施設の設置が予定されています。

⑧ 台湾の魅力がすべてつまってる!

今回ご紹介した烏来温泉は、美食、温泉、歴史、自然・・・・凝縮された台湾の魅力がすべてつまっています。

「台北市内はちょっと飽きたな〜」とか「台湾の温泉行ってみたいな〜」という皆さん、ぜひ烏来温泉を訪れてみてください!

「福徳寺」の写真
バス停から吊り橋を渡ったところにある「福徳寺」。ぜひ台湾式のお祈りで旅の安全祈願を。

取材のお礼とインタビュー

巨龍集団総経理 張銘義さん
巨龍集団董事長 高淑敏さん

今回の烏来温泉の取材では、巨龍リゾートグループ代表であり、烏来観光発展協会理事長として烏来の発展に一心を注ぐ張銘義さん、そして巨龍温泉山荘の女将であり烏来区議会議員・元観光協会理事長である奥様の高淑敏さんには、事前の調整から当日のご案内まで多岐にわたりお世話になりました。

お二人とも日本の温泉が大好きで、張代表は40回以上も日本を訪れたことのある日本フリークです。日本式の温泉である巨龍温泉山荘は、浴室のつくりから接客サービスまで、日本各地の名湯や旅館を参考にしています。

現在の烏来温泉の発展は、巨龍グループの発展と共にありました。日本時代に林業と温泉で栄えた烏来は、戦後の中国国民党による統治で衰退していました。しかし張代表のお父様がこの地のポテンシャルに注目し、1968年から開発が始まりました。

当時高校生だった張代表はその後お父様の志を受け継ぎ、烏来を「温泉王国」と言われるリゾート地に発展させました。

インタビューのなかで張さんは「日本人にとって台北の温泉といえば北投温泉で、まだまだ烏来に来てくれる方は少ないです。でも烏来には歴史があり、グルメがあり、何より日本式の露天温泉があります!ぜひ日本の方には烏来に来ていただきたいです」とおっしゃっていました。

また、台湾唯一の離島温泉として知られる「緑島朝日温泉」も巨龍グループが経営しています。こちらもぜひ日本人には訪れて、台湾の綺麗な海と満点の星空を体感してほしいとのことでした。

編集部の個人的な感想ですが、今回取材した烏来温泉の「巨龍温泉山荘」は、台北で最も開放的な温泉であると思いました。そもそも台湾には全裸で入れる日本式の温泉が多くありません。さらに眺望の美しい露天風呂となると、台湾全土でも数えるほどしかないでしょう。だからこそ、もっと日本の人々に烏来温泉の魅力を知ってほしい!そう思ってこの記事を書きました。

また浴室撮影に際しては、巨龍温泉山荘・国際岩湯に入浴中の皆様に撮影の快諾をいただき、とても充実した取材となりました。

張代表、高女将、そして温泉の皆様、取材へのご協力ありがとうございました!


本記事の情報は記事掲載時のものであり、現在とは異なっている場合がありますので、予めご了承ください。

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大谷優介

大谷優介

Yutty!編集長、歴史トラベルライター。歴史と入浴文化を中心に世界各地を取材。国内では現在「銭湯」にスポットを当て鋭意入浴中。えにし書房『台湾へ行こう! 見えてくる日本と見えなかった台湾』(藤田賀久, 大谷優介/平賀匡)著、集英社「週刊プレイボーイ」『新世代スーパー銭湯対決!』取材協力など。