【台湾編】南部のマリンリゾート&キノコ温泉でパワーアップ!【動画レポ】

今回は「高雄」エリアの「謎のキノコ温泉」!? 陽気な気分でパワーアップできる台湾の温泉リゾートについてです!

25846

taiwan-botan-44

以前Yutty!でご紹介した100年の歴史を持つ温泉宿【清泉温泉旅館】(こちらの記事を参照のこと)。こちらは日本時代の歴史を保存する少しシブめの温泉旅館でしたが、今回はこの清泉と同じく四重渓温泉にある、おしゃれなバリ風リゾート温泉【四重溪牡丹風情温泉行館】(しじゅうけい ぼたんふぜいおんせんぎょうかん)をご紹介します!

四重溪牡丹風情温泉行館の入り口の写真

▼紹介動画▼

四重渓温泉の歴史と概要

四重渓の風景の写真

「台湾四大名湯」の一つと呼ばれる四重渓温泉(しじゅうけいおんせん)はとても歴史のある温泉地で、保養地としての歴史は清朝時代(1683年〜1895年)に遡ると言われています。その後、日本統治時代(1895年〜1945年)に温泉地として開発が進みました。

そして、昭和天皇の弟で、今上天皇の叔父にあたる高松宮宣仁親王が1930年に新婚旅行で四重渓温泉を訪れ、一躍有名になりました。

ここ四重渓温泉は台湾第二の都市「高雄」と、台湾一のマリンリゾート「墾丁」(こんてい)の中間にありますが、今回ご紹介するのは、その墾丁で台湾の海を満喫したあとに訪れるのにぴったりなリゾートホテルです。

四重溪牡丹風情溫泉行館について

四重溪牡丹風情溫泉行館の入り口の写真

四重渓温泉は、車で5分しないほどのエリアに温泉旅館やレストランが立ち並んでいます。

そんな、四重渓温泉のもっとも奥の街はずれ、そこを境にほとんど建物がなくなり、大自然が広がる場所にあるホテルが四重溪牡丹風情溫泉行館(以下「牡丹風情温泉」)です。そこから車で10分ほど山奥に進んだところに「牡丹郷」と呼ばれるパイワン族の集落があることからこの名前がつけられています。

牡丹風情温泉の外観の写真

牡丹風情温泉の外観は、バリ風リゾートのロビー棟と日本風の宿泊棟という少し不思議な造り。

館内は仮面、人形、家具、服飾品などさまざまな調度品がバリ風に統一。台湾なのにバリというなかなかミステリアスな空間が広がっています。

牡丹風情温泉の館内の写真

牡丹風情温泉の館内の写真

さらに陽気なホテルのスタッフは、なぜかみなさんアロハシャツと、台湾×バリ×ハワイという豪勢な組み合わせ。

牡丹風情温泉のホテルスタッフさんの写真
ホテルスタッフと、ご満悦な取材班の上田部長

謎のキノコ温泉!?

アジアンSPA

牡丹風情温泉の露天SPAは混浴。水着を着て入ります。

牡丹風情温泉の露天SPAの写真

無色透明ですがアルカリ性炭酸泉で、pH7.62のトロトロのお湯とともにいくつもの浴槽が広がっています。ジェットバス、バブルバスといったよくあるものから、ドクターフィッシュ浴槽まで。

見所は、このナゾのキノコ温泉。

牡丹風情温泉のキノコSPAの写真

キノコから水が流れ落ち、パイワン族をイメージした銅像から水が吹き出します。

牡丹風情温泉のキノコSPAの写真

夜になるとさらにそのアゲアゲなムードが広がります。

子どもプール

ファミリー利用で注目したいのはプールエリア。SPAだけでなく、子供達も満足の用具付きプールもあります。

牡丹風情温泉のプールエリアの写真

貸切風呂

牡丹風情温泉の個人風呂の写真

また別料金にはなりますが、裸で入れる露天風呂つきの貸切風呂もあります。

客室も温泉付き

牡丹風情温泉のスイートルームの写真

牡丹風情温泉は客室も見逃せません!

牡丹風情温泉の客室からみえる牡丹郷の山々の写真

客室からは、牡丹郷の山々が一望!!

こんな景色を見ながら温泉に入れたらなーと思いません?

それが、あるんです!!!!

牡丹風情温泉の半露天と室内の温泉浴槽の写真

こちらのスイートルームには、半露天と室内の温泉浴槽が付いており、蛇口をひねるとふわっと卵臭。源泉掛け流しの天然温泉で四重渓の山と空を独占できます。

牡丹風情温泉の洗面台の写真

牡丹風情温泉のすごし方

牡丹風情温泉は、「1日をホテルで過ごせる」ことを前提にしています。朝食、夕食はもちろん、連泊中に希望すればランチの軽食もサーブしてもらえます。

牡丹風情温泉の軽食の写真

部屋でまったりするもよし、広いSPAで温泉に浸かるもよし、もちろん観光へ出ることも可能です。

牡丹風情温泉の貸し出し自転車の写真

四重渓の大自然を満喫するには、貸し出し自転車もオススメ!

牡丹風情温泉の茶葉蛋の写真「茶葉蛋」は台湾でよく食べられているゆで卵。八角の香りがクセになる、美味しいゆで卵を滞在中にぜひ味わってみてください。

夕飯は土地のものを土地の食べ方で!

牡丹風情温泉の夕飯の写真

牡丹風情温泉の夕飯は、海の幸、山の幸を豪勢に調理したオリジナルメニュー。いわゆる台湾料理とも少し違っていて、肉や魚の素材を活かした味付けになっています。

牡丹風情温泉の食堂の写真

アクセス

四重渓温泉へは、高雄市内・枋寮駅から共同運行高速バス「墾丁快線」もしくは「墾丁線」に乗り1〜2時間、「車城」で下車。

バスの側面の写真

車城からは屏東客運の墾丁街車(黄線)の路線バスもありますが、宿泊の場合はホテルの送迎車、日帰りの場合はタクシー利用がおすすめです。

詳細情報

施設名 : 四重溪牡丹風情温泉行館 The Mudan
住所 : 944 台湾 Pingtung County, Checheng Township, 溫泉路251-68號[地図]
アクセス : アクセスの項を参照
営業時間 : 大衆湯の日帰り入浴 平日09:00~22:00 土日09:00~23:00
公式URL : http://themudan.cheap.com.tw/
電話番号 : +886-8-882-3588 定休日 : なし

詳細を読む

入浴料 : 大衆湯300TWD、個人風呂800TWD〜
シャンプーの有無 : あり
ドライヤーの有無 : あり
レンタルタオルの有無 : 

台湾一のマリンリゾート!

さて、ここからは【牡丹風情温泉】といっしょに、カップルで、ファミリーで、グループで楽しんでほしい「墾丁」の観光情報をほんの少しお届け!

墾丁国家公園

墾丁国家公園の写真

墾丁国家公園は風光明媚な台湾一のマリンリゾート!今回はその中でも、牡丹風情温泉と併せて楽しみたいYutty!編集部おすすめのスポットをご紹介します。

国立海洋生物博物館

国立海洋生物博物館の外観の写真

国立海洋生物博物館の水槽の中で泳ぐ魚達の写真

「国立海洋生物博物館」は台湾最大級の水族館。3Dメガネを使った古代海洋生物館も見ものです。

水族館から見える夕焼けの写真

また水族館から見える夕焼けは格別!ぜひ旅の最後にいかがですか?

南湾ビーチ

シュノーケリング体験(筆者)の写真
シュノーケリング体験(筆者)

常夏の台湾ですが、じつはマリンスポーツが楽しめる場所はそれほど多くありません。しかし内湾ビーチ周辺であればサーフィン・スキューバダイビングなど楽しむことが可能です!

魚が並べてある写真

また内湾ビーチからすぐの後壁湖ヨットハーバーは海鮮料理の宝庫!新鮮な魚介類を使った刺身・焼物・煮物を思う存分味わうことができます。海の中を眺められる潜水艇の乗り場もこちらです。

鵝鑾鼻公園

鵝鑾鼻公園の写真

台湾最南端の灯台があるのが鵝鑾鼻(がらんび)公園。灯台の中は見学が可能です。

鵝鑾鼻灯台と筆者の写真
鵝鑾鼻灯台と筆者

また鵝鑾鼻灯台から約1km、遊歩道を進んだ場所にあるのが台湾最南端の碑。ぜひ鵝鑾鼻灯台と併せて訪れてくださいね。

その他にも見所はたくさん!

墾丁大街の一コマの写真
墾丁大街の一コマ

墾丁国家公園はその他にも見所がたくさん!台湾ならではの夜市が楽しめる墾丁大街、新鮮な牛乳を使ったスイーツが楽しめる墾丁牧場、さまざまな植物や天然の鍾乳洞が楽しめる墾丁森林遊楽区、トレッキングやハイキングに最適な満州郷など、、、

食に海に大自然に!いろいろなアクティビティが楽しめる墾丁をぜひ訪れてみてください!

おわりに

マリンリゾート「墾丁」とあわせて滞在するのにぴったりな「牡丹風情温泉」、いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介した四重渓温泉や墾丁以外にも高雄周辺には台湾の魅力がつまったスポットがたくさんあります!ぜひ台湾リピーターのみなさんは台北だけでなく、高雄まで足を伸ばしてみてください!

taiwan-botan-46

編集後記

taiwan-botan-7

上田部長
いやー!森の中のキノコ温泉、最高や!!
もう一つの取材先「清泉温泉」も日本風でよかったけど、ここはまた違って元気をもらえる温泉よね!
編集長
そうですね!
スタッフさんもみなさん陽気で明るくて、滞在していて楽しくなる温泉でしたね
上田部長
まさにマリオの「キノコ」やないけど、温泉入ってパワーアップ!できるところやね
taiwan-botan-8
スタッフとキノコ温泉にご満悦の上田部長・取材班

関連リンク

【台湾編】高雄、皇族が愛した100年の宿〜四重渓温泉 清泉日式温泉旅館【動画レポ】

【台北】烏来温泉が日本人に超オススメな8の理由【台湾編】


本記事の情報は記事掲載時のものであり、現在とは異なっている場合がありますので、予めご了承ください。

【台湾編】南部のマリンリゾート&キノコ温泉でパワーアップ!【動画レポ】

The following two tabs change content below.
大谷優介

大谷優介

Yutty!編集長、歴史トラベルライター。歴史と入浴文化を中心に世界各地を取材。元温泉ホテル設備管理者。水利用施設環境衛生士、温泉健康指導士。えにし書房『台湾へ行こう! 見えてくる日本と見えなかった台湾』(藤田賀久, 大谷優介/平賀匡)著、集英社「週刊プレイボーイ」『新世代スーパー銭湯対決!』取材協力など。