記者オススメ!土日も入れる有馬温泉の日帰り入浴ベスト5選

大阪や神戸からアクセス抜群の日本を代表する兵庫県「有馬温泉」。その中でもおすすめの日帰り温泉をご紹介します。

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平日も土日も、有馬温泉に行こう

その昔から「西の大関」(かつての相撲の最高位)として草津温泉に次ぐ人気の兵庫県・有馬温泉

むしろ、黄土色に濁ったナトリウム鉛泉(金泉)とシュワシュワなラジウム鉱泉(銀泉)の両方が同時に楽しめる有馬温泉は、泉質に限ったもので言えば草津温泉をも凌ぐとも。

しかし!

有馬温泉は神戸市外や大阪からのアクセスも良く、日帰りに向いているにもかかわらず、じつは日帰りで入浴するのにはハードルが高いとも言われています。

というのも、有馬温泉の多くの旅館が、観光客の多い土日や祝日には、日帰りの入浴を受け入れていないのです!

そこで!!今回はYutty!編集部が直接取材した、土日や祝日でも入れるオススメの日帰り温泉をご紹介します。

その1 本当は紹介したくない【竹取亭別邸康貴】

竹取亭別邸康貴の外観の写真
Yutty!編集部撮影

竹取亭別邸康貴】は有馬温泉街の中腹にあるとっても小さな日帰り専門温泉です。高級旅館を営なむ竹取亭円山が運営する施設で、日帰り専門とは思えないほど立派な純和風の建物になっています。

竹取亭別邸康貴の靴箱の写真
靴箱はレトロなデザイン。靴箱がいっぱいになると入場制限がかかる – Yutty!編集部撮影
竹取亭別邸康貴の館内の写真
ベンチと成分表があるだけの館内 – Yutty!編集部撮影

湯船は金泉・銀泉の内湯、金泉の半露天風呂の計3つあるのですが、それぞれ1~2名が入ったらいっぱいになってしまいます。脱衣所もかなりコンパクトに作られているので、なんと男湯に至っては5人で入場制限がかかってしまうんです!

竹取亭別邸康貴の女湯の写真
やや広めの女湯(出典: 竹取亭別邸康貴 公式ウェブサイト より)
竹取亭別邸康貴の男湯の写真
男湯は3人入ればもういっぱいに・・・(出典: 竹取亭別邸康貴 公式ウェブサイト より)

なので、せっかく訪れても、入場するまでに待つこともあるかもしれません。でもたったの1000円でこの雰囲気が味わえるなら、多少の待ち時間は苦になりません。

竹取亭別邸康貴の露天風呂の写真
半露天風呂(出典: 竹取亭別邸康貴 公式ウェブサイト より)

つまり訪れる人が多いほど、ゆっくり楽しめなくなってしまうので・・・本当は紹介したくない日帰り温泉なのです(笑)

竹取亭別邸康貴の休憩スペースの写真
Yutty!編集部撮影

湯上りには、館内のバーカウンターでコーヒーや「有馬温泉サイダー」を飲みながら休憩することができます。

竹取亭別邸康貴

有馬温泉のほぼ中央に位置し、金泉と銀泉の両方をリーズナブルに楽しめる。コンパクトながら最高の雰囲気。

住所: 兵庫県神戸市北区有馬町1401

アクセス: 有馬温泉駅より徒歩10分

入浴料: 大人1000円(タオル別売り)

  • 天然温泉
  • 露天温泉
  • 掛け流し
  • 貸し切り
  • 日帰り
  • サウナ
  • 送迎バス
  • 駐車場

その2 有馬一の濃厚泉質【かんぽの宿有馬】

かんぽの宿有馬の外観の写真
Yutty!編集部撮影

「有馬一の泉質」と呼ばれている【かんぽの宿 有馬】は有馬温泉街の最も奥、高台にある温泉宿です。

かんぽの宿有馬の浴場の写真
出典: かんぽの宿有馬 公式ウェブサイト より

浴室はそれほど大きくありませんが、有馬特有の「金泉」の湯を楽しめます。

かんぽの宿有馬の温泉管の写真
Yutty!編集部撮影

濃度が高く、すぐ錆び付いてしまうため、温泉を引くパイプは一週間ごとに付け替えないといけないのだとか。「有馬一の泉質」と言われる理由はそのお湯の濃さにあるんですね。

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Yutty!編集部撮影

【かんぽの宿 有馬】へは神戸電鉄有馬温泉駅から徒歩で20分ほど。賑やかで風情ある温泉街を抜けていくので、飽きることなく行くことができます。しかし、かなり急な坂も登ることになるので、体調のすぐれない方や大きな荷物のある方は、駅からタクシーを使うことをお勧めします。

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Yutty!編集部撮影

六甲山ロープウェイや登山口に近いので、登山帰りの方にも大人気です。そのため下山してきた登山客の皆さんで16時前後はとっても混み合っていました。

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Yutty!編集部撮影

なんと日帰りでも20時まで入浴ができるので、遅くなっても安心です。

かんぽの宿有馬の注意ポスター
なんと入浴の注意ポスターは6ヶ国語! – Yutty!編集部撮影

かんぽの宿 有馬

有馬温泉街の最も奥に位置するかんぽの宿。有馬温泉で最も良い泉質を持つと言われている。

住所: 兵庫県神戸市北区有馬町1617−1

アクセス: 有馬温泉駅から徒歩30分/タクシー5分

入浴料: 大人800円〜(タオル別売り)

  • 天然温泉
  • 露天温泉
  • 掛け流し
  • 貸し切り
  • 日帰り
  • サウナ
  • 送迎バス
  • 駐車場
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本記事の情報は記事掲載時のものであり、現在とは異なっている場合がありますので、予めご了承ください。

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大谷優介

大谷優介

Yutty!編集長、歴史トラベルライター。歴史と入浴文化を中心に世界各地を取材。元温泉ホテル設備管理者。水利用施設環境衛生士、温泉健康指導士。えにし書房『台湾へ行こう! 見えてくる日本と見えなかった台湾』(藤田賀久, 大谷優介/平賀匡)著、集英社「週刊プレイボーイ」『新世代スーパー銭湯対決!』取材協力など。